Core i7-8565Uを搭載するミニPC ベアボーンにPCIe接続のSSDを取り付け、Windows 10やアプリの起動と終了の速さに満足しているのですが、気になるのがPCIe SSDの発熱。フリーソフトで温度を計測してみると、ピーク値 74°に達しています。そこで、M.2 SSD用のヒートシンクを取り付け、取付前後の温度を計測、その効果を確認してみると、ピーク値は17°も抑制・低下。約400円の安いヒートシンクながらも、その効果は想像以上です。
取り付けたヒートシンク
取り付けたヒートシンクは、2018年4月にFire TV Stick 第2世代に取り付けるために購入した以下の製品。Fire TV Stickの初代はかなりの発熱だったのですが、第2世代以降はそれほど熱を帯びないために、Fire TV Stickから取り外して使用しました。
▲▼上記の製品はアルミ製ですが厚み 3mmと薄いため、より効果を求めるなら以下の製品が妥当かも。
▼ヒートシンク取付前と取付後。
▼ヒートシンクを取り付けたPCはこちらのミニPC 。Core i7-8265UとPCIe SSDによる快速仕様です。
取付前後の温度比較
温度の計測は以下のフリーソフト「HWiNFO」で行っていますが、以降の画像のDrive Temperatureが、SSDの温度に該当します。
▼こちらはヒートシンク取付前。
Windows 10 起動直後の最大温度は53°、CrystalDiskMarkのベンチマーク測定時の最大温度は74°。ベンチ測定前にも触ってみると、かなりの熱を感じます。
▼こちらはヒートシンク取付後。PCの電源を切り、一定期間をおいて(SSDを冷ました後で)測定しています。
Windows 10 起動直後の最大温度は46°、CrystalDiskMarkのベンチマーク測定時の最大温度は57°。最低温度は37°から21°に。最低温度は16°、最大温度は17°も抑制されています。
まとめ
かなりの熱を帯びる PCIe (NVME対応)のSSDですが、ヒートシンク取付前と取付後で、最低温度は16°、最大温度は17°も抑制となりました。M.2 SSDのヒートシンク全般として、Amazonの製品紹介やレビューでは、10°~20°の温度抑制の効果ありとのコメントが多くありますが、まさにそのコメントどおり。その効果は十分です。
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