Amazonでは「新品同様の再生品、出品者による180日の返品保証付き」のパソコンとして、「Amazon整備済み品」が販売されています。このうち、興味を惹く製品が12.5インチの「HP EliteBook Folio G1」。4月25日現在のAmazon タイムセール価格は29,744円と、中古相場と比較して極端に安くはないのですが、新品で同価格帯のCeleronノートと比較すると、スペックとしては優れています。
HP EliteBook Folio G1の概要
2016年6月の発売と約5年前の製品となりますが、アルミ製ボディに、上の画像のとおり180度開くディスプレイ、以下のスペックとあいまって、今 普及価格帯の端末として発売されてもおかしくないスペックです(実際に、中国の新興ブランドのPCは、このようなスペックの端末が2020年度に発売されています)。
CPU | Core m5-6Y54、2コア 4スレッド、最大 2.7 GHz |
GPU | Intel HD Graphics 515 |
メモリ | 8GB DDR4 |
ストレージ | SATA SSD 256GB |
ディスプレイ | 12.5インチ、FHD(1920 x 1080) |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 搭載 |
ポート類 | USB Type-C x 2(うち、1つは電源兼用) |
バッテリー | 新品の80%を超えるバッテリー容量で提供 |
サイズ | 292 x 12.4 x 209 mm、970g |
OS | Windows 10 Home |
その他 | アルミ製ボディ、WPS Office インストール済み、リカバリーメディア付属 |
価格.comの2016〜2017年の14人の評価は3.48と高くはないのですが、MacBookのデザインとレッツノートの使い勝手のよさを意識しての辛口評価だろうと思われます。
大きなデメリットとしては、ポート類はUSB Type-Cのみとなり、USB Aを持たないこと。マウス接続などにしても、以下でレビューのUSB Type-Cのハブ、変換アダプター 、USB Type-Cでも使用できるマウスを必要とします。
上記のうち、安価で抑えるなら中央の変換アダプター。価格の割りには質感高く仕上がっています。
▼使い勝手に大きく影響する USB Type-C x 2。M1 MacBookも同仕様ですが、USB Aポートが1つあると利便性が大きく向上するのですが。
▼CPUにCore m3-6Y54を搭載するPCとして、2020年度に発売された中国ブランドの事例としては、以下の「BMAX Y13」があります。私の同水準のCPUを搭載するPCの使用感としては、現在販売されているエントリーノートに搭載例の多いCeleron (Gemini Lake)よりもテンポよく動作し、Web ブラウジングやオフィスソフトでは遅さを感じることなく動作します。
まとめ
「Amazon整備済み品」としては私の興味を惹いた「HP EliteBook Folio G1」の、今さらながらの簡易的な記事でした。CPUは旧世代の古いものですが、現在発売されてもおかしくないスペックであり、Celeronを搭載する同価格帯のPCの購入を検討している場合には、わるくはない選択肢です。
▼ASUSさんには申し訳ないですが、以下のE210MAと比較すると、ディスプレイの品質・レスポンスともに、中古の「HP EliteBook Folio G1」がよりよい製品との認識です。
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