AmazonにてミニPCを展開する「MINISFORUM」。通常のミニPCよりも一回り大きなH31シリーズは、同社のミニPCのなかでもハイエンドなCPUを搭載する製品ですが、やや控えめな 2コア4スレッドのPentium Gold G5420を採用する 公式サイトにはないモデルが販売されています。
H31、Pentium Gold G5420モデルのスペック
H31と同じボディを採用する MINISFORUMのミニPCとしては、以下で実機レビューCore i5 9500Fなどの第9世代のCPUにGeforce GTX1050 Tiの組み合わせの「H31G」、AMD Ryzen 7 PRO 4750Gなどを搭載する「X400」があります。
一方、今回紹介のモデルは、Coffee Lakeのデスクトップ向けCPU「Pentium Gold G5420」を搭載しています。CPUを控えめにしつつ、ストレージは 128GBのPCIe SSDと1TBのHDDのデュアル構成としてアピールしているようです。
CPU | Pentium Gold G5420 |
GPU | Intel UHD Graphics 610 |
メモリ | 8GB (最大 32GBまで増設可能) |
ストレージ | 128GB PCIe M.2 SSD、2.5インチ 1TB HDD、2242サイズ M.2 SSDの空きスロットあり |
WiFi | (WIFI6 AX200をサポート) |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB 3.0 x 4、HDMI、Mini DisplayPort、有線LAN、マイク |
サイズ | 154 ×153 × 62mm |
OS | Windows 10 Home |
PCIe / NVMe対応のM.2 SSD側の容量は128GBと少なく、こちらはWindowsの起動用として、大量データの保存用としては 1TBのHDDを活かす構図です。
▲▼PCIe SSDの容量不足を感じたら、大容量の製品に換装してもよいでしょう。Western Digitalなどの大手ブランドの場合、以下の記事のように、各ブランドで配布している OSクローンソフトを利用できます。
▼こちらはGeekbench 5のCPUベンチマークスコア。
上から順に、本製品とは異なりますがPentium Gold G5420の事例、Core i5 9500F / Geforce GTX1050 Tiを搭載の「MINISFORUM H31G」、Core i5-8259Uを搭載の「MINISFORUM U820」。Single-Core / Multi-Coreともに、最も低いスコアとなっています。ただし、この水準となると、オフィスソフトなどの操作では相違を体感できるものではありません。
▼引用した「MINISFORUM U820」の実機レビュー記事はこちら
▼底板を開けることにより、メモリスロット、M.2 SSD、2.5インチ HDDにアクセスできます。右下にありますが、M.2 2242サイズ SATA SSDの空きスロットも備えています。
▼こちらの写真は「H31G」の底面ですが、底板は上の画像と同じような異なるような。上の画像にゴム足をネジをつけると同じとなるでしょう。
▼USB Type-Cポートはありませんが、USB 3.0 x 4、HDMI、Mini DPとポート類は豊富。ただし、私はH31Gの使用で不便さを感じているのですが、電源ボタンのある前面にUSBはありません。
まとめ
MINISFORUMのオンラインストアにはラインナップのない「H31のPentium Gold G5420」。同一ボディを採用する「H31シリーズ」の「X400」ほどのハイエンドモデルは必要なく、コストを抑える場合にはわるくはない選択肢。ただし、その場合には、「X35G」など よりコンパクトなMINISFORUMの他の製品も候補となります。
▼こちらは私がおすすめの「X35G」。5/12時点では Amazonでは在庫なし。公式ストアで販売しています。
▼こちらは「X35G」の実機レビュー記事です。
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