Gemini Lake J4115を搭載するノートパソコンとして、スペック的には一般的ながらも、デザインとしてはよい佇まいの「KUU Xbook」。メモリ 8GB、SSD 256GBあるいは512GBの14.1インチノートです。デザイン的な特徴としては、上の画像のとおり、キーボード左右のベゼル幅が極端に狭いこと。また、サイズの明記はありませんが、ベゼル幅を見ると、一般的な14.1インチよりもコンパクトに見受けられます。
KUU Xbookのスペック
発売元のGearBestの製品紹介ページにBluetoothとサイズの記載はありませんが、主要スペックは以下となります。
CPU | Gemini Lake (Celeron) N4115 |
GPU | Intel UHD Graphics 600 |
メモリ | 8GB DDR4 |
ストレージ | 256GB / 512GB SATA M.2 SSD |
ディスプレイ | 14.1インチ、IPS、解像度 1920 x 1080 (FHD) |
WiFi | 2.4GHz/5.0GHz |
Bluetooth | 未確認 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、HDMI |
バッテリー容量 | 5000mAh |
サイズ | 未確認、1.18kg |
OS | Windows 10 Pro |
その他 | プラスチック製 |
スペックとしてはその他大勢のGemini Lake ノートと同様。WordやWebサイト閲覧などは普通に動作するものの、ゲームなどの負荷を要することには向きません。また、Windows 10の更新前後のシステム処理などにおいて、上位機と比較するとCPUを100%近く消費する時間・モッサリとする時間が長くなります。
なお、中国製の14.1インチノートとしては1.18kgと軽量であることも特徴の一つ。一般的にこのクラスとなると、1.3~1.4kgとなりますが、私の他のPCの使用感では、約300gの重量差は小さいようでも数値以上の軽さを感じます。
▼Gemini Lake J4115のベンチマークスコアと体感レスポンスは、以下のGemini Lake N4100と同水準となり、メジャーなPCでは(CPUは異なりますが)、Surface Go 初代と同程度です。
KUU Xbookの外観と機能
イメージ画像の場合、ディスプレイ面・キーボード面のベゼル幅を、実際よりも狭く見せているケースが多いのですが、本製品の場合には以下の実機動画のとおり、イメージ画像と概ね同じです。動画では比較対象としてASUSのPCを表示していますが、全般的にそれよりもスタイリッシュです。天板のロゴも控えめ。私としてはマイナーブランドの場合にはロゴなしが望ましく思いますが。
▼ディスプレイ上のゴムの保護がむき出しであることが気になります。
▼英語キーボード、他の多くの製品と同様に電源ボタンはキーボード内の右上に組み込まれています。キーピッチは画像では広く見えますが、製品紹介には17mmとあり、それほど広くはないようです。
▼ポート類はUSB 30 x 2にHDMI。USB Type-Cはありませんが、USBポートが2つあるため普段使いでは十分。
価格
GearBestでの2020年10月3日時点の価格は 319.99ドル。このクラスのPCとしては割高感がありますが、発売当初(?)には、個数限定 249.99ドルで販売していたようです(文中の動画に記載があります)。さすがに、今後 249.99ドルでの販売は難しいと思いますが、狙いとしては 300ドル未満になるかもしれない大規模セール時。
コメント