AliExpressにて、Core i5-8300H / Core i7-8750H / Core i9-9880Hを販売するミニPCのベアボーンが安価で販売されていますので、スペックや価格情報などを記載します。ミニPCが2021年11月の現在ほど一般化する前の2019年には、Core i7-8750Hを搭載するミニPC「S200」が、特に海外で人気となっていましたが、S200の後継となる「S210」のベアボーン版です。
スペック
今では、ストレージに高速なPCIe SSDを搭載する製品も珍しくないのですが、本製品の従来版 S200が発売の2019年当時は、Core i7-8750HにPCIe SSD ポートを搭載するミニPCは恐ろしくハイエンドな製品でした。S200から大きな進化はないのですが、このクラスのベアボーンもお手軽価格になったように思います。
以下は、メモリ・ストレージ・OSなしのベアボーンのスペックです。
CPU | Core i5-8300H / Core i7-8750H / Core i9-9880Hから選択 |
GPU | Intel Graphics |
メモリ | 最大 64GBまで増設可能 |
ストレージ | M.2 PCIe ポート、M.2 PCIe / SATA ポート、2.5インチ SATA / HDD ポート |
WiFi | ベアボーンの場合にはモジュールなし |
Bluetooth | ベアボーンの場合にはモジュールなし |
ポート類 | USB 3.0 x 4、USB 2.0 x 2、USB Type-C、HDMI、DP、有線LAN x 2 |
サイズ | 14.4 x 13.4 x 4.4 cm |
OS | ベアボーンのため付属せず |
今回紹介の製品はベアボーンとなり、メモリ・ストレージ・OSの他、WiFi / Blutoothモジュールも付属していない(別途モジュール、あるいはUSBドングルを取付)ことに留意ください。
▲6コア12スレッドのCore i5-8300H、8コア16スレッドのCore i7-8750HのGeekbench 5 CPUベンチマークのスコアを、手元にあるミニPCではハイエンドの「MINISFORUM H31G (Core i5 9500F、 NVIDIA Geforce GTX1050 Ti)と比較してみました。
Core i7-8750Hの場合、Single-Coreは Core i5 9500Fより劣位ですが、Multi-Coreはかなりの高スコアです。このクラスとなると、データ量や関数の多いExcelやAccessでもサクサクと動作します。
▼映像出力は HDMIとDisplayPortの2系統(USB Type-Cはデータ専用)、電源ボタンが中央にあるのは珍しい。
▼メモリスロットは2つ、SSDは M.2 PCIe SSD、M.2 PCIe あるいはSATA、2.5インチ SATAの3基搭載することができます。
▼大きなCPUファンを備えており、ファン音も気にするほどではないと推測します(海外のS200のレビューを参照しても、喧しくはないとの評価)。イメージ画像では大きなボディに見えますが、14.4 x 13.4 x 4.4 cmのサイズはミニPCとしては一般的。
価格情報
AliExpressでは、ミニPCを多く展開する「HYSTOU」ブランドから販売されています。メモリ・SSD・OSのセット品も販売されていますが、私としては安価なベアボーンにお手持ちのメモリ・SSDの流用がおすすめ(Windows 10は Yahoo! ショッピングなどで安価で購入できます)。
▼Core i7-8750Hのベアボーンの価格は368.68ドル、メモリ 8GB / SATA SSD 128GBのセット価格は 441.28ドル
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