上の写真はCPUにAMD Ryzen 5 7430Uを搭載する 14インチ ノートPC「Lenovo V14 Gen 4」ですが、下位のRyzen 3 7330Uを搭載するモデルが 直販ストアにて 57,904円で販売されていますので、あらためてスペックと上位機の使用感を記載します。
エントリー構成はオンボードメモリ 8GBとなりますが、空きスロットを備えていますので、ユーザーにて増設することができます。
Lenovo V14 Gen 4、Rzyen 3 7330Uモデルのスペック
Ryzen 3 7330Uモデルのスペックは下表となりますが、CPU以外は Ryzen 5 7430Uを搭載する上位モデルと同じです。
最初に記載しておきますが、Lenovoのなかでも特に格安な製品のため、上の写真のとおり、樹脂製の筐体であることが明確であり、多少の安っぽさを感じます。
CPU | AMD Ryzen 3 7330U、Zen 3 アーキテクチャ、4コア 8スレッド |
GPU | AMD Radeon 610M Graphics |
メモリ | 8GB DDR4-3200MHz オンボード、空きスロットあり |
ストレージ | M.2 2242サイズ、256GB PCIe SSD TLC |
ディスプレイ | 14インチ IPS、解像度 1920 x 1080、45%NTSC、輝度 300 nit |
WiFi | WiFi 6E対応 (11ax/ac/a/b/g/n準拠) |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB Type-C 3.2 Gen 1(映像出力、充電に対応)、USB-A 3.2 Gen 1、USB-A 2.0、HDMI、RJ-45 有線LAN |
バッテリー | 2 セル リチウムイオンポリマーバッテリー |
サイズ | 約 324.2 x 215.2 x 19.9mm、約 1.43kg |
OS | Windows 11 Home |
その他 |
GEEKOM AIR12 Lite 実機レビュー、Alder Lake N100 搭載のミニPC、スチール製フレームなどの作りの良さは上位機並み
▲CPUのAMD Ryzen 3 7330Uが大きなポイントとなりますが、Zen 3 アーキテクチャのなかでも 4コア 8スレッドのエントリー構成です。ベンチマークの指標としては以下となり、上の実機レビュー・Geekbench 5のスコアと比較すると高いスコアであり、在宅勤務などの普段使いでは 比較的サクサクと動作します。
- Geekbench 5のスコアは「シングルコア 1,197、マルチコア 3,951」
- CINEBENCH R23のスコアは「シングルコア 1,392、マルチコア 5,097」
上位モデル、実機レビューでの使用感など
低価格な製品であるためにコストカットされたスペック・機能は以下です。いづれも実用面での大きな課題はありません。なお、記載にあたっては、上記(レビュー記事はこちら)のRyzen 5 7430Uモデルの使用感も踏まえています。
- Lenovoの他のシリーズのエントリー構成のPCと同じですが、液晶は色域の狭い45%NTSCです。写真の色の再現性ではやや淡いものの、その他においての課題はありません。
- キーボードのバックライトは装備なし、キーの質感も上位シリーズより劣りますが、キーボードのタイピングは快適です。
- タッチパッドも2025年に販売の製品としては、面積の狭いもの。
- 給電・充電は USB Type-Cではなく、DCポートです。
- CPUファンの音量はやや大きめです。
逆に 5万円台のPCとして評価できる事項は以下です。
- 前述のとおり、キーボードのキーに安っぽさはあるものの、タイピングは Lenovo 上位のシリーズ並みに快適。
- DDR4-3200MHzのメモリ 空きスロットを備えており、ユーザーでの増設が可能。
- USB Type-C ポートは、外部モニターへの映像出力と充電・給電に対応。
- Web サイトのブラウジング、一般的な画質での動画視聴、在宅勤務などの普段使いでは、遅さを感じることのないレスポンス。
▼筐体やキーボードなどの詳細は、以下のRyzen 5 7430Uモデルの実機レビュー記事を参照ください。前述のとおり、樹脂製の筐体には 価格なりの安っぽさがありますが、その他においては上位のシリーズと変わりません。

価格情報
冒頭に記載のとおり、2025年6月15日現在、Lenovo 直販ストアでは メモリ 8GB / SSD 256GBモデルが 57,904円での販売です。
カスタマイズ可能なモデルですが、メモリ 16GBとした場合(オンボード 8GB + スロット 8GB)には +17,600円と割高です。Amazonでは 8GBのメモリが2,000円台で販売(文末を参照)で販売されていますので、ご自身での増設が安上がりです。
引用元・販売元
▼DDR4-3200の増設用メモリの事例です。Crucialなどの大手ブランドの場合にも 3,000円台で販売されています。
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