
NiPoGiより 旧世代のAMD Ryzen 3 4300Uを搭載するミニPCが販売されています。このクラスのミニPCとしては、Ryzen 5 3500UやRyzen 3 3300Uを搭載する製品が多いなか、Ryzen 3ながらも次世代のCPUです。
なお、メモリ 16GB / SSD 256GBを搭載するセットモデルのAmazon 価格(2025年12月31日現在)は 34,580円となり、Ryzen 3 3300Uを搭載するモデルと大差ない価格(約3千円高)での販売です。
NiPoGi P2、4300Uモデルのスペック

以下の記事にて、Ryzen 3 3300Uを搭載するPCを掲載していますが、同モデル名のRyzen 3 4300Uを搭載するモデルとなります。
NiPoGi P2、Ryzen 3 3300Uを搭載するミニPC、スペックのまとめ。USBを7ポート搭載、メモリ・M.2 SSDともに2スロット
| CPU | AMD Ryzen 3 4300U、4コア 4スレッド、最大 3.7GHz、TDP 28W |
| GPU | AMD Radeon Vega 6 |
| メモリ | 16GB DDR4(16GB x 1)、2スロット、最大 64GB |
| ストレージ | 2280サイズ M.2 SATA SSD 512GB、空きスロットあり |
| WiFi | WiFi 5 |
| Bluetooth | 4.2 |
| ポート類 | フル機能 USB Type-C、USB-A 3.2 Gen1 x 6、HDMI、DisplayPort、RJ45 有線LAN、3.5mm イヤフォンジャック |
| サイズ | 128.22 x 128.2 x 51mm |
| OS | Windows 11 Pro |
AMD Ryzen 3 4300U、メモリ 16GBを搭載のミニPCが 30,970円で販売中。N150より優位で、2.5G LANを2ポート搭載
▲▼AMD Ryzen 3 4300Uを搭載するPCの事例は、上の記事にて掲載しています。下表は上の記事から引用のGeekbench 5 CPU ベンチマークの指標ですが、AMD Ryzen 3 4300Uは「シングルコア 1,058、マルチコア 2,655」。普段使いの体感レスポンスに直結するシングルコアのスコアは、N100 / N150より やや高い水準です。ちなみに、Ryzen 3 3300Uの実機で計測のスコアは「シングルコア 825、マルチコア 2,429」です。

▼前面にフル機能のUSB-C ポートを装備し、映像出力は USB-C、HDMI、DisplayPortの3系統です。USB-Aを6ポートも装備しています。なお、RJ45 イーサネットは 2.5Gではなく 1Gです。


▲▼ヒートシンクとCPUファンは、一般的な構成です。なお、樹脂製の筐体となり、天板下の銅色のヒートシンク状のパーツは ヒートシンクではなく通風孔です。

▲▼以下の記事にて 似た形状のNiPoGiのミニPCを実機レビューしています。筐体は、Ryzen 3 4300Uを搭載する本製品が一回り大きなもの。

スペックのその他の補足は以下です。
- メモリ、M.2 SSDともに2スロットとなり、ユーザーにて換装・増設することができます。
- Alder Lake N100の場合、メモリを2枚使用してもシングルチャンネルの動作ですが、Ryzen 3 4300Uにおいては デュアルチャンネルでの動作です(その他のRyzenも同様です)。
- 標準装備のM.2 SSDはSATA 接続ですが、空きスロットも含めて M.2 PCIe 3.0 SSDに対応しています。
- 背面(USBなどのポート側)上部に、天板固定のツメを外すスライドボタンがあり、簡単に天板を開き、メモリ・M.2 SSDスロットにアクセスすることができます。
価格情報
メモリ 16GB / SSD 256GB セットモデルの 2025年12月31日現在のAmazon タイムセール価格は 34,580円です。Ryzen 3 3300Uのセール価格が 31,348円ですので、コスパとしては Ryzen 3 4300Uモデルが優れているとの認識です。
▼悩ましいのが、Ryzen 3 4300U、メモリ 16GB、PCIe 3.0 256GB SSD、2.5G RJ45を搭載するミニPCが 30,970円で販売されていること。ブランドの認知度の高さとしては「NiPoGi」となりますが、コスパ度は以下の製品が優位です。
AMD Ryzen 3 4300U、メモリ 16GBを搭載のミニPCが 30,970円で販売中。N150より優位で、2.5G LANを2ポート搭載



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