iPhone XS Maxのサブ機として購入した Xiaomi Redmi Note 8 Pro。受領後間もないため、ベンチマークと体感レスポンスに限定し実機レビューします。全般的には想像以上に快適で、簡易的に10種類のアプリの起動をiPhone XS Maxと比較したところ、概ね Note Redmi 8 Proが速い結果に。なお、外観、ディスプレイ、カメラについては、数日使い込んだ後に追記、あるいは別記事にて掲載します。
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スペックとシステム情報
まずは、Xiaomi Redmi Note 8 Proのスペックのおさらいと、実機から抽出のシステム情報を記載します。
- CPU : MTK Helio G90T、オクタコア、2 x A76 2.05GHz + 6 x A55 2.0GHz
- GPU : ARM Mali G76 MC4
- メモリ : 6GB
- ストレージ : 64GB / 128GB
- ディスプレイ : 6.53インチ、解像度 2340 x 1080、画面占有率 91.4%
- リアカメラ : 64百万画素 + 8百万画素 + 2百万画素 +2百万画素
- フロントカメラ : 20百万画素
- WiFi : 11 a/b/g/n/ac
- Bluetooth : 5.0
- LTE対応バンド : FDD-LTE B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B20/B28、TDD-LTE B38/B40
- バッテリー : 4500mAh、USB Type-C
- サイズ : 161.35 x 76.4 x 8.79mm、重さ 199.8g
上の記事にも記載していますが、私がXiaomi Redmi Note 8 Proを購入した理由としては、上記の黄色網掛部分に惹かれたこと・以下となります。全般的には、Mi 9Tと同等もしくは同等以上にコスパが高く、ディスプレイが6.53インチと通常の6.3インチクラスよりも大きいことがポイント。
- CPUのHelio G90Tは、Snapdragon 710越えで730に迫る勢いのパフォーマンスとなり、レスポンスに期待。
- 過大な期待はしていないのですが、リアカメラは64百万画素をメインとした4カメラ。しかも、 2cmまで寄ることのできるマクロレンズは魅力大。
- iPhone XS Maxをメイン利用している私としては、6.3インチでは小さく感じており、6.53インチはほどよいサイズ感。
- 4000mAh前後のバッテリーを搭載する製品が多いなか、4500mAhとやや大きめの容量。
以下は、Device Infoのスクショを貼り付けたのみですが、必要に応じてクリック・拡大のうえ参照ください。
ベンチマーク
取り急ぎ的な記事のため、結果を貼り付けているのみですが、AnTuTu ベンチマークなど、200ドル台半ば(2万円台後半から3万円)の製品としては、 かなりよいスコアとなり、AliExpressにて 2019年のスマホ 人気(売上)ランキング 1位となっていることにも納得。
▼AnTuTu ベンチマーク v8.2.4のスコアは 288,389。右の下側にある、Xiaomi Mi Note 10、Mi 9T、Huawei P20 Proよりも上位となっています。
▼Geekbench 5.1.0のCPU ベンチマークスコアは、Single-Coreが491、Multi-Coreが1619
▲▼これがどの程度かというと、Snapdragon 845のXiaomi Pocophone F1と同水準。
▼3DMarkは実際には計測していないのですが、アプリのランキングより抜粋。Xiaomi Redmi K30と大きく変わらないスコアと思うと、かなりのもの(K30は Snapdragon 730Gとなり、それほどスペックが突出した製品でもないのですが)。
体感レスポンス、iPhone XS Maxとの簡易比較
Xiaomi Redmi 8 Proは、64百万画素のカメラを搭載することが強調されるように思いますが、上のベンチマークのとおり、CPUのHelio G90Tの実力も高く、実際に操作してみると、体感レスポンスのみでも購入して正解の製品です。冒頭にも記載しましたが、全般的には想像以上のレスポンスで、以下の動画レビューなどで iPhone Xよりも速いとするコメントにも納得。
上の動画レビューにならい、下表のとおり、私がメイン利用のiPhone XS Maxと10個のアプリの起動の速さを比べてみました。
いづれのアプリも最初のホーム画面を読み込みが完了するところまでを比較していますが、Redmi Note 8 Proの圧勝です。下表は単純に速い方に「〇」を付けているのみですが、Yahoo Japanなどでは3秒程度の差をつけて 、Redmi Note 8 Proが速くなっています。
Redmi Note 8 Pro | iPhone XS Max | |
Chrome | 〇 | |
Edge | 〇 | |
Amazon | 〇 | |
楽天市場 | 〇 | |
Banggood | 〇 | |
GearBest | 〇 | 〇 |
〇 | ||
Gmail | 〇 | 〇 |
YouTube | 〇 | |
Yahoo Japan | 〇 |
その他、体感レスポンスにおけるコメントは以下となります。主に、iPhone XS Max、Huawei P30 liteとの比較です。
- アプリの起動は一切もたつくことはなく、間髪いれずに起動するイメージ。
- Note 8 Proを使用後にP30 liteを使用すると、ほぼ全てにおいて遅延を感じます。P30 liteも単体で使用していると十分に速いのですが、Note 8 Proの速さが際立ちます。
- 上記2との関連では、サブ機は程々に動作すれば十分と思っていたのですが、やはり速さは重要。上記の考えをあらためる必要がありそうです。
- 起動中のアプリ一覧の動作は、iPhoneのレイアウトのよさもありますが、iPhoneがより心地よい。
- アプリのインストールもP30 liteよりも速く、パソコンで例えると、ストレージがeMMCとSSDの差程度はあるような感覚(著しい差ではありません)。
- 指紋認証も現在のところは快速。使い込んでいるうちに、精度が落ちる他のスマホの事例もあるので「今のところ」の表現です。
体感的には iPhone XS Maxより速いと感じることが多い一方で、ディスプレイや iOS ならでは使いやすさを考慮すると、やはり メインスマホとしての利用は iPhone XS Maxとなるでしょうか。このあたりは、後日の追記、あるいは別記事にて掲載します。
外観を少し前出し
外観やディスプレイ、カメラについては、しばらく使用したうえで、後日 別記事、あるいは当記事を拡充しますが、取り急ぎ、実機の写真を数枚掲載します。
▲しずく型ノッチを採用していますが、左右はほぼベゼルレス、下はややベゼルが太くなっています。なお、ディスプレイの端が微妙にカーブしていますが、こうなるとガラスフィルムの選択が難しくなります。
私は以下のガラスフィルムを購入したのですが、端が見事に浮いてしまい失敗(掲載の写真はフィルムなしです)。また、付属のケースを装着すると、フィルムが剥がれてしまいます。
▼こちらは付属のケース。UMIDIGIなどと異なり、Xiaomiの製品に付属するケースは薄めで好印象。
▼色合い、視野角ともに良好なディスプレイですが、やはり明暗・メリハリ的なものは iPhone XS Maxがしっくりきます。明るさを調整しても、やや暗いような感覚もあり。
▲埃が付いたままでしたが、カメラの部分を拡大。拡大すると出っ張りが目立ちます。現在のところは指紋認証は精度・速度ともに良好。今後、日が経つにつれ、認証の精度が悪化しないとよいのですが(手元にある他のスマホでは、概ねわるくなります)。
▲こちらの写真はRedmi 8 Proで撮影したのですが、室内撮影ではやや暗めな描写。多くを撮影していないため、詳細は後日。
まとめ
取り急ぎのベンチマークスコアと体感レスポンスのみのレビューでした。ディスプレイやカメラのレビューは今後となりますが、Redmi Note 8 Proのレスポンスを体感した範囲でも、購入して後悔なしです。海外の動画レビューで確認していたのですが、実際にアプリの起動などが、iPhone XS Maxよりも速いとは驚きです。
私はドコモ回線のOCN モバイル ONEのSIMで運用する予定ですが、この快速レスポンスを体感すると、ワイモバイルの快速 SIMと組み合わせたくなり検討中。
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