ノートPCやミニPCを展開する中国ブランドの「T-BAO」より、電源ボタンと上部の「MINI PC」およびサイトのイルミネーションを大きな特徴とするミニPC「R5」が販売されています。
上の画像の左上にダイヤルがありますが、サイレントモード、バランスモード、パフォーマンスモードに切り替えることができ、CPUは6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 5600U、Banggoodで販売のモデルは メモリ 16GBに SSD 512GBと、ミドルレンジからハイエンド寄りです。また、上の画像では大きく見えますが、長辺は15.6cmとコンパクトさも兼ね備えています。
T-BAO R5のスペック
T-BAOの製品はAmazonなどの国内通販で展開されていないため、初めて認識する方も多いと思いますが、海外通販では古くからノートPCなどを展開しており、AMD RyzenのミニPCを他ブランドより早く展開したのも「T-BAO 」です。
さて、「T-BAO R5」のスペックは以下となります。
CPU | AMD Ryzen 5 5600U、6コア12スレッド、最大 4.2GHz |
GPU | AMD Radeon Graphics 7 1800MHz |
メモリ | 16GB DDR4-3200MHz、2スロット |
ストレージ | 512GB M.2 2280 PCIe SSD、M.2 PCIe SSDの空きスロットあり |
WiFi | WIFI6 -802.11AX |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | 4 × USB 3.0、USB Type-C(映像出力対応)、HDMI、DisplayPort、有線LAN |
サイズ | 13.3 x 15.6 x 7.2cm、58ag |
OS | Windows 10 |
その他 |
▲▼当サイトで取り上げた AMD Ryzen 5 5600Uを搭載するPCは上記の「Lenovo Yoga Slim 760」がありますが、Ryzen 5 5600UのGeekbench 5のスコアは「シングルコア 1213、マルチコア 5288」。所有するPCのうち、スコアが近いものでは以下のCore i5 9500F / NVIDIA Geforce GTX1050 Tiを搭載する「MINISFORUM H31G」が該当し、普段使いでは M1 MacBook Airと遜色ないほどにキビキビと動作します。
▼サイドから内部にアクセスすることができ、PCIe M.2 SSDポートを2つ(1つは空き)、メモリスロットを2つ(Banggoodで販売のモデルは16GBですが、おそらく 8GB x 2)備えています。なお、2.5インチ SSD /HDDの記載がなく、増設できないだろうと思われます。
▼映像出力はHDMI / DisplayPort / USB Type-Cの3系統、USBは 3.0 x 4と、拡張性・ポート類はこのクラスのミニPCとしては一般的。
▲冷却対応としては、高回転の静音ファン + 銅製のヒートシンクとあります。ただし、以下のTech Tabletsの動画レビューでは、モードをパフォーマンスモードにすると、ファンがやかましいとあります。
外観
イメージ画像では大きく見える製品ですが、上の画像やTech Tabletsの動画レビューであるとおり、意外とコンパクトな製品です、製品サイズは13.3 x 15.6 x 7.2cmとあり、長辺と厚みが以下の一般的なミニPCよりも やや大きい程度です。
▼電源オン・動作時にはグリーン、スリープ時(?)にはレッドのイルミネーションが特徴のボディです。トップの「MINI PC」のイルミは好き嫌いの分かれるところでしょうか。私としては ないほうが好みです。
▼電源オフ時のシルバーの電源ボタンはクールです。ポート類が縦に並んでいるため、複数の機器を接続した場合にはコードが煩雑になるのでは、と余計な心配もあります。
価格
2022年8月24日時点のBanggoodの販売価格は479.99ドル。Banggoodさんからいただいたリンク先の関係で使用できない可能性もありますが、クーポン「BG9c0004」により 20ドルオフとの情報もあります。20ドルオフの459.99ドルの場合にも 円安の影響を受け 約64,800円。今ほど円安でなければ コスパ高と言えたのですが。
コメント