2018年1月8日(現地時間)にリリースされたiOS 11.2.2ですが、遅ればせながらiPhone6をアップデート。
アップデート後にネットでiOS 11.2.2の情報を確認してみると、以下のリンク先記事に「iOS 11.2.2にアップデートしたiPhone6は、ベンチマークスコアが約40%も低下」とあります。
これはいかがなものかと、ベンチマークスコアを計測、そしてレスポンスを確認してみました。
iOS 11.2.2にアプデすると、iPhoneが激遅に?ただし絶対にアプデすべき
iPhone6をiOS 11.2.2にアップデート
iOS 10と比べると、iOS 11ではスリープから復帰後の画面遷移などで、ややカクツキを感じています。これ以上のアップデートでさらにレスポンスがわるくならないか、との懸念もあったのですが、セキュリティアップデートとあり、念のためにもう更新しました。
iPhone6, iOS 11.2.2のベンチマークスコア
情報元記事「iOS 11.2.2にアプデすると、iPhoneが激遅に?ただし絶対にアプデすべき」のベンチマークスコアのスクショをみると、計測アプリはGeekBenchかと思われます。
今回は、Geekbench 4とAnTuTuベンチマークにてスコアを計測してみました。
Geekbench 4
▼Your Deviceが私のiPhone6・iOS 11.2.2、下はGeekbenchに比較対象用として掲載されているiPhone6(iOSのバージョンは不明)。
Single-Core、Multi-Coreのスコアともに、約43%低下しています。比較対象のiOSのバージョンが不明であるものの、スコアが低下しているのは確実です。
▼約43%の低下がどれほどかというと、以下の表示のとおりiPhone5との比較では、Multi-Coreで約25%増程度。約43%の低下というとかなりの悪化のようですが、iPhone5よりはよいようであり、少し安心。
AnTuTuベンチマーク
続いてAnTuTuベンチマークのスコアです。
▼左が私のiPhone6・iOS 11.2.2でのスコア。右は比較対象用として掲載されているiPhone6(iOSのバージョンは不明)
▲総合スコアは、私のiPhone6・iOS 11.2.2が65462であるのに対して、比較対象のiPhone6は78056。約26%の差があります。
比較対象のiPhone6のiOSのバージョン情報が不明なため、確かなことは言えないのですが、約26%と大きな差であるため、iOSのバージョンが何であれパフォーマンスが落ちているのは間違いないでしょう。
体感的なレスポンスの悪化の有無、まとめ
ベンチマークスコアが落ちている一方で、体感的なレスポンスはいかがなものか。私はiPhone6をWebサイト閲覧、カメラ、テザリング母機などのサブ的な運用のみであり、負荷のかかるアプリを利用しないために参考程度となりますが、体感としては以下となります。
- 「ベンチマークスコアが落ちている」との情報を得るまでは、従来から感じていたスリープから復帰後のレスポンスのわるさが改善されているとの感覚あり。
- Google Chromeのタブを20個開いて操作したところ、レスポンスの悪化は感じず、以下の画像(タブの選択)にて、いつもどおりのややカクツク状況がある程度。
- いつも使用しているアプリ(ブログ管理、FXなど)を使用してみても、レスポンスの悪化を感じず。
▼Google Chromeのタブを20個開いて操作したところ、iOS 11.2.1以前と同様に、タブの選択時にややカクカクした動きですが、レスポンス悪化は感じず。
私が利用した軽めの操作では、レスポンスが悪化したと感じることはなく、いつもどおりの操作感です。
結局のところは、ベンチマークではかなりの割合でスコアが低下(Geekbenchで約43%、AnTuTuベンチマークで約26%)しているものの、それでもiPhone5よりはよいスコア。私の使用感では、iPhone6とiPhone5のレスポンスに大きな差は感じないため(僅かながらにワンテンポ遅れる場面もあり)、体感ではレスポンスが悪化したと感じるほどではない、ということなのでしょう。
コメント
バッテリーが劣化しているとハードウェアに制限がかかるそうで、ベンチマーク結果がかなり落ちるそうですよ。
もしバッテリーを交換していないのであれば交換してからもう一度試してみてはいかがでしょうか。
コメントありがとうございます。
確かに、バッテリーの減りが速いように感じるため、劣化しているものと思います。
バッテリーの劣化によりハードウェアに制限がかかるとは知りませんでした。