Jumper EZBook X4 IPS版を使い始めて5日ほどになりますが、当初以上に良い出来に感じているのがキーボードのタイピング感。角度・照明の当たり具合によってはキーの文字の視認性がよくないのですが、それを補って余りあるタイピング感でサクサクと入力できます。今回はJumper EZBook X4 IPS版のキーボードに特化してレポートします。
視認性のわるいキーの文字への対応
タイピング感の良さに先立ち、視認性がわるいキーの文字への対応についてです。
シルバーのキーにバックライト付のキーボードですが、シルバーのキーキャップでの透かし文字であるためか、角度・照明の当たり具合によっては視認性がわるい状況です。
この対応方法としては以下。
- キーボードのバックライトをオンにする。光度は2段階調整式ですが、明るさ大とする。
- 室内の照明の位置はディスプレイの後方となるよう、使用する場所を変える。
▼こちらは上記2の、室内の照明の位置がディスプレイ後方の場合のキーボード。キートップの文字がしっかりと見えます。上の見出し下の画像と比べると全く異なって見えますね。
▲バックライトの切替は「FN + スペース」による「オフ・明るさ大・明るさ小」の調整式。キーボードの手元で操作できるので便利です。
しっかりとした、上質のタイピング感
見出しのとおり、しっかりとした、3万円台のPCとは思えない上質なタイピング感があり、打鍵音も静か。誇張しているように思えるかもしれませんが、自宅・会社で使用しているどのキーボードよりもタイピング感はよく、具体的には以下となります。
- 実測では、キーキャップ 15mm、キーピッチ 18mm。ストロークは不明ですが、浅すぎず深すぎず。
- 主要なPCとの比較では、MacBook Airのようなペタペタ感はありません。また、中国メーカー製のPCとの比較では、Xiaomi Notebook ProとChwui LapBook Airの中間的な打鍵感覚で、硬すぎず柔らかすぎず、いい感じ。
- 安価なキーボード単体と比較するのも妙ですが、タイピング感がよいことで人気のAnker ウルトラスリムキーボードと比較すると、浅めながらも確実にタイピングできます。
- キーに遊びの部分(入力した際のガタツキのようなもの)は少なく、この意味ではロジクールのキーボードに近いかも。
- 打鍵音は一般的なノートPC、所有のMacBook Air 11よりも静か。仮に、社内会議あるいは通勤電車内で使用しても、その打鍵音で周囲に気を遣う必要もないでしょう。
- 2017年度から人気の継続するJumper EZBook 3 Proと比較すると、明らかに(はるかに)上質感・質感はX4が優位。X4の使用後に3 Proを使用すると3 Proのキーボードはかなり貧相に見えます。
- 他の英語キーボードも同様ですが、フリーソフト「Alt-IME(英語キーボードの「かな」「英数」をAlt空打ちで瞬時に切替。alt-ime-ahk.exeで快適な入力環境)」を使用することにより、左右のAltキーのワンタッチで英数・かなの切替(IMEのオンオフ)することができ、慣れると日本語キーボード以上に快適です。
- 私が使用したことのある中国メーカーのPCの場合、一部を除いてはタイピング中にタッチパッドに触れてしまい、思わぬ操作となることが多いのですが、EZBook X4にはそれが全くありません。
▼上記でタイピング感を引用した機種はこちら
まとめ
Jumper EZBook X4 IPS版のキーボード・タイピング感に特化してレポートしました。「褒めすぎ」と感じるかもしれませんが、休日ともなると1日1万字ほどはタイピングしている私としては、このキーボードはやはりタイピング感のよい、キー文字の視認性のわるさを補って余りある、よいキーボードです。
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