MINISFORUMより、AM5 プラットフォームのミニPC(ミニ Workstation)「MS-A1」がリリースされました。CPUは交換可能、ベアボーンも販売されています。セットモデルは、CPUにZen 4 アーキテクチャのAMD Ryzen 7 8700G、Radeon 780M グラフィックス、メモリ 32GB、SSD 1TBの構成です。
引用元・販売元
MNISFORUM MS-A1のスペック
下表はセットモデルのスペックです。サポートしているCPUは AM5ソケットの、AMD 7000シリーズ、8000シリーズ(8700G / 8600G)。グラボを接続可能なPCIeを未搭載であり、流通しているグラフィックス統合のCPUとしては、8700G / 8600Gが搭載可能です。また、外付けグラボを接続する場合には、装備している OCulink ポート経由となります。
CPU | AMD Ryzen 7 8700G |
GPU | AMD Radeon 780M |
メモリ | DDR5-5200Mhz デュアルチャネル 32GB、最大 96GB |
ストレージ | 合計4基のSSDを搭載可能、セットモデルは1TB |
WiFi | WiFi6対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB4、USB-A 3.2 x 3、USB-A 2.0 x 2、OCulink、HDMI、DisplayPort、2.5G 有線LAN x 2 |
サイズ | 189.5 x 186 x 48 mm |
OS | Windows 11 |
▲▼搭載可能な4基のSSDの構成は以下です。セットモデルに搭載のSSDの配置、構成の明記はありませんが、PCIe 4.0 x 4と思われます。
- M.2 2280 SSD ×1 (PCIe 4.0×1)
- M.2 2280 SSD ×2 (PCIe 4.0×4)
- M.2 2280 SSD ×1 (PCIe 3.0×4 )
▲▼背面にUSB4(画像ではType-Cと表記)のOCulinkを装備しています。
他製品のOCulink 経由での外付けグラボの接続は、以下の記事に記載しています。
グラボ以外に、ボード、ケーブル、電源を確保する必要があります。私は安価なボードとケーブルを使用しましたが、安定性はボードとケーブルに依存するとの認識です。このため、MINIFORUMのOCulink ドッキングステーションMINIFORUMのOCulink ドッキングステーションなど、しっかりした製品の利用をおすすめします。
▼CPUの冷却には2基のCPUファンで対応。高負荷時のファン音量は37dBと製品情報に明記されています。なお、ベアボーンを購入、あるいは CPUを換装する場合も、当冷却機構の使用と思われます。
また、SSD用のヒートシンクと小さなファンも装備しています。
価格情報
2024年7月23日現在の公式ストアの価格は、CPU / メモリ / SSD / OSなしのベアボーンが 41,580円、Ryzen 7 8700G / DDR5-5200MHz 16GB x 2 / 1TB SSD / Windows 11のセットモデルが 127,980円です。
仮にAmazonでOS以外を揃えた場合、以下の合計は 91,188円、ベアボーンとの合計価格は 132,768円です。CrucialのSSDではないでしょうから、これを考慮するとOSなしで約13万円となり、OSを加味すると、当然ながらも セットモデルはバラで揃えるよりも安価です。
- AMD Ryzen 7 8700G(クーラー付き) 58,384円(Amazonはこちら)
- Crucial DDR5-5200MHz 16GB x 2 18,380円(Amazonはこちら)
- Crucial PCIe Gen 4(最大 7,400MB/s)1TB 14,424円)(Amazonはこちら)
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