Amazonにて、「SkyBarium」ブランドから Alder Lake N100を搭載する超小型のミニPCか販売されています。7.3cm 角の小さな筐体に、12GBのLPDDR5 オンボードメモリ、2242サイズのM.2 SSDを装備しています。また、電源はUSB-C（フル機能）となり、モニターがPDに対応している場合、モニターとケーブル1本の接続で、PCへの給電とモニターへの映像出力が可能です。
スペック
スペックは下表となります
| CPU | Alder Lake N100、4コア4スレッド |
| GPU | Intel UHD Graphics |
| メモリ | 12GB LPDDR5 4800MHz、オンボード |
| ストレージ | 256GB あるいは 512GB M.2 SSD、2242サイズのSSD スロットは PCIe SATA 双方に対応 |
| WiFi | 11 a/b/g/n/ac |
| Bluetooth | 4.2 |
| ポート類 | 電源兼用 フル機能 USB-C、USB-A 3.2 x 2、USB-A 2.0 x 2、HDMI、有線LAN x 2 |
| サイズ | 7.3 x 7.3 x 4.3cm、約200g |
| OS | Windows 11 Pro |
▲▼上の記事にて、同じくN100を搭載する 8.7cm角の超小型ミニPCをレビューしていますが、それより1.4cmも小さな筐体です。その他のT8 Plusとの比較、スペックの補足は以下です。
- 双方ともに 2242サイズのM.2 SSDを搭載しています。T8 PlusはSSDを換装しづらい（基盤を取り出す必要あり）のですが、本製品は底板を外して簡単に換装することができます。
- T8 PlusはHDMIを3ポート装備。一方の本製品の映像出力は、HDMIとUSB-Cの2系統。
- ただし、本製品は冒頭で記載のとおり、電源兼用・フル機能のUSB-Cを装備し、モニターがPDに対応している場合、ケーブル1本の接続で、PCへの給電とモニターへの映像出力を行うことができます。
- 搭載するSSDに、PCIe / SATAの明確な記載はありませんが、イメージ画像ではPCIe SSDと読み取れます。実機レビューで確認したところ、標準装備はPCIe SSDではなく、SATA SSDでした。
▼2242サイズのM.2 SSD スロットは、PCIe / SATAの双方に対応しています。なお、右下に「全機能 Type-C、サポート・ワンライン」との記載がありますね。ケーブル1本での接続は、モニターがPD（一般的には65W以上で十分）に対応している必要がありますが、そうでなくとも、電源はUSB-Cのため、専用のACアダプターの持ち運びが不要です。
▼底板のネジを外すと、2242 サイズ M.2 SSD スロットにアクセスでき、より大容量のSSDへの換装を容易に行うことができます。
▼USB-Cポートがもう一つあると さらにベストですが、電源のUSB-C以外にも USB-Aを4個装備しており、7.3cm角の小さな筐体としては、拡張性は十分です。
▼見落とすところでしたが、さりげなく「無料のドッキングステーションが必要」、他のイメージ画像では「無料贈り物」との記載があります。同種の製品は3,000円程度で販売されていることもありますが、この付属品はメリットとなります。
▼2024年7月28日現在 レビュー中の早出しです。下のスマホはPOCO F6 Proですが、横幅はほぼ同じです。上の画像のUSB-C ハブ経由での給電と映像出力、USB-C Alt モードでの PD対応モニターからの給電と映像出力にも対応しています。
価格情報
Amazon プライムデーセールの対象品ではないようですが、2024年7月13日現在のAmazon 価格は クーポン利用により 24,900円（SSD 256GBモデル）。文中で引用の「T8 Plus」は Alder Lake N200搭載にチェンジしており、N100搭載の超小型ミニPCとしては「GMKtec」の製品があります。「GMKtec」の製品のプライムデー先行セールの価格（メモリ 12GB、SSD 512GB）は 22,724円。
SSDの容量の相違はありますが、「SkyBarium」の製品は フル機能のUSB-Cを装備、ドッキングステーション（ハブ）が付属であることを考慮すると、コスパ度は同水準との認識です。
▼こちらは引用した「GMKtec」の製品です。
▼レビュー記事はこちら
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