OneMix 3シリーズの最新版となる「OneMix 3Pro」のスペックが明らかになっています。ボディはOneMix 3 / OneMix 3Sから変更はありませんが、CPUに第10世代のCore i5-10210Yを搭載することが大きな特徴。
OneMix 3Proのスペック
One-netbookのTwitterや一般サイトなど、既にOneMix 3Proのスペックは出回っていますが、One-netbookさんから受領したスペック表をそのまま貼り付けさせていただきました。
以前からOneMixシリーズをウォッチされていた方には、冒頭の画像で明らかなとおり、デザインは従来のOneMix 3シリーズと変わりませんが、私としてはシルバーではなくブラックのボディであることに好感。シルバーのボディに、シルバーのキーボード・白の印字となるとキーの視認性に課題となってしまいます。
さて、OneMix 3Proの最大の特徴はCPUのCore i5-10210Y(4コア 8スレッド)ですが、以下はPassmarkサイトから抽出した Passmark CPUMarkのスコアです。
Core i7-8750H | 12403 |
Core i5-10210Y | 9754 |
Core i7-8565U | 8916 |
Core i5-8265U | 8851 |
Core i7-8550U | 8247 |
Core i5-8520U | 7657 |
Core i7-8500Y | 3971 |
Core m3-8100Y | 3562 |
Core m3-7Y30 | 3528 |
デスクトップ機のCPUにも匹敵するCore i7-8750Hはさておき、ハイエンドのWindows 10 ノートでの搭載事例の多い、Core i5-8265UやCore i7-8550Uよりスコアは高く、かなりのパフォーマンス。
動画編集やゲームをバリバリこなすのは難しいものの、NVME対応のPCIe 接続のSSDと相まって、普段使いでは十分な性能。逆にライトユースでは、現行のOneMix 3SのCore m3-8100Yとどれほど体感差があるかと言えば、Core m3-8100Yでも十分なため、それほど恩恵を受けることはないかも。
それよりも懸念は発熱への対応と価格。現行のOneMix 3S プラチナ版のAmazon価格は15万円越えのため、かなりの高価となりそうです。
▼こちらは、Core i7-8500Y搭載のOneMix 3S プラチナ限定版。15万円越えの価格となり、Core i7-8500Yにどれほどの価値を見いだせるかがポイント。この意味では、OneMix 3Proも同様です。
▼こちらは参考までに、Core i5-8265Uを搭載するPCの事例。
まとめ
注目度の高いOneMix 3シリーズから新規リリースのOneMix 3Pro。第10世代のCore i5-10210Yを搭載することで注目度は抜群。UMPCのハイエンド狙いなら魅力的な性遺品であることは間違いなしですが、小さな8.4インチのボディに、ハイエンドなモバイル向けCPUにどれほどの価値を見いだせるかがポイント。
私としては、ハイエンド機をリリースする一方で、8.4インチのサイズ・ボディはそのままに、Gemini Lakeクラスのエントリー版があると購入者層がより拡がるのでは、と思います。この場合には、8インチのChuwi MiniBook Gemini Lake N4100版とバッティングすることにもなりますが、ユーザーにとって選択肢が増えることはよいことです。
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