エントリークラスからハインエンドまで、多くのミニPCを販売する「MINISFORUM」より、6コア6スレッドのAMD Ryzen 5 4500Uを搭載する「HM50」が販売開始となりました。
標準仕様でPCIe SSDと、デュアルチャンネルのメモリ 16GBを搭載し、2.5インチのSSD / HDDを2基増設可能なことも特徴とします。また、同社のRyzen搭載のミニPCとしてはUMシリーズが主流ですが、UMシリーズとはボディが異なり、HMとネーミングも変更されています。
MINSIFORUM HM50のスペック
モバイルPC向けのCPUを搭載するHM50ですが、詳細スペックは以下です。
CPU | AMD Ryzen 5 4500U、6コア6スレッド、最大 4.0 GHz |
GPU | AMD Radeon Graphics |
メモリ | 16GB DDR4(8GB x 2) |
ストレージ | M.2 2280 256GB/ 512GB PCIe SSD、2.5インチ SSDを2基 増設可能 |
WiFi | WiFi 6 AX200 |
Bluetooth | 5.1 |
ポート類 | USB 3.0 x 4、USB 3.0 x 2、USB Type-C(映像出力可能)、HDMI、DP、有線LAN x 2 |
サイズ | 149.6 × 149.6 × 55.5mm、700g |
OS | Windows 10 Pro |
ボディはUMシリーズと比較すると、約2cmほど大きくなりました。このサイズにあわせて、USBポートは 映像出力可能なUSB Type -Cも含めると合計7個、2.5インチ SSD / HDDも2基増設可能と拡張性に優れています。
▲公式サイトにGeekbench 5のCPUベンチマークスコアが公開されています。体感レスポンスに影響するSingle Coreのスコアは、AMD Ryzen 5 Pro 4650U / Intel Core i7-7820HKと同水準。後者は当サイトでは初めて記載するCPUですが、Intel 第7世代のKaby Lake。搭載事例は多くないのですが、Amazonで販売のこちらのミニPCが同CPUを搭載しています。
所有するミニPCでは以下の「MINISFORUM X35G (Core i3 1005G1)」に近い水準。ただし、Multi CoreにおいてはGPUが優位なRyzenのこと、X35Gのスコアより上回っています。このクラスとなると、在宅勤務や動画視聴などの普段使いでは、かなり快適となり、負荷の大きいゲームや動画編集を行わない限りは、レスポンス面での不安はありません。
▼UMシリーズでは、天板のワンタッチで内部にアクセスできる仕様ですが、HD50においては 底板からアクセスします。スペックに記載のとおり、メモリは2スロット、標準装備のSSDは高速なPCIe接続、2.5インチのSSD / HDDを2基 搭載することができます。
▼以下はMINISFORUMのミニPCのうち、AMD Ryzen搭載では主流のUMシリーズの「UM300」、2.5インチ SSD / HDDを2基搭載できる「U820」の実機レビュー。
MINSIFORUM HM50の外観
上の画像は「HM50」の実機の写真ですが、同社の多くの他のミニPCと同様に、グレイを基調としたシックな外観です。2.5インチ SSD / HDDを2基搭載できる割には、高さが抑えられている(55.5mm)ように感じます。
▼電源はUSB Type-Cとなります。
▲MINISFORUMのミニPCとしては珍しく、リセットホールを備えていませんが、USBポートは前面に3個、背面に4個と、一般的なミニPCよりも2~3個多い仕様です。
▼「リセットホールを備えていない」と記載しましたが、こちらの画像を見ると、左右の小さな穴はリセットホールとマイクのようにも思えます。
価格情報
2021年4月2日時点、MINISFORUMの公式ストアでは予約販売となっていますが、クーポン「AS-7AD82HM50」の利用により1万円オフとなります。
▼気がつけば Amazonでも販売開始。しかも、公式サイトよりも安価です。
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