2017年4月発売の古い機種ではあるものの、今さらながらに注目しているOnda Xiaomi 21。MacBook Air 11とほぼ同サイズのボディに12.5インチを詰め込んだ、Apollo Lakeのファンレスノートです。なぜ、今になって注目しているのか、2017年には通販サイトでの露出度も大きくなかったこともあるのですが、私のこだわる魅力的に感じる事項を、先日の「Onda Xiaoma 21,旧機種だがTeclast F5,EZBook X1対抗として比較してみた」に続き記載します。
実機レビュー記事はこちら
Onda Xiaoma 21 レビュー 外観編、全面アルミ製のボディはEZBook 3 Proと同等以上の質感とデザインに
Onda Xiaoma 21 レビュー、EZBook 3 Proとのベンチマーク比較
Onda Xiaoma 21 1週間使用後の総括レビュー、Apollo Lakeのモバイル用途としては最適なファンレスノート
Onda Xiaomi 21のスペック
まずは、スペックのおさらいです。「Onda Xiaoma 21,旧機種だがTeclast F5,EZBook X1対抗として比較してみた」にてに掲載のスペック表ですが、今年度に人気のTeclast F5 / Jumper EZBook X1とのスペックを比較しています。
▲▼2017年度に発売のApollo Lake N3450のファンレスPCは、メモリ 6GB、eMMC 64GBを搭載する製品が多いなか、メモリ 4GB、eMMC 32GBのXiaoma 21はやや見劣りします。
また、Teclast F5 / Jumper EZBook X1と比較しても、CPU・ストレージなどの基本スペックはともかく、機能的にも並みの製品です。
がしかし、私が魅力に感じる事項のうち、「Onda Xiaoma 21,旧機種だがTeclast F5,EZBook X1対抗として比較してみた」にて強調していない事項として以下があります。
MBA 11のボディサイズで12.5インチ
上の画像のとおり絵になるMacBook Air 11ですが、ベゼル幅の太さがそのデザインをスポイルしている一方、携帯性と視認性を犠牲にしないサイズ感としては、MacBook Air 11のサイズ(11.6インチのサイズ感)がベストとの認識です。
この認識のもと、Xiaomi 21とMacBook Air 11のサイズは、横幅と奥行きはほぼ同じ。重量は全く同じです。厚みはMacBook Air 11も十分に薄いのですが、それよりも薄い12mm。
このサイズに12.5インチのディスプレイを詰め込んだ、Xiaoma 21の左右のベゼル幅は5.99mmと、MacBook Air 11のベゼル幅の太さと比較するとかなりシャープになっています。
▼MBA 11と同重量、ベゼル幅はMBA 11よりも圧倒的に狭い5.99mm
T-bao Tbook Airより拡張性に優れる
Xiaoma 21と同ODM製品として、T-bao Tbook Airがあります。私が2017年8月にJumper EZBook 3 Proを購入した際に、このT-bao Tbook Airも候補だったのですが、ポート類がUSB Type-Cのみだったために断念。
また当時、Xiaoma 21を候補としなかった理由としては、価格(当時はそれほど安価ではなかったと記憶)と、ゴールド一色のみの展開であったため。
現在もゴールドのみの展開ですが、T-bao Tbook Airと比較し、Xiaoma 21が優位となる事項は以下です。
- T-bao Tbook Airのポート類がUSB Type-Cのみであるのに対し、Xioama 21はUSB Type-CとUSB 3.0を2つ、さらにはMicro HDMIポートも備えています。
- ただし、海外ユーザーレビューによると、USB 3.0の一つはUSB 2.0で動作するとのコメントもあります。
- T-bao Tbook Airを含め、MBAクローン的な多くの中国メーカー製PCの電源ボタンがキーボード内に組み込まれているのに対し、Xioama 21の電源ボタンはキーボードからやや離れた上方にあります。
- キーボード内に電源ボタンが組み込まれている場合にも、電源ボタンを誤タイプすることはほとんどないのですが、電源ボタンが独立していることでより安心です。
ボディは全面アルミ製
Chuwi LapBook SE、Jumper EZBook X1、Teclast F5など、Gemini Lake機の多くが、キーボード面はプラスチック製であるのに対し、Onda Xiaoma 21は全面アルミ製となり、キーボード面のたわみの心配もありません(プラスチック製でもたわみの心配はそれほどないのですが)。
2017年に発売の他のApollo Lake機も全面アルミ製である機種が多いのですが、私はボディの造り込みのよさから、2017年に発売の機種の評価が高まりつつあります。
▼Xiaoma 21はキーボード面もアルミ製。
▲右上にボディ同色の電源ボタンがあり、キーボードから独立しています。
また、Chuwi LapBook SEほどではありませんが、キーボードは横いっぱいにまで拡がり、パームレストの面積も小さいことから、大きめのキーボードであることも感じ取れます。
パワーリミットが解除されている
こちらはTecTabletsの情報ですが、CPU温度等の安全機構(ヒートシンク)の関係からか、パワーリミットが制限されているApollo Lake機が多いなか、Xiaoma 21はパワーリミットが解除されており、Apollo Lake N3450の性能をより享受できるようです。体感レスポンスに大きな影響はありませんが、ベンチマークスコアは高めにでるでしょうね。
▼TecTabletsのレビュー動画です。
ゴールドのPCの左側はTbook Air、右側がXiaoma 21です。パワーリミット解除の有無について、Chuwi LapBook 12.3とのベンチマーク比較を行っていますが、パワーリミットが解除されているTbook AirとXiaoma 21のグラフィック系ベンチマークはかなり高めとなっています。
まとめ
今さらながらにOnda Xiaoma 21の私がこだわる事項を紹介しました。12月後半には当機種が手元に届く予定なのですが、今月末あたりにはレビュー記事をお届けできるかと思います。現在、私はASUS C101PA (Chromebook)、あるいはASUS T90Chiを日々持ち歩いているのですが、これらに替わる機種となるか楽しみです。
▼GearBestでの製品情報のリンクです。243.99ドルの価格となっていますが、2018/12/1時点では在庫切れ、12/11以降の出荷となっています。
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