外出時のノートPCへのテザリングにサブ的に運用しているiPhone6ですが、iOS 11.2にアップデートしたあたりから、レスポンスの悪化を何となく感じています。感覚的なものであり、実際には iOS 10から変化していない可能性もあるのですが、私が感じているiOS 11.2でのレスポンスの悪化状況を記載します。
iPhone6 / iOS 11.2にて、レスポンスの悪化を感じる状況
つい先ほど、iOS 11.2.1にアップデートしたのですが、iOS 11.2(あるいはiOS 11からかも)にて感じているレスポンスの悪化の状況は以下です。
なお、悪化と言っても、サブ運用では十分に実用的なものです。
▼先ほど、iOS 11.2から11.2.1にアップデートしたiPhone6
スリープから復帰時のカクツキ
以前は感じることがなかったのですが、スリープから復帰しホーム画面を開く際に、ややカクツキを感じます。当然かもしれませんが、アプリを多数起動した状態では、目に見えてカクツキを感じます。
カクツキのないこともありますが、かなりの頻度でカクカクした動きのような感覚です。iOSのアニメーション効果によりスムーズにホーム画面に遷移するのではなく、段階的にぎこちない動きでホーム画面が表示されるようなイメージ。
やや大げさに言うと、iPhone4 / iOS 7をお持ちの方でしたら、iPhone4のホーム画面の遷移のカクツキと似たものがあります。
▼iOS 10では感じなかったホーム画面でのカクツキ。ホーム画面の横遷移では感じないのですが、スリープからの復帰で感じる頻度が高くなりました。
Chromeのタブの切替、スクロールのモタツキ
Google Chromeの場合には、iPhone6 / iOS 11.2の組み合わせ以外でも、少なからず同様の現象はあるかと思いますが、iPhone6 / iOS 11.2の場合には、やや顕著のように感じます。
私はChromeのタブを常時20個程度は開いているのですが、これらのタブの切り替え、あるいは縦スクロール時に、iOS 10以上のモタツキを感じます。
▼タブの切替に iOS 10以上のモタツキを感じています
空きメモリの状況
このカクツキ・モタツキの原因はどこにあるものか。カクツキ・モタツキが感覚的なものであるため、私の思い過ごしかもしれませんが、参考までに空きメモリの状況を確認してみました。
▼スリープから復帰直後、アプリはApp Storeと以下画像のSystem Statusのみを起動した状態。空きメモリは142.5MBであり、こんなものでしょう。
▼ところが、アプリを一つ起動すると32.3MBに。さらにアプリを起動すると10~20MBと低迷しています。
メモリ不足にならないよう、程よくチューニングしているiOSと言えども、この空きメモリをみると心もとなさを感じます。私が感じるカクツキ・モタツキはこのメモリ不足が要因の一つかもしれません。
まとめ
iOS 11にアップデートしたあたりから感じ始めた、iPhone6のレスポンスの悪化。極度の悪化ではなく、実用性には全く影響がないほどですが、メモリ不足感も否めず、iPhone6での以降のアップデートは様子見がいいようにも感じます。
同様に、手持ちのiPad mini3 / iOS 11でも、iPhone6と同じくホーム画面の遷移のカクツキを感じています。iPhone6のA8チップよりも下位のA7チップを搭載するiPad mini3のアップデートも、各所レビューを参照しつつ様子見がよいかもしれません。
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