MINISFORUMより、AMD Ryzen 9 7945HX あるいは Ryzen 9 7940HXをビルトインのマザーボード「BD790i(R9 7945HXを搭載)」「BD790i SE(R9 7940HXを搭載)が販売されています。
モバイル向け ハイエンドのCPUがオンボードとなり 換装はできず、また、電源・ファン・ケースを用意する必要がありますが、PCI Express 5.0 x 16を装備し、別途 グラボを接続することができます。
引用元・販売元
MINISFORUM BD790i / BD790i SE、公式ストア
BD790iのスペック
下表は上位のAMD Ryzen 9 7945HXを搭載する「BD790i」のスペックです。「BD790i SE」との相違は、CPUのほか 黄色網掛けの箇所・以下です。
- 「BD790i」のSSDはPCIe 5.0に対応、「BD790i SE」はPCIe 4.0
- WiFiは公式ストアの製品情報では読み取りにくいのですが、「BD790i SE」は M.2 2230 Key E スロットと記載されています。
- 上記以外に、「BD790i SE」は「SSDヒートシンク&ファンヘッダー/外部アンテナ」は 「なし」と記載されています。2とあわせ、「BD790i SE」のWiFiの状況は読み取りづらいです。
CPU | AMD Ryzen 9 7945HX |
GPU | AMD Radeon 610M |
メモリ | DDR5 2スロット、最大 5200MT/s、最大 64GB |
ストレージ | 2280サイズ PCIe 5.0、2スロット |
WiFi | WiFi6E 対応 |
Bluetooth | 5.3 |
映像出力 | 統合型GPUでの出力は HDMI、DisplayPort、USB Type-C |
USB ポート | USB 3.2 Gen2 Type-C Port (Alt DP 対応)、USB 3.2 Gen 1 Type-A x 2、USB 2.0 Type-A x 2 |
マザーボード規格 | Mini-ITX、170 x 170 x 1.6mm |
その他 | PCIe 5.0 x 16 スロット、電源・ファン・ケースを別途用意する必要あり |
▼DDR5 最大 5200MT/sのメモリスロットは、画像の上部に2つ、左のファンをビルトインしたヒートシンクの下に、M.2 PCIe SSD スロットを2つ装備しています。
PCIe 5.0 x 16 スロットは画像の右側に装備。公式ストアのFAQに「RTX 4060の場合には最低 300W」など、消費電力の目安が記載されています。
▼電源・ファンは付属しないため、別途用意する必要があります。ファンの規格は「12025ファン(12cm、厚み 2.5cm)」とあり、合わせる回転数にもよりますが、ケース用ファンを流用できそうです。
▼Ryzen 9 7940HX / Ryzen 9 7945HXともに、モバイル向けのZen 4 アーキテクチャー。換装できないことに留意ください。内蔵のGPUは AMD Radeon 610Mとなり やや弱いため、ここは別途 グラボを接続したいものです。
▲ベンチマークスコアも公開されていますが、CINEBENCH R23でしょうか(としては、シングルコアが高めに出ているように感じます)。スコアのみでは読み取りづらいです。
▼上の画像は「Ryzen 9 7945HXを搭載のBD790i」、下の画像は「Ryzen 9 7940HXを搭載のBD790i SE」。前者のストレージはPCIe 5.0、後者はPCIe 4.0となりますが、SSD ヒートシンクの有無の相違がわかります。また、WiFi アンテナの有無も異なります。
価格情報
2024年9月28日現在の公式ストアの価格は以下です。両モデルには大きな価格差がありますが、私個人として購入する場合には「BD790 SE」で十分とも思います。
メモリ・ストレージ・Windows 11以外に、電源・ファン・(任意で)ケースを用意する必要があり、やや敷居が高い製品ですが、手持ちのパーツを活かす場合にはよいのでは、との認識です。
- Ryzen 9 7945HXを搭載の「BD790i」は 81,980円
- Ryzen 9 7940HXを搭載の「BD790 SE」は 60,780円
引用元・販売元
MINISFORUM BD790i / BD790i SE、公式ストア
▼Amazonでも販売されていました。クーポン適用後の「BD790i」の価格は 79,380円
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