2022年7月21日より出荷開始となる「Let’s note FV3」。インテル 第12世代のCPUを搭載する、14インチ FVシリーズの2022年夏モデルです。2021年モデルと同じく、アスペクト比 3 : 2の縦長ディスプレイ、14インチにして約1kgの軽量であるうえに、FV3の最小構成は、CPUにCore i7-1270P、メモリ 32GB、高速なPCIe 4.0接続の512GB SSD、ボックス型スピーカーに大型のホイールパッドと豪華な仕様です。
この仕様に応じ、Panasonic Storeでは、最小構成でも30万円台半ばと価格も強烈ですが、私個人としては いつかは欲しい Let’s noteのハイエンド機。今回はこのLet’s note FV3のスペックと特徴について記載します。
引用元(公式サイト)
FVシリーズ、製品情報
Let’s note FV3のスペック
カスタマイズ可能な事項の多いLet’s note、FVシリーズですが、主要スペックは以下となります。なお、下表では4G / 5Gについての記載は割愛しています。
CPU | Core i7-1270P、12コア |
GPU | インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 16GB / 32GB オンボード、LPDDR4x |
ストレージ | PCIe 4.0接続 512GB / 1TB / 2TB、セカンド SSD(PCIe 3.0接続)の増設可能 |
ディスプレイ | 14インチ、IPS パネル、解像度 2160×1440、アスペクト比 3 :2 |
WiFi | Wi-Fi 6 対応 .11a/b/g/n/ac/ax準拠 |
Bluetooth | 5.1 |
ポート類 | USB 3.1 Type-C(Thunderbolt 4対応、PD対応)× 2、USB 3.0 A × 3、LAN、HDMI、VGA |
バッテリー | Sサイズ、Lサイズから選択可能 |
サイズ | 308.6 × 235.3 × 18.2mm、約1.034kg(バッテリーパック(S)(約200g)装着時) |
OS | Windows 11 Pro |
その他 | 顔認証、指紋認証、LTE通信モジュールを内蔵のオプションあり |
▼Core i7-1270P / 1260Pを搭載するPCの事例としては、以下の「ThinkPad X1 Carbon Gen 10」がありますが、ベンチマークスコアは M1 MacBook Airと同水準となり、在宅勤務ではこれ以上望むべくもなく、キビキビと動作します。
その他、スペックにおける補足は以下です。
- カスタマイズストアでの、最小構成のメモリは32GB(=最大搭載量、オンボード)となっています。
- カスタマイズストアでは、Web ミーティングでの使用を前提に、バッテリーパックのLサイズを推薦しています。プラス 5,500円と高くはありません。
- LTE通信モジュールを内蔵のオプションとして、「回線プランなし」「回線プラン契約あり」「LTEおためしSIMあり」から選択可能です。また、5Gのオプションもあります。
- 後段のとおり、ブラックモデル・シルバーモデルのほか、天板とホイールパッドの色をカスタマイズすることができます。
▼羽根センター位置を偏心させたデュアルファン、薄い放熱フィンの板材を採用するなど、冷却機構も十分に考慮されています。
外観と機能
続いて外観と機能について記載します。スペックに応じて、ブラックモデルとシルバーモデルがありますが、私の好みとしては精悍なブラックモデル。
製品紹介のどのページを参照しても、際立つのが特徴の一つとなる アスペクト比 3 : 2の縦長のディスプレイ。左右のベゼル幅が狭いために、従来モデルで私が所有する同アスペクト比のCF-SZ5 / RZ5以上に縦長に見えます。また、ベゼル幅が狭い恩恵により、横幅は308.6mmと13.3インチ並みです。
▼左右のベゼル幅は狭い一方、上はWebカメラと顔認証対応カメラがベゼル内にあるために やや太め。アスペクト比 3 : 2で縦の情報量が多く、Web サイトの閲覧やExcelなどの表計算ソフトでは重宝し、3 : 2の画面に慣れてしまうと 通常の16 : 9のワイド画面では物足りなくなります。
なお、製品紹介には、14インチ 16 : 9のディスプレイと比較すると、縦に2cm長いとありますが、私の13.3インチの使用感では数値以上の表示領域と感じるはずです。
▲ビジネスをメインとしているためか、従来のLet’s noteのスピーカーは音質がよいとは言えないのですが、ボックス型スピーカーであることも特徴の一つ。
左の電源スイッチを兼ねる電源状態表示ランプは、相変わらず大きなもの。個人的には電源スイッチと独立し、小さな表示ランプでもよいと思います。
▼底面のサイドに斜めに設置したボックス型スピーカー。「遠くからでも聞きとりやすい音圧を実現」とあり、ビジネス利用を配慮した設計です。また、音響効果ソフト(Waves MaxxAudio)、マイク利用時の AIノイズ除去など、Web 会議での利用に適した機能が盛り込まれています(詳細はこちらのテクノロジーのページを参照)。
▼アナログRGB(VGA)までも備えた、Let’s noteらしい豊富なポート類。
天板、ホイールパッドのカラー変更も可能
ボディの基本色「ブラック、シルバー」のほか、天板とホイールパッドのカラーをカスタマイズできることも特徴です。ブラックモデルもよりですが、左のシルバーモデルにブルーの天板の組み合わせもよいですね。
上の画像は私が以下のサイトで任意で組み合わせたものですが、ご自身でシュミレーションすることができます。
まとめ
14インチのLet’s note FVシリーズ 2022年夏モデルのうち、ハイエンドとなるFV3(FV1の2022年夏モデルも併売)のスペックと特徴を記載しました。
インテル 第12世代の Core i7-1270P、メモリ 32GBにPCIe 4.0接続のSSD、セカンド SSDも増設可能、Let’s noteならではの軽量で頑丈なボディと豊富なポート類、LTE(4G / 5G)にも対応と、至極の製品です。最小構成でも30万円台半ばと価格も強烈ですが、数年間 家族や会社の複数名で共有する場合など、価格に見合う製品かと思います。
引用元(公式サイト)
▼こちらはFV3より お手軽な FV1の従来モデル
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