11.6インチ「NEC LAVIE Direct N11」のLTE 対応モデル(2021年春モデル)が、2022年8月11日現在、50個限定 税込 39,930円で販売されています。CPUはCeleron N4120、メモリ 4GB 固定、ストレージはeMMC 64GBのエントリークラスとなるものの、ディスプレイが360°回転する Yoga スタイルのタッチパネルで LTE 対応のモデルが、税込 39,930円とは見逃せません。
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NEC LAVIE Direct N11 LTE 対応モデルのスペック
LTE 対応 モデル、非対応モデルでは ポート類(USB-Aの個数)が異なりますが、LTE 対応モデルのスペックは以下となります。
CPU | Gemini Lake (Celeron) N4120、4コア 4スレッド |
GPU | Intel UHD Graphics 600 |
メモリ | LPDDR4 4GB、オンボード |
ストレージ | 64GB eMMC |
ディスプレイ | 11.6インチ、タッチパネル、IPS、解像度1366 × 768 |
WiFi | 11ac/a/b/g/n |
Bluetooth | 5.0 |
LTE 対応バンド | バンド1, 3, 8, 18(26), 19, 21,28, 41、nano SIM |
ポート類 | USB Type-C x 2、USB 3.0 |
スピーカー | 2W x 2 |
サイズ | 294.6 × 209.6 × 20.4 mm、約1.3kg |
OS | Windows 11 Pro |
その他 | インカメラ、アウトカメラを搭載 |
LTE対応に Yoga スタイルが魅力である一方、以下の妥協すべき事項もあります。
- 繰り返しの記載ですが、メモリは4GBのオンボード(増設不可)であるうえに、ストレージもeMMC 64GB 固定。64GBのうち、更新の一時ファイルなども含めると Windowsが約半分を占有しますが、動画などを保存しない限りは 何とかなる容量です。
- CPUのCeleron (Gemini Lake) N4120は、Windowsの更新前後のシステムプログラムの動作時を除き、ブラウザやWord、Excelなどは普通に動作し、極端な遅さを感じることはありません。
- 体感レスポンスがワンランク落ちる(高速タイピングなどでも遅延を感じる)N4000やN4020ではなく、N4120であることは好感が持てます。
- ディスプレイは FHDではなく 解像度 1366 x 768のHD画質。文字などで多少の粗さを感じる水準です。
- 11.6インチにして 約1.3kgと、13.3インチ並みの重量です。
▼キーボード上中央にあるのは 500万画素のアウトカメラ。テントモードなどで使用します。
▲キーボードのキーピッチは 19mm、キーストロークは 1.4mm。バックライトは未装備ですが、特殊なキー配置やサイズの異なるキーも多くありません。
▼Celeron N4120と同水準の、N4100を搭載するPCのベンチマークスコアなどはこちら。
▼電源はUSB Type-C、USB Type-Cは2個とも、USB Power Deliveryに対応・映像出力可能とあります。
▼SIM カードスロットは 右サイドの位置しています。
外観
タッチパネルの場合には ディスプレイのベゼル幅が太くなるのですが、標準以上に太いベゼル幅となり、ここも妥協すべきポイント。年代が異なりますが、当時の販売価格としては数倍の「Let’s note CF-RZ5」もかなり太いベゼル幅であることを思えば、許容範囲です。
▼ベゼル幅 あと5mmほどでも狭いとよいのですが。また、艶消しブラックの外枠と、光沢ブラックのツートンが無骨な印象を与えます。
▼天板やヒンジ部分も無骨な印象がありますが、法人向け VersaProの「NEC」のロゴではないため、スッキリとしています。なお、米国防総省が定める「MIL規格(MIL-STD-810H)」準拠のテストをクリアする堅牢性を確保しています。
まとめ
外観や重さなどのマイナスポイントをあえて記載し、また、メモリ 4GB / eMMC 64GBなどの妥協すべき点もありますが、11.6インチ Yoga スタイルで LTE対応の国産ノートが 税込 39,930円で購入できることは、マイナスポイントを差し引いても大きなメリットです。公式サイトの製品紹介にもありますが、スペックからも 学習ノートとしてもよいですね。
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