HiMeLE PCG02、N100搭載 Stick PC スペックのまとめ。ファンレス仕様で、フル機能のUSB-Cを装備、映像出力は2系統 | Win And I net

HiMeLE PCG02、N100搭載 Stick PC スペックのまとめ。ファンレス仕様で、フル機能のUSB-Cを装備、映像出力は2系統

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日本国内では「HiMeLE」ブランド、海外では「MeLE」ブランドより、Alder Lake N100を搭載する ファンレス Stick PCが販売されていますので、スペックと価格情報を記載します。

電源ポートはUSB Type-Cのほか、映像出力・PD対応のUSB Type-Cポートも装備し、有線LANとCMOS クリアも備えています。ストレージはeMMCとなりますが、それ以外の機能・拡張性は、N100を搭載するミニPCとほぼ同じです。むしろ、フル機能のUSB Type-Cを備えていることから、本製品が高機能とも言えます。

HiMeLE PCG02のスペック

上の画像のとおり、USB Type-C ポートを電源用とフル機能の2つ搭載しています。一般的な Alder Lake N100 ミニPCにおいても、フル機能のUSB Type-Cポートを備えて製品は少数派であるため、これはメリットの一つです。

また、映像出力はHDMIとUSB Type-Cの2系統、有線LAN、MicroSD カード、VESA 対応、CMOS クリアも装備と、ミニPCと遜色ない構成です。ただし、繰り返しとなりますが、コンパクトな筐体であることから、ストレージはSSDではなくeMMCです。

 

MINISFORUM S100、N100搭載のStick PCが正式販売。Alt モード/PD対応のUSB-C搭載が大きなメリット

▲▼下表のスペックにおいて、同じく N100を搭載するStick PC「MINISFORUM S100」より優位な事項に黄色網掛け、劣位な事項にピンク網掛けしています。

CPU Alder Lake-N N100、4コア 4スレッド
GPU Intel UHD Graphics
メモリ LPDDR4X 4266MHz、オンボード 8GB
ストレージ eMMC 128GB
WiFi デュアルバンドに対応
Bluetooth 5.1
ポート類 USB Type-C (Alt モード、DP / PD対応)、HDMI、USB-A  3.2 Gen 2 x 2、有線LAN、MicroSD カードスロット、3.5mm オーディオジャック
サイズ 140 x 60 x 19.5mm、130g
OS Windows 11 Pro
その他 ファンレス、VESA マウント付属

 

▼N100を搭載するPCは、以下の記事など複数製品を実機レビューしています。ベンチマークスコア・体感レスポンスは、2018年に発売のハイエンドクラスのノートPCに搭載のCore i5-8350U / Core i5-8250Uと同水準。Webのブラウジングや在宅勤務でのオフィスソフトでは遅さを感じることなく動作します。

GEEKOM AIR12 Lite 実機レビュー、Alder Lake N100 搭載のミニPC、スチール製フレームなどの作りの良さは上位機並み

Beelink EQ12 実機レビュー、Alder Lake N100 / DDR5 16GB / PCIe 500GB SSDで 約32千円とコスパ度最強。Core i7-8565Uと同水準のベンチスコア

 

前述の「MINISFORUM S100」との比較も含めた スペックの補足は以下です。

  • 本製品はファンレス仕様です。N100を搭載するミニPCの場合、CPU ファンが回転しないことも多いほどに省電力ですが、140 x 60 x 19.5mmの小さな筐体でファンレス仕様では、夏の高気温のもとでは やや不安も感じます。
  • ただし、上記の場合(排熱に不安を感じる場合)、筐体の上にヒートシンクを追加することで対応可能と思われます。
  • 「MINISFORUM S100」のストレージは eMMCより高速な UFS 2.1である一方、「HiMeLE PCG02」は eMMC。ただし、普段使いでは体感できるほどの相違はありません。
  • 「MINISFORUM S100」のメモリはLPDDR5ですが、「HiMeLE PCG02」のメモリはLPDDR4。ベンチマークではLPDDR5が優位ですが、ベンチスコア・体感レスポンスともに大きな差ではありません。
  • 上記のストレージやメモリ、その他の機能も含めて、両製品は筐体のデザインは異なるものの、価格も含めて ほぼ同じスペックと機能です。
  • ただし、「MINISFORUM S100」のEthernet ポートは、PoE(Power over Ethernet)に対応し、LANを通じて電源を確保することができます。

 

▼ファンレスであることも特徴となる「HiMeLE PCG02」ですが、ファンレスの実現にあたり、筐体の上側に小さな溝があり、ヒートシンクを兼ねています。

以下の画像の注意事項に記載されていますが、負荷がかかった際には このヒートシンクが 55~70℃に達することがあるとのこと(私も他のファンレス Stick PCで経験があります)。特に夏場は要注意であり、熱くなった際には数百円で販売のヒートシンクの追加、あるいは一時的にUSB ファンの冷風で冷やすとよいでしょう。

価格情報

冒頭に記載のとおり、日本国内では「HiMeLE」ブランド、海外では「MeLE」ブランドより販売されています。Amazonのブランド紹介では「MeLE」が製造元、「HiMeLE」が販売ブランドと読み取れますが、製造元は別の OEM製品と思われます。

なお、Amazonでは 筐体のデザインの異なる「PRO」版も販売されており、無印版・PRO版ともに、2025年4月27日現在の価格は 28,000円台。

ちなみに、「MINISFORUM S100」のAmazon 価格も 28,000円台となり、N100 Stick PCをお探しの方は、悩ましい選択です。私個人としても甲乙つけがたく、デザインでは「HiMeLE PCG02」、ファンありの安心感では「MINISFORUM S100」です。

 

▼AliExpressにおいても販売されていますが、OSの有無などがわかりにくく、リンク先は未掲載です。

 

▼こちらは競合する「MINISFORUM S100」の販売情報です。

 

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