CHUWI LarkBoxと同コンセプトでデザイン違い、スペックも微妙に異なる世界最小クラスのミニPCが複数のブランドから販売されていますが、Amazonで販売されている「M1T-Pro」もその一つ。Amazonの製品紹介ではCHUWI LarkBoxと比較していることに興味を惹きますので、両者のコスパ度の比較など、参考までに記載します。
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CHUWI LarkBoxとの比較
下表はAmazonの製品紹介に掲載の、CHUWI LarkBoxとの比較表です。ちなみに、2020年12月19日時点の、M1T-ProとCHUWI LakBoxの価格は以下となっています。
- M1T-Proは 24,980円
- CHUWI LarkBoxは 19,900円
▲青の網掛け部分が優位となる事項ですが、わかりやすい表ですね。Amazonの製品紹介も引用しつつのコメントは以下です。
- CPUのCeleron (Gemini Lake) N4100とJ4115は、Geekbench 5のCPUベンチマーク(シングルコア)のスコアでは多少の差があるものの、体感レスポンスは変わらず。
- MT1-Pro / LarkBoxのエントリークラスのスペックでは、Officeなどのライトユースでの使用がメインとなるため、メモリ 6GB超を使用する状況はあまり想定できません。ただし、MT1-Proのメモリ 8GBの安心感はあります。
- 小さなCPUファンの高回転で冷却の風量を確保するため、ファン音量は静かではないのですが、MT1-Proはアルミ製ケースのため、多少の冷却、音量の抑制に貢献するように思います。
- Windos 10 HomeではなくProをプレインストールしていることも特徴の一つとしています。Remote Desktopでのリモートワーク、Hyper-Vによる仮想マシンの同時動作なども可能としていますが、本製品でどれほど需要があるものか、やや疑問。
- CHUWI LarkBoxがストレージ eMMCであるのに対し、MT1-ProはSSD。確かに、Windowsやアプリの起動など、SSDはeMMCよりは速いのですが劇的な差ではありません。
- 付属のUSBメモリは Recovery ディスクと思いきや、「バックアップする場合にお使いください」との記載があります。
▲M.2 SSDの交換過程の説明もあります。SSDの交換には「OSの引っ越しアプリが必要」と記載がありますが、大手ブランドのSSDの場合、公式サイトでOSクローンソフトを配布しています。
▲▼こちらは CHUWI LarkBoxに増設した 2242サイズのM.2 SSD。
コスパ度の高さは同水準
MT1-Proと同モデル・微妙にスペックの異なるモデルは複数販売されていますが、M1T-ProとCHUWI LarkBoxに限定し、コスパ度を比較してみました。
- 12月19日時点のAmazonの両者の価格差は 5,080円(M1T-Proは 24,980円、CHUWI LarkBoxは 19,900円)。
- 「M1T-Pro」が大きく優位な事項は、メモリ 8GB、SSD 128GB、USB メモリ 32GBが付属。
- SSD 128GBは高めに見ても約3,000円、USB メモリ 32GBは1,000円とすると、合計 4,000円。Windows 10 Home / Proの格安版は高くはないため(価格差も大きくない)無視。
- メモリ 8GB vs 6GB、Gemini Lake N4100 vs J4115の価格差は推し量れませんが、メモリ 2GBの価格差が大きいものかと思います。
CHUWI LarkBoxよりもM1T-Proのコスパ度がやや高いように感じていたものの、ほぼ同水準のコスパ度と言えそうです。
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