古いMacBook Air 11のSSDを、変換アダプター利用によりM.2 SSDに換装。ベンチマーク、体感レスポンスともに向上 | Win And I net

古いMacBook Air 11のSSDを、変換アダプター利用によりM.2 SSDに換装。ベンチマーク、体感レスポンスともに向上

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古いMacBook Air 11 Mid 2011のSSDの容量不足のため、今更ながらに 変換アダプター経由で安価なM.2 SSD 256GB (2280サイズ)に換装しました。MBA 11 Mid 2011のチップは低速なSATA 2と勘違いしていたのですが、ほぼ通常のSATA 3 SSDのベンチマーク結果となり、体感的にも少し向上しているように感じます。

なお、上の写真の接続部分は、SSD取付のネジを紛失したため、記事用にしっかりとはめ込んまない状態で撮影したものであり、また、OSのクローンは以下の記事にて掲載しています。

関連記事

macOSのクローン作成が簡単操作で可能な「Carbon Copy Cloner」の使い方(2020年版)

使用した変換アダプター

接続方式が特殊なSSDを使用しているMacBook Air 11 Mid 2011では、M.2 SSDをそのまま利用できないため、以下の安価なSSDを購入し使用しました。

同種の変換アダプターは複数販売されていますが、簡単な造りのためどれも同じだろうと思い、安価のものを購入。接続直後から即認識、普通に動作しています。

 

▲▼以下の同種の変換アダプターに、上の画像の注意書きがありますが、今回私が使用したものも含めて、基盤が両面にあるものは取付不可です(私が購入の製品は、両面基盤でも無理やり取付が可能かもしれませんが)。

 

▼今回は手元にあった、国内では流通していないSSDを購入しましたが、SATA接続であればどれを購入しても問題ないでしょう。

OSクローンについて

SSDの換装にあたってのOSクローンについては別記事「macOSのクローン作成が簡単操作で可能な「Carbon Copy Cloner」の使い方(2020年版)」にて掲載していますが、今回は30日間の試用期間中は無料でOSクローンの機能を利用できる「Carbon Copy Cloner」を利用しました。英語のソフトですが、僅か数クリックでバックアップ、クローン可能です。

ただし、デフォルトの方法でも同じようですが、Boot CampのWindows 10を利用している場合、クローン化してもブートドライブとして使用できないようです。私はこのWindows 10領域のためにSSDの容量不足に陥っていたのですが、Boot Campへの対応は今後の課題とします。

Carbon Copy Cloner 公式サイト

 

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▲▼OSクローンにあたり、M.2 SSDとMBAのUSB接続には上の記事で記載のアダプターを利用しましたが、一般的には以下のようなアダプターが妥当です。

SSDの換装

SSDの換装は以下の簡単ステップです。

  1. 底板を開ける
  2. バッテリーケーブルを外す(私は省略しました)
  3. ネジ一本で固定されているデフォルトのSSDを外し、変換アダプターに装着した M.2 SSDを取付
  4. バッテリーケーブルを接続
  5. この段階で電源をオンにし、動作確認
  6. 動作確認後、底板を取付

 

1〜3については、当サイトの他の記事でも断片的に掲載していますが、以下の記事が詳しいです。

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なお、Macの底板を外す際には、以下の記事で記載していますが特殊なドライバーが必要です。

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▲▼2280サイズのM.2 SSDと変換アダプター。

 

▼接続部分を拡大。M.2 SSDの接続部分・左右のピン数(長さ)が異なるため、逆に付けようとしても挿入できないため、向きを心配する必要はありません。

 

▼仮で接続してみると、他のSSDの接続以上に大きく反れています。ただし、SSDでネジを固定すれば問題ありません。私の場合、ネジを紛失したため、底板で押さえつけています。

 

▲▼しつこいですが、ネジを紛失したために完全にはめ込むことなく撮影しています。はめ込むと上の写真のように大きく反ることになるため。

SSD換装前後のベンチマークスコア

換装前のSSDのベンチマークスコアが低いことから、私はMBA 11 Mid 2011のチップはSATA 2と思っていた(確認していなかった)のですが、上の画像のとおり、実際にはSATA 3であり、ベンチマークスコアはアップしました。

これにより、体感レスポンスも劇的ではありませんが、eMMCとSSDの相違ほどにキビキビしていることを体感できます。例えば、Finderの項目の切り替えやアプリの起動、画像ファイルの呼び出しなどで、速くなっていることを感じます。

 

▼換装前(上)と換装後。Read / Writeともに項目によっては倍程度のスコアとなっています。

まとめ

古いMacBook Air 11 Mid 2011のSSDが容量不足となったことから、変換アダプターを利用し、2280サイズのM.2 SSDに換装しました。予想外にもベンチマークスコア・体感レスポンスともに向上し、こんなことならもっと早く換装すべきだったと後悔。

留意点としては、私のようにSSD取付のネジをなくさないこと。私は以下の記事のとおり、ロジックボードごと交換しており、何度もSSDを取り外していることから、どこかの過程でネジを紛失していたこと自体を失念していました。

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