自宅のパソコンは、Core 2 Duo / Atom / Apollo Lake N3450と旧世代、あるいはエントリークラスのCPUを搭載する端末を使用している私。
会社では、Core i7 / Core i5を使用しているのですが、自宅でのブログ・画像編集などに、ハイエンドクラスのパソコンを利用した場合の使用感はいかがなものか。そんな想いから、マウスコンピューターさんから、13.3インチ LuvBook J シリーズ のハイエンド機「LB-J770X-SH2」をお借りしましたので、2回にわけてレビューします。今回はスペックの確認と外観のレビューとなります。
※ マウスコンピューターさんより、お借りした機材でのレビューです。
※2017年10月21日時点でのレビューであり、製品仕様・販売価格については変更となる可能性があります。
▼今回 レビューするのはこちらのLuvBook J シリーズ、LB-J770X-SH2
(マウスコンピューター 公式サイトへのリンクです)
LuvBook Jシリーズ、LB-J770X-SH2のスペック
以下のスペック表は、今回レビューするJ770X-SH2(左)と、同じJシリーズのうち最も価格の安いJ520B2(中央)、私が8月に購入した2万円台の中国製PCである Jumper EZBook 3 Pro(右)を比較したものです。
J770X-SH2で特筆すべきは、やはりそのスペック。スペック表の黄色網掛の部分をピックアップすると以下となります。
- CPUは、Core i7 5500U
- メモリは驚愕の16GB (8GB×2)
- ストレージは、M.2.SSD 256GB、HDD 1TBのデュアル構成
会社では、Excel / Accessにて数十万件のデータ、2GBに迫るAccessのファイル容量のデータを扱っているのですが、そのパソコンでさえもメモリは8GB。それでも十分なのですが、メモリ16GB搭載とは恐るべし。
さらに驚愕なのはストレージの構成。M.2.SSD 256GBでも、動画・音楽等を保存しない場合には十分すぎるほどなのですが、HDD 1TBとのデュアル構成です。
CPU / メモリ搭載量 / ストレージ構成ともに、メインパソコンとしても十分すぎるほどで、ゲーム・動画編集などの重たい処理を行わない私としては、持て余してしまうほどのスペックです。それでいて、価格は11万円弱。
コスパ度では中国製パソコンにはかないませんが、国内製としては、他社製品と比較しなくともコスパに優れているのは理解できます。
レスポンスの詳細は別記事となりますが、全般的なところでは、SSDとメモリ16GBの恩恵か、Windowsの起動・終了が私の所有する他のSSD機以上に爆速で、私の軽めな使い方では(Web閲覧、ブログ・画像編集)何をするのも快適です。
なお、参考までに掲載したJシリーズのエントリー構成・HDDを搭載するJ520B2ですが、ここは多少のコストをかけたうえでも、SSD搭載機を選びたい。
Jシリーズに限らず、どのPCにも共通して私がおすすめするのは、HDD搭載ではなくSSD搭載の製品。一度 SSDを経験すると、PC・アプリの起動スピードがまるで異なり、HDD機に戻れなくなります。
▼SSDの関連記事
▼比較対象とした「Jumper EZBook 3 Pro」のレビュー
外観、使用感の概要
詳細な使用感のレビューは別記事にて掲載しますが、当記事では外観のレビューと、詳細レビューにつながる使用感等の一口コメントを掲載します。
▼天板
天板も含め、ボディはプラスチック素材で高級感のあるものではありませんが、天板・キーボード面にはヘアライン調の加工が施され、極端に安っぽくみえることもありません。
▼天板を逆サイドより。mouseのロゴはさり気なくていい感じ
▼ディスプレイを開いた様子。キーボード面は天板とおなじくヘアライン調です。富士通・Dellなどのオフィス向けPCと同様に、艶消し黒を基調としたものです。
▼仕様では、ディスプレイパネルの記載がないのですが、ディプレイはIPSだと思われます。角度を変えても鮮やさ・色調に大きな変化はありません。
また、ディスプレの発色は、特定の色が際立つこともなく自然な色合いです。ちなみに、このJ770X-SH2のディスプレイを観てはじめて、私の所有する13.3インチPC Jumper EZBook 3 Proのディスプレイは(表現が難しいのですが)白が強調されている(寒色系)ことを認識しました。
会社・自宅を含め、ノートPCは5機種ほど使用しているのですが、発色はこのJ770X-SH2が最も自然のように感じます。
▼ディスプレイを最大まで開いた様子(画像がぼけ気味ですが)
▼ベゼル幅はやや広め。ベゼルが黒のため目立たず、気になるほどの広さではありません。
▼右側面のポート類(USB 2.0×2、イーサネット、電源)、からキーボードにかけてを撮影
▲▼キーボード自体に変なクセ・妙な配置のキーもなく、使い始めから何の違和感もなくブラインドタッチができました。
キーボードは日本語キーボード (87キー/ピッチ約18mm/ストローク約1.8mm)ですが、タッチ・押し込み感は軽めな感覚であり、打鍵音はエンターキー以外は比較的静か。なぜかエンターキーの打鍵音のみ大きめのように感じます。一般的にそうかもしれないのですが。
キーボードは全般的に、入力しやすい部類と言ってよいでしょう。
▼タッチパッドの反応は敏感すぎず・鈍感すぎず、ほどよいものです。左右のクリックも固すぎず、クリック音も大きくなく好感の持てるもの。
▼左側面のポート類
D-Sub、ファンの通風孔、HDMI、USB 3.0と並びます。13.3インチクラスでは珍しく(?)、D-Subポートがあるのはオフィスでは重宝するかと思います。
ちなみに、私は未だにD-Subポートしかない12年前のディスプレイを現役で使用中です。今回はマウスコンピューターさんからお借りした機材ですが、自分が購入した製品でしたら、このD-Subポートは活躍することでしょう。
▼貴重なD-Subポートのため拡大
▲左側面の通風孔に関連し、PCのセッティング直後には風切り音がかなりやかましく感じたのですが、これは以下の記事にあるとおり、システム更新のために負荷がかかっているためでした。
以降は、ベンチマークソフトで多少の負荷をかけても、気になるほどのファンの風切り音ではありません。
▼HDMI、USB 3.0ポートを拡大。HDMIポートがあるので、液晶テレビへの接続も簡単
▼私はノートPCを40インチの液晶テレビに接続して使用することも多いのですが、テキスト・Webサイトも大きく表示され、快適です。
▼ACアダプターのサイズはコンパクト。ハイチュウとの比較でわかっていただけるかどうか。
▲▼製品のコンセプト・ポートなどの機能が大きく異なるため、比較すべきではないのですが、私のJumper EZBook 3 Proと並べてみました。
ポート類が盛りだくさんであり、厚めのHDDを搭載するJシリーズは、どうしても厚くなってしまいます。
まとめ
マウスコンピューター 13.3インチ LuvBook J シリーズ のハイエンド機である「LB-J770X-SH2」。外観を中心としたレビューでしたが、このJシリーズの特徴は、その外観よりも使い勝手のよさと、充実したスペック、そしてコスパの高さにあります。
使い勝手等のレビューは別記事となりますが、今回掲載のスペック表、質実な外観などからも、その使い勝手のよさ・コスパの高さを感じ取っていただければと思います。
▼今回 レビューしたのはこちらのLuvBook J シリーズ、LB-J770X-SH2
(マウスコンピューター 公式サイトへのリンクです)
LB-J770X-SH2 [Windows 10 搭載]
▼続編。レスポンス・使用感のレビュー
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