One NetbookからリリースされたOne Mix 3 Pro。第10世代のCore i5-10210Yを搭載し、UMPCのカテゴリーのみならず、ノートPCとしても かなりのハイエンドとなるスペックです。今回はOne Mix 3 Proのスペック、特に日本語キーボードを確認してみました。
One Mix 3 Proのスペック
2Kのディスプレイ、PCIe SSD、YOGAスタイルなどは他のOne Mix 3シリーズと共通ですが、CPUがCore i5-10210Yとなり、内部の構成を見直していることが大きなポイント。そのスペックは以下となります。
- CPU: Intel Core i5-10210Y, 4コア8スレッド、最大4.0GHz
- GPU: Intel UHD Graphics
- メモリ : 16GB DDR3
- ストレージ : PCIe SSD 512GB
- ディスプレイ : 8.4インチ、IPS、タッチパネル、解像度 2560 x 1600 (16 : 10)
- Wi-Fi : 11a/b/g/n/ac
- バッテリー : 8600mAh 3.7V、充電はUSB Type-C
- Bluetooth: 4.0
- ポート類 : USB Type-C、USB 3.0、Micro HDMI
- その他 : バックライト付きキーボード、ボディはアルミ製、筆圧レベル 4096のスタイラスペン対応
- OS : Windows 10 Home
- サイズ : 204mm x 129mm x 14.9mm、0.65kg
▼One Mix 3シリーズに共通ですが、SSDはM.2ではなくオンボードのMicro PCie SSD。
▼One Mix シリーズに共通のYOGAスタイル。3 Proの場合、キーボードはブラックに白の印字のため、キーの視認性には問題なさそうです。
Core i5-10210Yのレスポンスを推定
Core i5-10210Yのベンチマークは多くは出回っていないのですが、そのレスポンスをGeekbench 5のスコアから確認してみます。
▼上はCore i5-10210YのOne Mix 3 Pro、下は私が使用しているCHUWI MiniBookやOne Mix 3などで搭載のCore m3-8100Yのスコア。
Multi-Core スコアの差が大きいですが、私の複数のPCの使用感では、Multi-Coreのスコアがある程度にまで達すると、体感に影響するのはSingle-Coreのスコア。Multi-Coreのスコアが伸びない場合には、Webサイトの画像表示などに遅延がみられますが、Core m3-8100Yクラスになると全く問題ありません。
Single-Coreのスコアでは両者の差は大きくないため、普段使いでは体感できるそどの大きな差はないように思います。それでも、One Mix 3や3Sではなく、3 Proを選ぶ理由としては、日本語キーボードの存在か。
日本語キーボード
日本市場をかなり意識し、CHUWI MiniBookと同様に、英語キーボードの他 日本語キーボードも用意され、海外通販のGeekbuyingでも選択可能となっています。私は英語キーボード派なのですが、拡大画像に基づき、キーの配置などを確認してみました。
▼上は英語キーボード、下は日本語キーボード
- 日本語キーボードでは、Webサイトの入力などで多用するTabキーが、Aキー横に備わっているのは重宝します。
- 半角、全角切替キーが最上段にありますが、大量タイピングの際には、非効率となります。以下のリンク先記事は英語キーボードの事例となりますが、キーの割当の変更で対応すべきかと。
- 一方、日本語キーボードにはDeleteキーがないように見受けられます。右上の電源ボタンの左横にDeleteキーがありました。
▼こちらは錦鯉エディションの日本語キーボード。これを見るとキー配列は明らかです。
まとめ
第10世代のCore i5-10210Yを搭載する One Mix 3 Pro。One Mix 3シリーズのボディはそのままに、CPUをスペックアップし、日本市場を意識して日本語キーボードも用意されています。他のUMPCと同様に、質感の高いアルミ製のボディに高スペックを詰め込んだ本製品は、他のOne Mixシリーズと同じく高価なことがややネックか。
また、私が一時期所有していたOne Mix 2SやAmazonのレビューを確認すると、「充電できるなくなる症状」が数件あるようですが、ごく稀な事例かと思います。
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コメント
日本語キーボードのdeleteキーは9の上、
Pの右は@かと思います。
コメントありがとうございます。確認のうえ、記事を修正します。