デスクトップのWindows 10 PCを久しぶりに起動してみると、Software Reporter ToolなるものがCPUの30%前後を使用し、CPUファンの激しい音が鳴り響いています。20分ほどでプロセスは終了したようですが、複数台のWindows 10端末を操作するなか、これまで見たことがないプロセスであったため、どのようなものか、そして削除すべきか確認してみました。
Software Reporter ToolによるCPU使用率
▼こちらがSoftware Reporter Tool稼働時のタスクマネージャー。20分程度、CPUの使用量は30%程度で推移していました。
▼プロパティを確認してみると、Google Chromeフォルダにあり、デジタル署名はGoogle。特に怪しげなツールではないようです。
▼デジタル署名は「Google Inc」となっており、Googleが作成したプログラムであり安心
▼私の環境下でのインストール先は以下となっています。
“C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\SwReporter\27.147.200\software_reporter_tool.exe”
Software Reporter Toolとは。削除の可否
Software Reporter Toolの概要について、参考となったサイトは以下のGoogle Chrome ヘルプ フォーラムと海外サイトです。
Windows 10アップグレード後のsoftware_reporter_tool.exeプログラムインストールについて
How to block the Chrome Software Reporter Tool(海外サイト)
上記サイトからポイントとなりそうな箇所をピックアップすると、以下となります。
(Google Chrome ヘルプ フォーラムに記載の事項は、上記海外サイトにより詳細に記載があるため、海外サイトの意訳です)
- Software Reporter Toolが起動すると、30%以上のCPUが20分ほど続く
- Software Reporter Toolは、Chrome Cleanup Tool の一部である
- Software Reporter Tool、Chrome Cleanup Tool は、クラッシュ、スタートアップ・新しいタブ・予期しない広告などの動態を管理するものである
- Software Reporter Toolは、パソコンのドライブをスキャンし、その結果をGoogleに送信
- そしてGoogleは、送信結果をユーザーのChrome利用に支障となるソフトウェアか否かを分析
- 予めChromeに組み込まれたプログラム
上記から、アンチウィルスソフトでも代替となるかもしれないものの、Software Reporter Toolは特に弊害となるものではなく(むしろ、もしもの場合に備えて、ユーザーのためになるもの)、また、私の経験からはそれほど頻繁に稼働するものでもないため、無理に削除・無効化する必要もなく放置で可との判断です。
頻繁でなくとも、約20分の激しいCPU使用率・ファンのやかましさに我慢できれば、ですが。
なお、上記海外サイトによると、ファイル名をリネームした場合にも、Chromeの更新の都度 インストールされるため、無効化したい場合には、「プロパティのセキュリティより、アクセス許可を無効にすべし」と記載しているように見受けられます。ご参考まで。
▼Chromeの設定項目にある「仕様統計データと障害レポートをGoogleに送信する」のオンオフと、Software Reporter Toolに関連性があるものか。これまで当設定をオフにしていた端末の設定をオンにし確認中
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