私はパソコンにおいて、可能な限り内部の構造を確認するようにしています。というのも、かつてパソコンを自作していた経験からネジなどを見るとウズウズしてくることと、内部の構造により全体の造り込みの良しあしがわかるため。
今回 Onda Xiaoma 21の内部の構造を確認しましたが、外観の建付けのよさと同様に十分にしっかりしたもので、私が内部を確認した端末のなかでも上位の造り込みのよさです。
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裏蓋、内部ともに好感のもてる造り込み
「好感の持てる造り込み」とした理由としては、裏蓋がMacBook Air 11以上に剛性があること、マザーボードとバッテリーなどの固定も他のパソコンと同様にしっかりしていることです。
▼裏蓋は合計11個のネジで固定されています。
Chuwi LapBook SEでは、一つのゴム足の下に隠しネジがありましたが(Chuwi LapBook SEの底板を外し、内部の構成・重い要因を確認してみた)、Xiaoma 21は目に見える範囲のみにネジがあります。
▼他の中国メーカー製PCと同様に、ネジは普通のプラスネジ。このあたりは特殊ネジを使用するMacとは異なります。
▲▼分解などにおいては、このような特殊ネジ用も含めたドライバーセットがあると便利です。私はMacBook Airのマザーボード交換時に重宝しました。特にiPhone / MacBookは特殊ネジが多いので注意が必要。
▼冒頭のとおり、裏蓋はMacBook Air 11よりもしっかりとしています。
その理由としては、裏蓋がアルミ製のパソコンの場合、裏蓋を単に被せるのみの構造のものが多いのですが、Xiaoma 21では裏蓋の周囲に枠があり、はめ込み式になっています。これが好感ポイントの一つです。
▼M.2 SSDへアクセスする扉の裏側が補強されているのも珍しい。
▼内部の全体像。画像左にマザーボード、中央から右にかけて大きなバッテリーがあります。
▲部分的にテープで補強されていますが、取付自体はしっかりしています。標準的な構造ですが、ここが好感ポイントの二つめ。なかには、取付でテープを多用している製品もありますので。
▲▼薄い茶色の部分がヒートシンク。海外サイトによると、ヒートシンク(画像で見える部分の裏)は銅製で冷却対応に貢献とのことですが、これ以上の分解はやめておきます。
▼左右のポート部分の基盤です。このあたりの固定は標準的なもの。
まとめ
先行する外観と使用感のレビュー記事(文末参照)で、私の評価が高いXiaoma 21ですが、内部の構造をみて、さらにその評価は上昇。
パーツの取付は標準的な構造ですが、裏蓋の剛性が高いのがポイント。この一年間にノートPCでは、Jumper EZBook 3 Pro / X4、Chuwi LapBook SE、AIWO 737A2と内部の構造を確認しましたが、裏蓋も含めるとChuwi LapBook SEに次ぐ造り込みのよさです。
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