家電量販店やAmazonなどの通販にて、コスパの高いパソコンやタブレットを販売する恵安より、LTE対応ノートが2019年1月19日に発売となります。
CPUはAtom Z8350、ストレージは32GB eMMCとエントリーレベルですが、LTE対応ノートでは高価な製品が多いだけにその価格に期待(2019年1月16日時点では価格未定)。
画像引用元 : 恵安 公式サイト 製品情報
KIC14LTEのスペックと特徴
KIC14LTEの最大の特徴はLTE対応でとなりますが、スペックは以下。
- CPU : Atom Cherry Trail-T3 Z8350
- GPU : Intel HD graphics 400
- メモリ : LPDDR3 4GB
- ストレージ : eMMC 32GB
- ディスプレイ : 14 インチ IPS 、解像度 1920x1080 FHD
- キーボード : 86 キー日本語キーボード
- WiFi : 11 a/b/g/n/ac
- Bluetooth : 4.0
- 対応通信バンド : (日本国内用 SIM ロックフリー対応) FDD-LTE B1/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B21、WCDMA B1/B5/B6/B8/B19
- ポート類 : USB 3.0 x1、USB Type-C x1、Micro HDMI x 1
- バッテリー : 3.8V,9600mAh
- サイズ : 約 325.5 x 214.4 x 16.5mm、重量 約 1145g
- 保証期間 購入日より 1 年間
- OS : Windows 10 Pro 64bit
よくもわるくも特徴となる事項に黄色網掛けしていますが、それぞれのコメントは以下となります。
ストレージ 32GBが惜しい
価格を抑えるとの意味では、Atom Z8350、メモリ 4GBでもWebサイト閲覧・動画視聴・軽めのオフィスソフトを不自由なく使用できるためよいのですが、ストレージが32GBであることが惜しい。
32GBではWindows 10の更新時に、更新ファイル・バックアップファイルで容量不足となる可能性大(私は何度か経験があります)。このため、せめて64GBあるとよいのですが。
▼ Atom Z8350、メモリ 4GB搭載機のレスポンスなどは以下のレビュー記事を参照
なお、LTE対応ではないものの、恵安の類似製品としては以下があります。
▼こちらはApollo Lake N3350を搭載。KIC14LTEもN3350搭載であれば、なおもよいのですが。
▼KIC14LTEと同じく、Atom Z8350搭載の14.1ノート。こちらをベースにLTEスロットを搭載した可能性が高いです。
IPS、FHDのディスプレイ
エントリーノートの場合には、IPSパネルではなく視野角の狭いTNパネルを搭載するケースも多いのですが、当機はIPSパネルで解像度も1920 × 1080のFHDです。
なお、イメージ画像を見る限りは、左右と上のベゼル幅も狭くなっています。ただし、イメージ画像と実物のベゼル幅が異なる(スタイリッシュに見せるため、イメージ画像のベゼル幅をより狭く見せる)製品も多いため、実物を見ないと評価しづらい傾向があります。
LTE対応
背面のスロットがあり、Micro SIMを挿入することによりLTEに対応しています。
私はスマホからのテザイングによりパソコンを利用することも多いのですが、意外と面倒なのがテザリングの設定。
一発で接続できればよいのですが、周囲の電波の混み具合やBluetoothの干渉により、テザイングの接続に5分以上要することもしばしばあります。
この点、LTE対応の当機はこのテザイングの煩わしさから解放されることが最大のメリット。
また、Band 19のドコモ プラチナバンドにも対応しています。
まとめ
エントリークラスの安価なパソコンを販売する恵安ですが、Micro SIM スロットを搭載しLTEに対応する意欲的な製品です。
やはり惜しいのは、ストレージが32GBであること。ストレージを大量に消費するWindows 10においては、64GBあるとさらによいのですが。
1月16日時点では価格情報がないのですが、コスパの高い製品をリリースする恵安だけにその価格に期待しています。
画像引用元 : 恵安 公式サイト 製品
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