MINISFORUMより、CPUにインテル 第12世代のCore i5-1250H あるいはCore i7-12650Hを搭載するミニPC「NAB5 / NAB6」がリリースされました。メモリはDDR4、SSDはPCIe 4.0、映像出力はUSB Type-C x 2ポートを含めた4系統です。
2023年3月6日時点では MINISFORUM 公式サイトからアナウンスされていませんが、海外通販のMinixPC サイトでは、ベアボーンおよびセット品が販売されていますので、速報ベースで概要を記載します。
引用元
MINISFORUM NAB6のスペック(速報ベース)
上位版のNAB6の速報ベースのスペックは以下となりますが、MinixPCサイトの中国語の情報から抽出したスペックであり、私の認識違いがあるかもしれません。
CPU | 第12世代 Core i7-12650H、10コア 16スレッド、最大 4.4GHz |
GPU | Intel Iris Xe |
メモリ | DDR4-3200 32GB、最大 64GB |
ストレージ | M.2 2280 PCIe 4.0 SSD 512GB、2.5インチ SATA SSD / HDDを増設可能 |
WiFi | M.2 2230での提供 |
Bluetooth | 搭載 |
ポート類 | HDMI x 2、USB A 3.2 x 4、USB C(映像出力対応) x 2、USB C 3.2、有線LAN x 2 |
サイズ | 127 × 127.5 × 54.7 mm |
OS | Windows 11 Pro |
スペックの補足は以下です。
- CPUは第12世代 モバイル向けのハイエンド(末尾 H)となる Core i7-12650Hを搭載
- Geekbenchは既に6に置き換わっていますが、Geekbench 5のCPU ベンチマークスコアは「シングルコア 1700台、マルチコア 10000前後」。M1 MacBook Airのスコアが「シングルコア 1723、マルチコア 7495」 となり(関連記事、Geekbench スコア一覧はこちら)、普段使いの体感レスポンスに直結するシングルコアから察すると、M1 Mac並みの水準です。
- PCIe 4.0のSSDにはヒートシンクと小型のファンが備わっており、発熱に対する懸念は無用です。
▼USB Type-Cは、前面のデータ専用、背面の映像出力対応、100W(とイメージ画像に掲載あり)のPD・映像出力対応の合計3ポート。
▲▼厚めのヒートシンクと PCIe 4.0 M.2 SSD+ファン付きヒートシンクにより、一般的なミニPCよりも高さがあります。なお、見出し下と以下の画像からの判断では、ボディの素材は樹脂と思われます。
▼AMD Ryzen搭載のUM690(紹介記事はこちら)などでは、増設する2.5インチ HDD / SSDとメモリ・M.2 SSDを冷やす金属板が備わっているのですが、前述のとおり 本製品は M.2 SSDへのファン付きヒートシンクです。この厚みとCPUファン・ヒートシンクとあわせて、通常のミニPCよりも高さがあります。
価格情報
中国語を理解できないのですが、上の画像を見ると(こちらのU820とは仕様が異なりますが)ワンタッチで天板が開き、内部にアクセスできるようです。
2023年3月6日時点では、MINISFORUM 公式ストアにラインナップされていませんが、香港を拠点とするMinixPCサイトでは、Core i7-12650Hのベアボーンが549ドル、メモリ 32GB / SSD 512GB版が699ドルとなっています。
なお、クーポンコード「winandinet」の利用により、表示の価格から 5%オフとなります。
▲▼MinixPCサイトでのクーポンの利用方法はこちら
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