Skynew K4、Celeron 4205U搭載、ファンレスミニPCのスペックと特徴。ライトユースなら実用的 | Win And I net

Skynew K4、Celeron 4205U搭載、ファンレスミニPCのスペックと特徴。ライトユースなら実用的

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

Amazonでは「Skynew」ブランドのミニPCが複数販売されていますが、ちょっと気になるPCがCeleron 4205Uを搭載し、ファンレスの「Skynew K4」。ボディはAliExpressなどの海外通販で多く見かけるものですが、CPUの4205Uの搭載事例は少ないため、当製品の概要を確認してみました。

 

関連記事 本記事は以下の最初のリンク先記事のリライト版の位置づけです。

Win 10 ProのミニPCが約3万円。RAM 8GB、SSD 128GBでライトユースでは十分に快適

Skynew S3、Core i3-8145U搭載のファンレスミニPCのスペックと特徴

Skynew ミニPCの全般について

Skynewに限らず、AliExpress / Banggood / GearBestなどの中国系通販サイト、Amazonで販売するミニPCに概ね共通する事項ですが、自社製造のミニPCではなく OEM提供を受けたもの、同一製品、あるいはほぼ同一製品の仕様を多少変更し、自社ブランドの製品として販売しているものです。

例えば、以下の製品の場合、私が所有する製品(実機レビュー、Core i7-8565U搭載のミニPCベアボーン「NVISEN (EGLOBAL) Y-MU01」。PCIe SSD取付によりさらに快速に)と同じボディ・CPUの製品に、ストレージをデュアル構成としたもの。AliExpressなどの海外通販ではより安価で販売されている事例も多いです。

 

▲▼同ボディ・同CPUのAliExpressでの販売事例はこちら。ミニPCの老舗的な「EGLOBAL」の製品ですが、Core i7-8565U / メモリ 8GB / SSD 256GBの構成で、445.14ドル(2021/2/14時点)と安価です。

AliExpress

Skynew K4のスペック

上記の事例として掲載した「Skynew K6」は、海外通販サイトと比較すると、かなり割高ですが、下位の「Skynew K4」は、Amazonで販売の安心感(私の購入履歴では、海外通販サイトも納期以外は特に課題はありませんが)も含めると、その価格は妥当、あるいはやや割高との判断です。

CPU Celeron 4205U、2コア 2スレッド、最大 2.2GHz
GPU Intel HD Graphics 610
メモリ 8GB DDR4、最大 64GBまで増設可能
ストレージ 128GB SATA M.2 SSD(PCIe SSDに換装可能)、2.5インチ SATA 空きポートあり
WiFi 11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2
ポート類 USB 3.0 × 2 、USB 2.0 × 4、USB 3.1×1 (Type-C) 、HDMI、DisplayPort、有線LAN
サイズ 133 ×126 × 36 mm 、約646g
OS Windows 10 Pro 64bit
その他 ファンレス

 

Skynew S3、Core i3-8145U搭載のファンレスミニPCのスペックと特徴
海外通販サイトと同様に、Amazonでも格安でハイエンド寄りのミニPCが多くなってきましたが、今回紹介のミニPC「Skynew S3」もその一つ。第8世代のCore i3-8145Uを搭載しつつ、大きな特徴はファンレスであること。このクラス...

上のスペックは、上記リンク先で紹介の同ボディを採用する上位機のスペック表に基づいていますが、CPUとGPU、ストレージ容量以外は同じ構成です。

本製品で最大のポイントとなるのは、CPUのCeleron 4205U。2019年1月にリリースのインテル 第8世代  Whiskey LakeのCPUですが、低価格PC向けのCPUであり、Core iシリーズと比較すると、レスポンスはかなり劣ります。

XIDU Tour Pro、実機のシステム情報とベンチマーク。Celeron 3867Uのスコア・体感レスポンスはApollo Lake N3450以上に
2.5K 解像度のシャープ製タッチパネルを搭載するXIDU Tour Pro。前回の外観レビューに続き、システム情報とベンチマークスコアを記載します。CPUは第7世代 Kaby Lake Celeron 3867U、メモリ 8GB、SSD ...

所有するPCのうち、Celeron 4205Uのベンチマークスコアとレスポンスに近いのが、上記のXIDU Tour Pro。他のCPUではGemini Lake N4100が近い性能となりますが、Webサイトのブラウジングや、Word、ブログ記事編集、Wordやデータ量の多くないExcelなどのライトユース向き、

留意すべきは、Windows 10の更新前後のシステムプロセスが動作している際のレスポンス。以下の記事でも記載していますが、CPU使用率が100%となる時間が長くなります。

Win 10 PC、レスポンスの大幅悪化時に確認すべき、システムプロセスの動作状況。代表事例は Windows Modules Installer Worker
久しぶりに、AtomやCeleronを搭載する エントリークラスのWindows 10 パソコンを操作していると、以前よりも大幅にレスポンスが悪化した感じることがあります。その要因は様々ですが、Windows 10の更新前後にシステムのプロ...

Skynew K4の外観

外観・機能で最大の特徴となるのが、上の画像のとおり、アルミ製の大きなヒートシンクを搭載し、ファンレスの無音であること。安価なミニPCのなかには、汎用の小さなCPUファンを組み合わせ、負荷が小さい時には大きなファン音量となることがあります。

私はファンの音量が大きいと使用を停止したくなるのですが、ファンレス・無音であることは、ワンランク上のファンありのPCにも匹敵するメリットとの認識です。

 

▼電源のある前面にUSBポートが4つあり、拡張性・実用性は他の多くのミニPCと同様に十分。WiFIアンテナが露出していますが、これはやや古いボディによくある仕様です。

 

▼2.5インチのHDD / SSDを増設できる本製品ですが、取付の外枠がプラスチック製の製品が多いなか、金属製の外枠・ブラケットです。

なお、Amazonの製品紹介では、デフォルトのM.2 SSDポートはPCIe / NVMe SSDにも対応(SATA・PCIeの双方に対応)とありますが、Core i3-8145U搭載の上位機のことで、4205Uの本製品はSATAのみ対応と思われます。

まとめ

外観・機能としては、大きなアルミ製のヒートシンクを搭載し、ファンレスであることが最大の特徴となる「Skynew K6」。ポイントとなるのはCPUのCeleron 4205Uですが、インテル 第8世代のCPUであるものの、WebサイトのブラウジングやWord、データ量の多くないExcelなどのライトユース向き。購入を検討する場合には、これらの使用に限定するなど、割り切りも必要です。

タイトルとURLをコピーしました