Alder Lake N100のエントリークラスから インテル 第12世代 Coreまで、複数のミニPCをAliExpressなどで展開する「MOREFINE」ブランド。2023年5月21日現在、AMD Ryzen 9 6900HXを搭載する「M600」のベアボーンが AliExpressにて 495.05ドル(ストアクーポンの利用後)など、セール販売されていますので、製品の概要について記載します。
販売元
MOREFINE M600、R9-6900HXモデルのスペック
サイズは 149 x 145 x 40mmと、一般的なミニPCよりも縦横に20mmほど大きいこともあり、上の画像のように大きなヒートシンクと、PCIe 4.0 M.2 SSDを2基搭載できることが大きな特徴。
当記事では、メモリ / ストレージ / OSなしのベアボーンをメインに記載しますが、DDR5 メモリ / PCIe 4.0 SSD / Windows 10 Pro インストールの複数のセットモデルが販売されています。
CPU | AMD Ryzen 9 6900HX、8コア16スレッド、最大 4.9GHz |
GPU | AMD Radeon 680M |
メモリ | ベアボーン、DDR5 メモリ 最大 64GB |
ストレージ | ベアボーン、PCIe 4.0 M.2 SSDを2基 搭載可能、2.5インチ SSD / HDDを増設可能 |
WiFi | WiFi 6対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB4 (Thunderbolt 3)、USB 3.2 x 3、USB 2.0 x 3、HDMI、DisplayPort、有線LAN x 2 |
サイズ | 149 × 145 × 40mm |
OS | Windows 10 Pro |
その他 | 当初120個までの販売は、縦置きスタンドが付属 |
MINISFORUM UM690がリリース、AMD Ryzen 9 6900HXとUSB4を搭載のハイエンドなミニPC
AMD Ryzen 7 7735HS搭載のミニPC、MINISFORUM UM773 Lite / Beelink SER6 Pro+のスペック・機能の比較
Beelink GTR7 Pro、Ryzen 9 7940HSを搭載のミニPC フラッグシップ機。USB4、マグネット式 DC-IN、PCIe 4.0 SSDポートを2基搭載
スペックの補足は以下です。
- 上のリンク先記事の「MINISFORUM UM690」のほか、Ryzen 9 6900HXを搭載するミニPCは、複数の製品が販売されています。
- 5月21日現在では、RyzenのミニPCとしては、上のリンク先記事などの Ryzen 7 7735HS / Ryzen 9 7940HSを搭載する製品がハイエンドですが、Ryzen 9 6900HXのミニPCも主力製品の一つです。
- 「MINISFORUM UM690」のサイズが 127 × 128 × 47mmである一方、「MOREFINE M600」のサイズは 149 × 145 × 40mmと一回り大きいです。
- 大きなサイズでもあり、PCIe 4.0 M.2 SSDを2基搭載できることも大きなメリット。
- 映像出力は、HDMI、DisplayPort、Thunderbolt 3の3系統。
- セットモデルのOSは Windows 11ではなく、Windows 10 Proとなります。
▼他のミニPCと同様に、2.5インチ SSD / HDDを増設できることに加え、PCIe 4.0 M.2 SSDを2基搭載することができます。
▲▼映像出力は、HDMI、DisplayPort、Thunderbolt 3の3系統。私としては、以下の記事で記載の iMac 27インチ Mid 2010でのターゲットディスプレイでの接続も含めて、DisplayPortを装備することもメリットの一つです。
iMac 27 Mid 2010のターゲットディスプレイ、AMD Ryzen Win 11 PCからの映像出力を確認。音声も含めて確実に機能
価格情報
AliExpressの2023年5月21日現在のベアボーン価格は、ストアクーポンを利用して 495.05ドル(約71千円)。MINISFORUM UM690のベアボーン(公式ストアはこちら)よりも 約3千円ほど割高ですが、PCIe 4.0 SSDを2基搭載可能のメリットがあります。なお、メモリ・SSD・OSのセットモデルでは、UM690よりもMOREFINE M600が安くなります。
▼こちらは同社のインテル 第12世代 Coreを搭載するミニPC
コメント