MINISFORUMより、CPUにインテル 第12世代のCore i5-1240Pを搭載し、Thunderbolt 4を2ポート装備、HDMIとあわせて 4系統の映像出力に対応のミニPC「NUCG5」がリリースされました。基本スペック以外では、ボディの素材として炭素繊維(カーボンファイバー)を使用していることが大きな特徴です。
なお、2023年2月8日現在では予約販売中、出荷予定は3月上旬です。
引用・販売元
NUCG5のスペック
- MINISFORUM HX90G、グラボにRadeon RX 6600Mを搭載のミニPC。CPUはHX90と同じくRyzen 9 5900HX、GPUが向上
- MINISFORUM HX99G、Ryzen 9 6900HX / DDR5 RAM / USB4 x 2を搭載のミニPCが発売に。PCIe 4. 0 SSDポートを2個装備
MINISFORUMのミニPCのうち、ボディ素材に炭素繊維(カーボンファイバー)を採用する製品としては、上記のAMD Ryzenを搭載するHX90 / HX99シリーズがあります。第12世代 インテル CPU・炭素繊維のボディを採用するミニPCは同社初の製品です。
CPU | 第12世代 Core i5-1240P、12コア 16スレッド、最大 4.4GHz |
GPU | Intel Iris Xe |
メモリ | DDR4 16GB / 32GB、最大 64GB |
ストレージ | M.2 PCIe SSD 256GB / 512GB |
WiFi | WiFi 6E |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | Thunderbolt 4 x 2、HDMI x 2、USB 3.2 x 3、USB 2.0、有線LAN |
サイズ | 109.5 x 110.5 x 61.6mm |
OS | Windows 11 Pro |
スペックの補足は以下です。
- MINISFORUM 公式ストアの情報では、Core i5-1240Pの実力は Core i5-1135G7よりも70% アップとあります。
- Core i5-1240PのGeekbench 5 CPUベンチマークのスコアは「シングルコア 1400台、マルチコア 9000台」。「PC 実機で計測、Geekbench CPU ベンチマークスコアの一覧、サクサクと動作するスコアの指標」で掲載の、これまでにレビュー あるいは紹介したPCに照らし合わせると、体感レスポンスに直結するシングルコアは Core i5-1135G7をやや上回る水準、マルチコアではCore i5-1135G7やM1 Macに大きな差をつけて高いスコア。
- SSD ポートは一つのみとなり、2.5インチ HDD / SSD、M.2 SSDを増設することはできません。
- Core i5-1240PのメモリはDDR5にも対応していますが、コストの関係からも DDR4となっています。
▼2.5インチ HDD / SSD、あるいはM.2 SSDを増設できるミニPCが多いなか、本製品は大きなヒートシンクとファンを装備していることもあってか、ストレージを増設できないようです。
▲上の画像右側に、PCIe SSDのヒートシンクの装備を確認できます。
▼炭素繊維のボディと大きなヒートシンクのファン、開口部の大きな天板、SSD ヒートシンクと冷却は十分に考慮されています。
外観と機能
横幅と縦幅は一般的なミニPCの標準的なサイズですが、高さは61.6mmと 約10〜15mmほど高くなります。
▼2本の大きなアンテナを備えています。ミニPCが流行り出した頃のハイエンドのミニPCは、このスタイルの製品が多かったのですが、炭素繊維ボディとあわせて 新鮮さも感じます。
▼データ転送 40Gbpsの帯域幅、外付けGPUに接続可能、15Wの電源出力に対応(ポータブルデバイスなどの充電に対応)のThunderbolt 4を2ポート搭載。HDMI x 2とあわせて、4つのモニターへの映像出力に対応しています。
▼2023年2月8日現在では予約販売・3月上旬の出荷予定となります。メモリ 16GB / SSD 512GB版の販売価格は 85,980円
コメント