72 x 72 x 45mmの極小サイズ、190gと軽量な Alder Lake N100を搭載するミニPCが、AliExpressにて販売されています。小さなサイズで、SSD 256GBモデルは約2万円(5月12日時点の換算レート、レートにより変動あり)の低価格にもかかわらず、DDR5 12GBのオンボードメモリを搭載、2242サイズのM.2 SSDは PCie / SATAの双方に対応しています。また、電源ポートが USB Type-Cであることも大きなメリット。
スペック
コンパクトサイズのため、メモリはオンボード、M.2 SSDは2242サイズとなります。なお、冒頭に記載のとおり、SSD ポートは PCIeとSATAの双方に対応していますが、標準装備はどちらかは明記されていません。
CPU | Alder Lake-N N100 |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | DDR5 オンボード 12GB |
ストレージ | M.2 2242サイズ SSD、SATA / PCIe SSDの双方に対応 |
WiFi | Dual Band |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB-A 3.0 x 3、HDMI x 2、有線LAN、電源はType-C |
サイズ | 72 x 72 x 45mm、190g |
OS | Windows 11 Pro |
▼Alder Lake-N N95 / N100のベンチマークスコアとレスポンスは、以下の記事などに掲載しています。モバイル向け前世代のCeleron Jasper Lakeと比較するとパフォーマンスは大きく向上し、2018 / 2019年のハイエンド寄りのノートPCに搭載の第8世代 Core i3 / i5と同水準です。
本製品の価格 約2万円で、4年ほど前のハイエンドモバイルのPCを購入できるとなると、コスパ度はかなりのもの。
▼コンパクトなサイズながらも、USB -A x 3個、HDMI x 2個、有線LANと、ポート類は通常サイズのミニPC並みに充実。ただし、サイズの関係で、一般的なミニPCと異なり、2.5インチ SSD / HDDを増設できません。
▲▼こちらはCPUに前々世代のGemini Lakeを搭載する極小ミニPC「CHUWI LarkBox」のレビュー記事。61mm 角のPCですが、本製品は一回り大きな 72mm角。
極小ミニPCでは、小さなファンの高回転で冷却対応することになります。そのため、「LarkBox」ではファンの音量がやや大きく、本製品も気がかりです。
▲▼こちらは Amazonでも販売の、Jasper Lake N5105を搭載・同サイズのミニPC。実売 約16,000円と安価ですが、パフォーマンスが異なるため、今回紹介のN100 モデルがおすすめ。
まとめ、価格情報
コンパクトな製品なために、ケーブルを複数接続すると本体の一部が浮いてしまうデメリットもありそうですが(前述のLarkBoxがそうでした)、電源はUSB Type-Cであることも踏まえ、バッグに入れて手軽に持ち運べることは大きなメリット。また、Alder Lake N100搭載のため、普段使いのレスポンスに妥協する必要もありません。
▼SSD 256GBモデルの価格は 168.30ドル(約2万円)。SSDなし・OSなしのモデルは 153.45ドルですが、価格差が大きくないため、256GBモデルがおすすめ。
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