私はWindowsにて、ExcelあるいはWordの代替としてフリーのオフィスソフト「LibreOffcie」を常用しています。仕事のExcelファイルを自宅で作業する際には、レイアウトなどが崩れることもあるものの、ちょっとした表の作成やデータベース作成なら十分に使用できます。
そこで本日、このLibreOfficeをMacにインストールしてみましたので、Windows版との相違について記載します。一言で表すと、Windows版よりもレイアウトは洗練されたものであり、また動作もやや軽いものになっています。
MacにLibreOfficeをインストール
私がLibreOffcieをインストールしたMacはMacBook Air 11 Mid 2011です。
▼まずはこちらの海外サイトにアクセスし、必要ファイルをダウンロード
▲▼「DOWNLOAD」とある右側の本体以外に、左の日本語パックもダウンロードする必要があります。私は日本語パックのダウンロードを忘れていたのですが、LibreOfficeのインストール後に日本語パックを展開すると日本語化できます。
▲▼ダウンロードしたファイルを展開し、しばらくすると以下の画面となりますので、右側のフォルダのアイコンをFinnderにドラッグし数分待つとインストールは完了
Windows版との相違
Mac版・Windows版に機能の相違はないのですが、そのデザインと操作時のレスポンスはやや異なります。全般的にMac版がより洗練されたものであり、またレスポンスも軽い感覚です。
デザイン
▼以下はExcelに相当するツールバーの比較です。
上の2つはMac版、下の2つはWindows版。LibreOfficeのバージョンは同じなのですが、背景色も含め、明らかにMac版が見栄えよくなっています。Windows版はアイコンが完全にぼやけていますね。
なお、LobireOfficeのバージョンは、Macは6.1.1、Windowsは6.1.3での比較です。
レスポンス
私はMBAにて、Boot CampによるWindows 10でも運用しているのですが、なぜかMBAのWindowsではlibreOfficeがインストールエラーとなり起動しません。アンインストール後の再インストールでも同じ状況です。
このため、レスポンスにおいてはMac・Windowsではスペックの異なるPCでの比較となります。
▼Boot Campにより運用しているWindows 10の記事です。
▼メモリ消費量の比較。
軽めのファイルを一つ開いた状況での比較では、Macのメモリ消費量が125.6MBなのに対して、Windowsは294MBと倍以上の消費量となっています。Macのメモリ管理がより優れているかもしれないことも含め、Macのメモリ消費量がより少ないのは確実のようです。
Mac版・Windows版のLibreOfficeの相違をベンチマークなどの指標で推し量ることはできないのですが、体感的なレスポンスの相違は以下の感覚です。
- 表作成、網掛け、ピボットテーブルなどの各機能のレスポンスはほぼ同じだが、Macが軽いような感覚もあり。
- LibreOfficeを最大化していない場合の画面内の移動においては、Windowsの場合、たとえ第8世代のCore i7を使用してもカクカクしたぎこちない動きなのに対し、Macは第2世代のCore i5でも比較的スムーズ。
- Windows・MacともにSSDからの起動ですが、LibreOffcieの起動はMacが2・3秒ほど速い。
まとめ
Mac版・Windows版のLibreOfficeの相違のポイントは以下の2つ。
- ツールバーのデザインはMac版が洗練されている。
- 各機能のレスポンスは大差ないのですが、LibreOfficeの起動、画面全体の移動などはMac版のレスポンスが優れる。
LibreOfficeはMicrosoft Officeに比べるとその動作は遅いのですが、Mac版に関してはWindows版よりもサクサクと動作する場面もあり、またデザイン的にもよいため、迷わずインストールでよいとの認識です。
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