以下のリンク先の記事のとおり、iOS10にアップデートした中古購入のiPhone5・iPhone6の省電力設定を行いましたが、稀に「何でこんなに?」と思うほど、スリープ時にバッテリーを消費していることがあります。このため、省電力設定は前回の記事での設定と変更ありませんが、アプリを全く起動しない状態での「スリープ時のバッテリー消費」を、iPhone5にてあらためて計測してみましたので、ご参考。
参考 iOS10にてバッテリー消費の悪化、改善のために確認した各種設定
参考 iOS10 バッテリー消費 改善対応後のスリープ時のバッテリー消費を検証してみた
iPhone5 スリープ時のバッテリー消費、計測結果
まずは前提として行っている設定は、以下のとおりです。また、下記以外に、今回は全くアプリを起動していない状態にて計測しました。
- Blutoothをオフにする
- Siriを無効にする
- 各種通知をオフにする
- おやすみモードをオンにする
- 位置情報サービスのオフ
- ウィジェットの削除
- アプリのバックグラウンド更新の見直し
上記設定の詳細は以下の記事を参照ください。
iOS10にてバッテリー消費の悪化、改善のために確認した各種設定
先般の記事「iPhone5・iOS 10は、まだまだ現役。iOS 9からレスポンスの悪化はなし 」のとおり、iPhone5そしてiPhone6をiOS10にアップデートしました。レスポンスの悪化はないものの、しばらく運用していて感じたのがバ...
計測結果
後段に一覧表を添付し、1時間あたりのバッテリー消費量を計算していますが、前段は画像を添付しています。
▼使用時間(目に見えるアプリは起動しておらず、また、ほぼスリープを保っていたものの、バックグランドでの稼働あり)は33分、スタンバイは28時間11分にて残バッテリーは96%
▼使用時間は45分、スタンバイは44時間47分にて残バッテリーは87%
▼使用時間は1時間17分、スタンバイは62時間41分にて残バッテリーは66%
▼使用時間は1時間46分、スタンバイは99時間54分にて残バッテリーは45%
▼画像を表にまとめたのがこちら。約100時間 放置していましたが、操作したのは時々 バッテリー消費量を確認したのみ。
まとめ
上表のざっくりした結果は以下。
- 計測4から、約100時間(4日)で半分のバッテリー使用。
- 4日で半分となると消費が大きいようにも思えますが、1時間あたり0.5%の消費量となり、かなり優秀。Androidスマホでも同様に検証しているのですが、今のところ1時間あたり1%前後の消費量となっています。
- iOSでは同様に、iPhone6、iPad mini3でもウオッチしているのですが、概ね共通して感じとれることは、上表でも計測2から3にかけて少なからず消費が激しくなっているように、最初は調子がいいものの、時間の経過とともの1時間あたりの消費が激しくなっています。
コメント
バッテリー数字表記が消費につながるのは驚きでした。
他のサイトにも載っていない情報ばかりで参考にしています。
低電力モードでの比較検証も見てみたいです!
私も他サイトで、バッテリー表記の有無がバッテリー消費に繋がるとの記載を見つけ、確認・検証してみると確かにそのとおり。
また、低電力モードの比較検証もやってみたいです。iPhone5は、ほとんどスリープ状態で放置しているために、そのうち検証してみます。
私はAndroidをメインに使用しているのですが、iPhoneにせよ、iPad miniにせよ、iOSのスリープ時のバッテリー消費の少なさに感心しています。