
Amazonにて「REATAN」ブランドより、CPUにAMD Ryzen 7 H 255を搭載するミニPC「REATAN X7」が販売されています。
セットモデルは メモリ 32GB、PCIe SSD 1TBを搭載し、USB4を2ポート装備、さらにはOCulink ポートを取付可能であり(M.2 SSDと排他仕様)、2025年12月14日現在のクーポン価格は 80,800円。同スペック・機能の他社製品よりも低価格で販売されています。
REATAN X7のスペック

スペック・機能・筐体を見て ピンときた方もいらっしゃるかと思いますが、おそらくは 以下の記事にて実機レビューの「MINISFORUM AI X1」と同じ筐体の色違い、ごく一部のスペック・機能違いの製品と思われます。
筐体色はシルバーとブラックの相違があり、また、「MINISFORUM AI X1」と異なり スピーカーをビルトインしていませんが、ポート類の配置・システムファンなどは同じ構成です。

| CPU | AMD Ryzen 7 H 255、Zen 4 アーキテクチャ、8コア16スレッド、最大 4.9GHz |
| GPU | AMD Radeon 780M グラフィックス |
| メモリ | DDR5-5600 32GB(16GB x 2)、2スロット |
| ストレージ | M.2 2280 PCIe4.0 NVME 1TB SSD、空きスロットあり(OCulinkとの排他使用) |
| WiFi | WiFi7 対応 |
| Bluetooth | 5.4 |
| ポート類 | USB4 x 2、USB-A 3.2 Gen 2 x 2、USB-A 2.0、HDMI、DisplayPort、2.5G イーサネット、OCulink(M.2 空きスロットの排他使用) |
| サイズ | 130 x 128 x 45mm |
| OS | Windows 11 Pro |
| その他 | アルミ製の筐体 |
▼以下の写真は「MINISFORUM AI X1」の内部の構成、付属のOCulink ボードを取り付けた状況です。Amazonの「REATAN X7」販売ページに OCulink ボードの取付プロセスの動画が掲載されていますが、取付方法・内部の構成は同じです。

Amazonの販売ページでは情報が少ないのですが、スペック・機能の補足は以下です。
- 「MINISFORUM AI X1」のCPUは AMD Ryzen 7 255、「REATAN X7」のCPUは AMD Ryzen 7 H 255と、モデル名に「H」の有無の相違があります。この相違を明確に見いだせずにいますが、AI(NPU)機能の相違とする 他サイトの記事があります。
- 断定はできませんが、販売ページの動画を参照すると、メモリは CrucialのDDR5 16GB x 2枚の構成と思われます。
- 映像出力は、USB4 x 2、HDMI、DisplayPortの4系統です。
- 前述のとおり、M.2のOCulink ボードが付属し、ご自身で取り付けることにより、(別途、電源・グラボ・ドッキングステーションを用意のうえ)外付けグラボを接続することができます。
- なお、M.2 Oculink ボードと M.2 SSDの増設は排他利用となり、OCulink ボードを取り付けた場合には、M.2 SSDを増設することはできません。
- 筐体のサイズは 130 x 128 x 45mmとあります。一方、「MINISFORUM AI X1」のサイズは 128 x 126 x 52mmと微妙に異なります。これは、ゴム足を含める・含めないの微妙な相違と思われ、実質 同じ筐体の色違いとの認識です。
まとめ
「REATAN」ブランドの情報、およびAmazon 販売ページの情報が少なく、ポイントのみの掲載でした。ミニPCを展開する他のブランドも概ね同じですが、製造元ではなく OEM製品を販売していると思われます。
以下のAmazon 販売ページにて価格を確認できますが、両モデル間には 約15,000円ほどの価格差があります。最近のメモリ価格の急騰により、「MINISFORUM AI X1」は以前よりも値上がりしている(あるいはセールの端境期)ようですが、「REATAN X7」は スピーカーを内蔵していないことを踏まえても低価格での販売です。
販売元・引用元
▼あらためての掲載ですが、引用した「MINISFORUM AI X1」の実機レビュー記事です。


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