今回レビューする製品は、MINISFORUMのMini-ITX マザーボード「BD790i SE」です。AMD Zen 4 アーキテクチャ 16コア 32スレッドのRyzen 9 7945HXをビルトインし、CINEBENCH R23 マルチコアのスコアは驚愕の約33,000です。
SATA ポート、USB-C ヘッダー、RGB ヘッダーを未装備であることが惜しいのですが、ベンチマークスコアが凄まじいため、これらを未装備である事項を補って余りある製品です。
なお、上の写真の12cm ファンは別途ユーザーにて用意する必要があります。また、撮影の関係上、上の写真のファンは吸気で取り付けています(実際には排気での運用)。
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MINISFORUM BD790i SEのスペック、使用中のパーツ
CPUをビルトインしたマザーボードの販売ですので、グラボ、メモリ、SSD、CPU ファン、OS、電源、ケースは別途用意する必要があります。なお、GPUは内蔵・統合型のAMD Radeon 610Mにおいても動作しますが 非力であり、CPUを活かすには グラボを使用した方がよいです。
なお、従来モデルの「BD790i」、新モデルの「BD790i X3D(CPUはRyzen 9 7945HX 3D)」は、PCIe 5.0 SSDに対応していますが、「BD790i SE」はPCIe 4.0 SSDです。
MINISFORUM BD795i SE、Ryzen 9 7945HXをビルトインのMini-ITX マザボで使用予定のパーツ類
▲▼使用しているパーツは上の記事においても記載していますが、あらためての掲載です。ピンクの部分が用意したパーツです。なお、私個人の備忘録となりますが、当初の予定から変更したパーツには取り消し線を入れています。
CPU | AMD Ryzen 9 7945HX、16コア 32スレッド、64MB キャッシュ、最大 5.4GHz |
CPU ファン | ARCTIC 200〜3,300rpm PWMファン P12 MAX |
GPU | AMD Radeon 610M(CPU統合型) |
グラボ | ASRock RX 6600 XT Challenger、後日 RTX 3060 12GBに変更 |
メモリ | Crucial「CT16G56C46S5.M8G1」、DDR5 SO-DIMM 5600MHz 16GB x 2 |
SSD | Yottamaster、M.2 PCIe 4.0 1TB SSD |
マザーボード | CPUをビルトインのMini-ITX 規格(170 x 170 x 1.6mm) |
USB ポート | Type-C 3.2 Gen 2(Alt DP対応)、USB-A 3.2 Gen 1 x 2、USB-A 2.0 x 2 |
統合GPUの映像出力 | HDMI、DisplayPort、USB Type-C |
I/O | 4pin CPUファン、4pin システムファン x 2、USB 3.2 Gen 1、フロントオーディオヘッダー、システムパネルヘッダー |
電源 | 玄人志向 80PLUS Bronze 650W ATX電源、玄人志向 80Plus GOLD 750W ATX 電源 |
ケース | ZALMAN P10 White、Jonsplus i100 Pro |
ケースファン | THERMALRIGHT TL-C12CW-S x 5個 ARCTIC 200〜3,300rpm PWMファン P12 MAX |
上記のピンク網掛けの取り付けたパーツのうち、特におすすめの製品は、以下のCPUファン「ARCTIC P12 Max」。ヒートシンクと12cm ファンの厚みと大きさにより、ケース背面に排気用の12cmファンを取り付けできない状況ですが、「ARCTIC P12 Max」は最大 3,300rpmで風量が大きいうえに(一般的には 2,000rpm未満)、静音(低いファン音であり、やかましく感じない)です。私はCPUファンとケース上面に2つ取り付けています。
MINISFORUM BD790i SE、説明書・ドライバー ダウンロード
▲▼説明書は上の公式サイトでダウンロードできます(書面での付属なし)。
▲▼上の画像のとおり、SATA ポート、USB-C ヘッダー、RGB ヘッダーを未装備です。私はRGBファンは、以下のZALMANのコントローラーで動作させています。
▼統合型GPUを使用時の映像出力は、USB-C / DP / HDMIの3系統。マザーボードにUSB-C ヘッダーはないものの、グラボ使用時に USB-C ポートはデータ用としては機能します。
なお、バックパネルにはヒートシンクの通風孔があり、また、ユーザーにて取付の12cm ファンとあわせた厚みにより、ケース背面に排気用の12cm ファンを取り付けることができません。このため、私はケース上側に12cm 排気ファンを取り付けました。
▲▼ケースは 近所のハードオフで販売していた 中古の「Jonsplus i100 Pro」を使用しています。2025年3月9日現在、国内での入手は困難ですが、アルミ・マグネシウム製の高品質なケースです。Mini-ITX用のケースとしては大きいこともあり、ATX電源と長さのあるグラボも組み込むことができます。
実機のシステム情報
続いて、メモリ、SSD、グラボを取付後の、実機から抽出のシステム情報を掲載します。
▼ビルトインのCPUは AMD Ryzen 9 7945HX、メモリは16GB x 2の32GBとし、OSはWindows 11 Proをインストールしました。
▼タスクマネージャーでの 32スレッドの表示は圧巻。CINEBENCH R23のマルチコアを計測中ですが、あえて使用率 100%張り付き時の様子を掲載しています。
▼こちらは「デバイスマネージャー」ですが、GPUはもちろん 統合型のRadeon 610Mと 取り付けた Radeon RX6600 XTの双方を認識しています。
HWiNFOの使い方、Windows PCのデバイス詳細情報やCPU温度など、導入必須のフリーソフト。投稿数 約4万件のフォーラムも充実
▲▼上の記事にて紹介のフリーソフト「HWiNFO」から抽出のシステムの概要です。クリックにて拡大できます。
▼上の概要から CPU情報の拡大です。AMD Ryzen 9 7945HXは、5nm プロセス、16コア 32スレッド、L3 キャッシュ 64MB
▼WiFi / Bluetooth モジュール(2230サイズ)を未搭載のため、手元にあっったモジュールを取り付けたところ、ドライバーを当てても WiFi側を認識せず(Bluetoothは認識・機能しています)。このため、有線LANにて接続しています。
外観
付属品とマザーボードの外観について記載します。
▼梱包用のビニールを剥がした状態で撮影しています。Mini-ITXのマザーボードですので、外箱も275 x 249mmとコンパクト。下に「PCIe 5.0」とありますが、PCIe Expansion slotがPCIe 5.0の意です。「BD790i」「BD790i X3D」は、PCIe 5.0 SSD スロットですが、「BD790i SE」は PCIe 4.0 SSD スロットです。
▼背面には主な仕様と特徴が掲載されています。
MINISFORUM BD790i SE、説明書・ドライバー ダウンロード
▲▼付属品も含めた一色です。書類は免責事項などを記載した「しおり」と、Webでの説明書のリンク先を記載した「しおり」です。説明書は上のリンク先にあります。なお、WiFi / Blutooth モジュール(2230サイズ)の取り付けキットが付属していますが、モジュール自体は付属・装備なしです。
▼Mini-ITX 170 x 170mmのコンパクトなマザーボード。ヒートシンクがかなりの面積を占めています。2スロットのメモリは、ノートPC用のDDR5 SO-DIMM。グラボ用のPCIe スロットは PCIe 5.0 x 16
▼PCIe 5.0 x 16スロット側より。厚みのある大きなヒートシンクが取り付けられています。ヒートシンクに厚みがあるため、また、バックパネルのギリギリまでヒートシンクがあるため、PCケースに12cmファンを取り付けることができません。また、背面に12cmファン付きのケースの場合、ファンを取り外す必要があります。
▼バックパネル部分までヒートシンク・ファンがあり、前述のとおり ケースの背面に12cmファンを取り付けることができません。なお、CPU ファンは撮影用に吸気で取り付けていますが、実際の運用は排気です。
▼メモリスロット、M.2 SSD スロット側より。繰り返しとなりますが、従来モデルの「BD790i」のM.2 SSD スロットは PCIe 5.0ですが、「BD790i SE」は PCIe 4.0です。この相違により、価格を抑えています。
▼手前(右下)のように、M.2 SSDはネジなしで取り付けることができます。なお、従来モデルの「BD790i」と異なり、「BD790i SE」は SSD ヒートシンク(ファン付き)を未装備です。ただし、CPU ヒートシンクに取り付ける12cm(1225サイズ)ファンの一部がSSDスロットに被さり、CPUとあわせてSSDを熱をかろうじて排出できるか否かです。
▲▼ヒートシンクを被せたM.2 SSDの取付後です。上で「CPUとあわせてSSDを熱をかろうじて排出できるか否か」と記載しましたが、SSDのヒートシンクに高さがないために困難ですね。
▲▼裏面の全体像、CMOS電池の拡大です。電池切れ時に備えて型番を記載すると「CR2032 3V」です。
パーツ取付
パーツ取付の一部について記載します。苦労したのは以下の2点です。特に、他のPCから流用したWiFi モジュールの取付で若干 時間を要しました。
- 当初はMicro ATX ケースに取り付けていましたが、程なく Mini ITX ケースに変更。小さな空間でのATX 電源の取付に苦労しました。ただし、中古の説明書なしのケースであったことの要因が大きいです。
- 前述の同社公式サイトの説明書に、WiFi モジュールの取付方法の記載がなく、付属の金具の使用方法も含めて 取付は手探り状態でした。
▼ファンブラケットを取り付けました。取付の際、付属の6個のネジを使用しました。
▼後ほど排気側に取り付け直していますが、1225サイズ(120mm、厚み 25mm)のファン「ARCTIC P12 Max」を取り付けました。一般的な12cm ファンよりも高回転(200〜3,300rpm)であり、この恩恵により 狭いMini ITXケースへの組み込みでも よく冷えています。
▼ごく短期間使用のMicro ATX ケースに取り付けた状況です。ケースに装備の12cm 背面ファンを活かしたかったのですが、ヒートシンクとファンの厚みにより 背面ファンを取り付けできず。背面ファンを取り外しています。
▼取り付けたCrucialのDDR5 メモリ 16GB x 2枚(型番「CT16G56C46S5.M8G1」)と、「Yottamaster」ブランドの1TB SSD。「Yottamaster」のSSDは、蝉族のTLC NANDを期待して購入したのですが、結果 QLCであり 特におすすめするものではありません。
▼SSDに付属のヒートシンクもあわせて取り付けたSSD、2スロットのうち、いわゆるCPU 直結は写真のヒートシンク側です。
▼メモリを取り付けました。
▼取付で苦労したのが、2230サイズのWiFi / Bluetooth モジュール。モジュールは他のPCからの流用ですが、ヒートシンク左の縦のスロットが狭いところにあるうえに、付属の金具の使用方法を理解するのに時間を要しました(説明書に記載なし)。詳細な記載は割愛しますが、金具はマザーボードの裏面からネジ留めします。
▲WiFi / Bluetooth モジュールのみでは取り付けしやすいものの、しっかり固定するための金具付きとなると、狭いところにあるために苦労します。
▼取付に時間を要したものの、ドライバーを当てても認識せず(Bluetoothは使用できています)。このため、有線LANを使用しています。
ケースも含めた全体像
ケースは当初、Micro-ATX用の「ZALMAN P10 White」を使用していましたが、スカスカな状態であり、かつ 他の自作PCで急遽 使用することになったため、ハードオフで購入のMini-ITX用ケース「Jonsplus i100 Pro」を使用しています。
306.8 x 434.8 x 194mmのMINI-ITX用としては大きなケースであり、上の写真のとおり、ATX電源・長さのあるグラボも収めることができます。その他、ケース関連の補足は以下です。
- サイドパネルは厚みのあるアルミ製、電源ボタンとUSBポートはケース上側にあり。
- 前述のとおり、ヒートシンクと12cmファンの厚みにより、背面に排気用のファンを取り付けることができず(そもそも、「Jonsplus i100 Pro」はケース上下にファンを取り付ける仕様)、ケース上部に排気用のファンを取り付けています。
- CPUファン・ケース上部のファンともに、高回転の12cmファン「ARCTIC P12 Max」です。これにより、CPU 使用率 100%の場合にも、CPU 最大温度は約60℃とよく冷えています。
- 「MINISFORUM BD790i SE」はRGB ヘッダーを未装備であり、ZALMANのコントローラー(Amazonはこちら)により RGBファン(ケース下側)を点灯させています。
- 中古ケースでもあり、本来は付属しているライザーケーブルが付属していないのですが、ライザーケーブルにより、グラボを縦置きにすることもできます。空流としては下から上へのケースであり(ファンも上と下に装着するタイプ)、冷却対応はグラボの縦置きがよりよいもの。
- 以下のベンチマークスコアを計測のグラボは「Radeon RX 6600 XT」ですが、当段落でのグラボは「NVIDIA GeForce RTX 3060 12GB」です。
▼12cm ファンにより マザーボードがほぼ見ない状態ですが、マザーボードとグラボを拡大。右側にATX電源を収めています。
▼さらに拡大。メモリスロットの右にファンの端子があるのですが、狭いスペースであり 抜き差ししにくいです。
▼バックパネル周りを拡大。ブラックのパネル色がぴったりマッチしています。
▼横に寝かせての電源ボタン周り。この辺りも高品質です。なお、「MINISFORUM BD790i SE」はUSB-C ヘッダーがないために、USB-C ポートは機能しません。
▼同じく横に寝かせた状態ですが、マグネット式で簡単に開くカバーを外した状態です。上の空きスペースにもファンを付けたいところですが、ATX電源を固定するフレームがあるために 12cm 25mm厚のファンを取り付けできず。15mm厚ならいけそうです。
▼両サイドのカバーを装着しての全体像。両サイドの通風孔の面積が小さいために 内部温度を懸念していましたが、上下の開口部が大きいために影響ありませんでした。
ベンチマークスコア
実機で計測のベンチマークスコアを掲載します。CPU単体のベンチマークでは、これまで実機レビューのPCと比較すると、トップ、あるいはトップクラスのスコアです。
なお、グラボ(Radeon RX 6600 XT)のベンチマークスコアについては、以下の記事に掲載のRyzen 7 5700Xでの自作PCと比較しています。
Ryzen 7 5700Xの自作PC、CPUファン・グラボ・SSDなど、私が使用のパーツ類とベンチスコア
Geekbench 5
Geekbench 5のスコアは「シングルコア 2144、マルチコア 19184」
▲▼以下の記事にて、これまで実機レビューしたPCのスコアを一覧化していますが、2024年3月8日現在では、シングルコアのスコアは Core i7-14700Fを上回り、Apple M4に次ぐ順位です。マルチコアは16コア 32コアによりにダントツでトップ。
PC 実機で計測、Geekbench CPU ベンチマークスコアの一覧、サクサクと動作するスコアの指標
▼上の記事から、シングルコアスコアの上位のCPUを抜粋。Ryzen 9 7945HXは シングルコアは2位、マルチコアはトップです。
Geekbench 6
Geekbench 6のスコアは「シングルコア 2799、マルチコア 16168」。Geekbench 5と6は 評価項目と スコア判定のベースとなるPCのスペックが異なり、Geekbench 6は5よりも高いスコアになります。
Geekbench AI
参考までに、Geekbench AI ベンチマークも計測しました。
▲▼下のスコアは、以下の記事にて実機レビューのCore Ultra 7 258Vを搭載する「ThinkPad X1 Carbon Gen 13」ですが、本製品は大きな差をつけ 高いスコアです。
ThinkPad X1 Carbon Gen 13 実機レビュー、約986gの軽さを即実感。PCIe 5.0 SSDのReadは13,000MB/s超えと強烈
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23のスコアは「シングルコア 1939、マルチコア 32963」と、特にマルチコアのスコアは強烈です。
▲▼以下の記事にて、これまで実機レビューしたPCのスコアを一覧化していますが(デスクトップ向けCPUは未搭載)、2024年3月8日現在では、シングルコアのスコアは Apple M4とCore i7-14700HXに次ぐ順位、マルチコアはダントツのトップです。
CINEBENCH R23、ミニPCやノートPC 35製品で計測のスコア一覧。キビキビ動作のスコアの指標
▼上の記事から、マルチコアスコアの上位のCPUを抜粋。本製品のRyzen 9 7945HXは、ダントツのトップです。
3DMARK
AMD Radeon RX 6600 XTでの 3DMARK Time Spyのスコアは 10,034。2つめのRyzen 7 5700X / RX 6600 XTと比較すると、CPU スコアに大きな差があり、妥当なところ。
ファイナルファンタジー XV
ファイナルファンタジー XVのFHDでのスコアは「12,918 非常に快適」。2つめのRyzen 7 5700X / RX 6600 XTと同水準です。
ファイナルファンタジー XIV
ファイナルファンタジー XIVのFHDでのスコアは「17,010 非常に快適」。ファイナルファンタジー XVと異なり、Ryzen 7 5700X / RX 6600 XTよりも高いスコアです。
▲平均フレームレート 120.5、最低フレームレート 62、ローディングタイム 8.345secとわるくないスコアです。
▼試しに 統合グラフィックスのRadeon 610Mにて計測しましたが、さすがに負荷が大きく「2,205 設定変更を推奨」でした。
ドラクエベンチマーク
軽めのゲーミングベンチソフト「ドラクエベンチマーク」のスコア(FHD 解像度)は、「すごく快適 24390」。2つめのスコアは、Core i7-14700F / GeForce RTX 4060を搭載する「Lenovo LOQ Tower 17IRR9(実機レビューはこちら)」ですが、一歩及ばずながらも 十分なスコアです。
PCMark 10
PCMark 10のスコアは 8,908。2つめのスコアは、Core i7-14700F / GeForce RTX 4060を搭載する「Lenovo LOQ Tower 17IRR9(実機レビューはこちら)」よりも高いスコアです。
CrystalDiskMark
SSDの最大瞬間風速的なベンチマークとなりますが、YottamasterのPCIe 4.0 SSD 1TBの読み書き速度です。QLCであり、また、他のPCIe SSDと比較すると SSD温度が高いために(SSD内部のセンサーがおかしい可能性大)、おすすめのSSDではありません。ただし、読み書きが高速、安価であるために よく売れているようです。
CPU 温度
以下はフリーソフト「HWiNFO」で計測の、CINEBENCH R23 マルチコアのベンチ計測にて、CPU 使用率を100%とした際のCPU 温度です。前述のとおり、高回転の「ARCTIC P12 Max(CPUファンとケース上の2個)」の恩恵が大きいかと思いますが、最大でも約60℃におさまっており、CPU温度への懸念は不要です。
まとめ
モバイル向けのCPU AMD Ryzen 9 7945HXを搭載するマザーボード「MINISFORUM BD790i SE」の実機レビュー記事でした。16コア32スレッドのベンチマークスコアは凄まじく、CINEBENCH R23のマルチコアにおいては、驚愕の約33,000となり、これまでに実機レビューしたPCよりも ダントツで高いスコアです。
また、Core i7-14700F / Core i7-14700よりも高いベンチマークスコアとなることも多く、手元にないのですが AM5 デスクトップ向けのRyzen 7000シリーズ / 8000シリーズのハイエンド寄りのCPUに迫るものと思われます。
コンパクトなMini-ITXのマザーボードでもあり、以下に制限がありますが、驚愕のベンチマークスコアは これらを補って余りあるほどの魅力があります。また、16コア32スレッドのCPUをビルトインし、6万円台の価格もおすすめの大きな要因です。
- SATA ポート、USB-C ヘッダー、RGB ヘッダーを未装備。
- WiFi / Bluetooth モジュールは、別途購入・ユーザー取付となる。
- 本文には未掲載ですが、BIOSの調整項目が少ない。
- CPU ヒートシンクとユーザーにて購入・取付の12cm ファンの厚みにより、ケース背面に排出用の12cm ファンを取り付けできず。
▼2025年3月9日現在の価格は、各通販サイトともに 6万円台です。
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