エントリーからハイエンド、インテルにAMDのCPUと多数のミニPCを展開する「MINISFORUM」。そのうち、AMD Ryzen 3 3300Uを搭載する「UM300」がBanggoodにてクーポン価格 379.99ドルで販売されています。今回はこの「MINISFORUM UM300」の概要を確認してみました。
▼実機レビュー記事はこちら。
MINISFORUM UM300の概要
ボディ色はホワイトのみの同製品ですが、そのスペックは以下となります。
CPU | AMD Ryzen 3 3300U、4コア4スレッド、最大 3.5 GHz |
GPU | Radeon Vega 6 1200 MHz |
メモリ | 16GB DDR4 |
ストレージ | 2280サイズ M.2 SATA SSD 512GB、2.5インチ SATA HDD / SSD 増設可能 |
WiFi | (WIFI6 AX200をサポート) |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB 3.1 x 2、USB 3.0 x 2、USB Type-C、HDMI、DisplayPort、有線LAN x 2 |
サイズ | 128 × 127 × 46mm 、550g |
OS | Windows 10 |
AMD Ryzen 3 3300Uの実力ですが、CPUベンチマークのシングルコア・マルチコアのスコアは概ね Core i5-8250U相当。当サイトで紹介のAMD Ryzenを搭載のミニPCのなかでは、国内外で人気の1のT-Baoの製品よりは優位、2のChatreey S1に近いスペックです。
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▼CPU / GPUとしては(ベンチマークスコアとしては)、以下で紹介のCore i3-8145Uを搭載するBMAX B4 Proよりも優位。B4 ProはSSDがPCIe接続(UM300はSATA接続)のため、Windows 10の起動や終了、大容量アプリのインストールではB4 Proが速いと思いますが、それ以外は体感的には同水準。ライトユースでは心地よいほどにサクサク動作なうえ、軽いゲームなら大丈夫。
なお、MINISFORUM 公式サイトではRAM 8GB / 128GB SSDとありますが、Banggoodでのカスタマイズにより、RAM 16GB / 512GB SSDとして販売しているようです。
MINISFORUM UM300の機能性
▼ポート類は USB 3.1 x 2、USB 3.0 x 2、USB Type-C、HDMI、DisplayPort、有線LAN x 2。ミニPCの場合、概ねどの製品も拡張性は豊富で差別化しにくい状況になっていますが、本製品は前面にリセットホールも備わっています。
▲ミニPCのなかにはマイクを装備していない製品もありますが、コロナ禍のもとではもはや必須と言えるでしょう。UM300は、しっかりとマイクを装備。
▼他のミニPCにも装備して欲しいのが、天板をワンタッチで開くことができる機能。私のように SSDの増設・換装を繰り返す場合には便利な機能です。
▲▼ワンタッチで開閉できる天板のしくみは、下の画像の手前側を見れば明らかです。
▲▼もちろん メモリはスロット方式、2.5インチ HDD / SSDは天板裏に取り付けることができます。
まとめ
AMD Ryzen搭載のミニPCも製品数が多くなり、記事編集の立場からは収拾がつかない状況に。一覧化するなり整理する必要がありそうです。今回紹介の「MINISFORUM UM300」は、メモリ 16GB / SATA SSD 512GBで Banggoodのクーポン価格 379.99ドル。AMD Ryzen 5 2500U搭載、メモリ 16GB / PCIe SSD 512GBのT-Bao TBOOK MN25が 339.99ドルですので、コスパ度としては同水準以上との認識です。
▼実機レビュー記事はこちら。
▼メモリ 16GB、SSD 512GB版のBanggoodでの販売価格は、クーポン「BGJPMN1168」の利用により 339.99ドル、3/31まで。
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