LenovoからリリースのAndroid タブレット「Yoga Tab 13」。Snapdragon 870を搭載する 13インチのAndroid タブレットというこでも驚きですが、なんと壁掛けもできるうえに、Micro HDMI 入力ポートを備え、ノートパソコンなどのモバイルモニターとしての使用できる優れもの。8月22日時点のLenovo 公式サイトでは価格表示はありませんが、物欲を掻き立てる製品です。
引用元
Lenovo Yoga Tab 13のスペック
2014年から2015年あたりでしょうか、壁掛けもできる Windows 10 タブレットが「YOGA Tablet 2-10 with Windows」として販売されていましたが(参考までの公式サイトはこちら)、似たコンセプトの製品です。ただし、Yoga Tab 13はノートパソコンやFire TV Stickなどを接続し、モバイルモニターとしての使用できることが新鮮です。願わくは、Micro HDMIではなく、せめて Mini HDMIだとよかったのですが(Micro HDMIでは端子が折れやすいため)。
▼スペックはこちら
CPU | Snapdragon 870、8コア |
GPU | Adreno 650 |
メモリ | 8GB LPDDR5 |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 13インチ、解像度 2160 x1350、ドルビー・ビジョン対応、10点 マルチタッチ |
WiFi、Bluetooth | 11a/b/c/g/n/ac、Bluetooth 5.2 |
LTE | 未対応 |
カメラ | フロント 8百万画素、リア なし |
バッテリー容量 | 10000mAh、USB Type-Cポート(OTG機能、DisplayPort1.4出力対応) |
サイズ(本体) | 約 293.4 x 204.0 x 6.2 – 24.9 mm |
OS | Android 11 |
その他 | JBL 4スピーカー、Micro HDMI to HDMI変換ケーブル付属、GPSは未搭載 |
スペックについてのコメントは以下です。
- 13インチのAndroid タブレットにして、バッテリー容量は10000mAh。ノートパソコン並みのバッテリー容量です。
- CPUは、Android タブレットとしてはハイエンド(搭載事例の多くない)のSnapdragon 870を搭載しパワフル。
- ストレージは通常のeMMCか、あるいは高速なUFSかの記載はありません。全体のバランスから、後者だとよいのですが。
- 充電のUSB Type-Cは、OTGのフル機能。外部出力機能もあるため、より大きなディスプレイに映して楽しむこともできます。
- スピーカーは、ドルビーアトモスに対応する JBLの4スピーカー。以下の記事に記載の「Mi Pad 5 Pro」の8スピーカーには敵いませんが(音質は比較していません)、JBLスピーカーに期待。
- 解像度は2Kですが、13インチクラスとなると 2.5Kあたりが妥当のようにも思います(テキストのジャギーさが目立つほどではありません)。
▼こちらは 11インチのAndroid タブレット「Xiaomi Mi Pad 5 Pro」。ディスプレイサイズ・コンセプトは異なりますが、Yoga Tab 13と同じく Snapdragon 870を搭載し、8スピーカーを装備しています。また、専用の別売りキーボードも用意されています。
Lenovo Yoga Tab 13の特徴
13インチ、Snapdragon 870、4スピーカーの基本スペックも充実の「Yoga Tab 13」ですが、それ以上の魅力が壁掛け対応と外部機器を接続し モバイルモニターとしても使用できること。特に後者は新鮮で、Yoga Tab 13とミニPC あるいはStick PC、さらにはFire TV Stickなどの映像端末により、立派な出張パック・帰省時などのモバイルパックの出来上がりです。
▼スタンド部分を利用して壁掛けにも対応。
▼スタンド部分を下にした場合、ディスプレイは45°から75°の範囲で調整可能。
▼スタンドの反対側を接点とした場合、5°から22°の範囲で角度を調整することもできます。この角度でソフトキーボードの使用もありですね。
▼①は電源とOTG兼用のUSB Type-C、②は電源ボタン、③は音量調整ボタン、④はモバイルモニターとして使用のMicro HDMI。Micro HDMI to HDMI アダプターも付属しています。
まとめ
13インチ、Snapdragon 870、Android 11と、通常のAndroid タブレットとしても魅力な「Lenovo Yoga Tab 13」ですが、基本スペック以上に惹かれるのが、壁掛け対応とモバイルモニターとしての使用もできること。特に、外部機器を接続しての利用は、大きな特徴。8月22日時点では公式サイトでの価格表示がありませんが、価格しだいではヒット商品になる予感です。
▼さらに詳細な情報は、公式サイトを参照ください。2022年5月8日時点でも、価格情報は掲載されていません。
▼海外では「Yoga Pad Pro」として販売されています。2022年5月8日時点のAliExpressでは、130ドルにつき 5ドルオフのクーポンも付与され、表示の574.34ドルよりも安くなります。
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