Honorからリリースされた、15.6インチの「Honor MagicBook X 15」。2021年6月3日時点では Honor 公式サイトでの掲載はないのですが、Banggoodにて販売されています。
Core i3-10110Uにメモリ 8GB、PCIe SSD 256GB、FHDのディスプレイと、基本スペックは標準的ですが、15インチクラスとなるとキーボードにテンキーを備える製品が多いなか、テンキーなしと私好み。ディスプレイとキーボードの中心線のズレがないため、タイピング時の違和感がなく、大量タイピングでは重宝します。
Honor MagicBook X 15のスペック
ハード面のスペックではありませんが、プレインストールのWindows 10は中国版であることに注意が必要です。日本語化する場合には、英語化、日本語化のステップが必要だろうと思います。
CPU | Intel Core i3-10110U、2コア 4スレッド、最大 4.1GHz |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 8GB DDR4 2666MHz |
ストレージ | 256GB PCIe SSD (換装可能) |
ディスプレイ | 15.6インチ、IPS、解像度 1920 x 1080 (16 : 9) |
WiFi | 11ac/a/b/g/n |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB 3.1、USB 2.0、USB Type-C x 2(フル機能+データ専用)、HDMI |
サイズ | 35.73 x 22.95 x 1.69 cm、1.56kg |
OS | Windows 10 Home 中国版 |
その他 | アルミ製ボディ、バックライト付きキーボード(テンキーなし)、指紋認証 |
スペック表は、上記リンク先で紹介のXiaomi RedmiBook Pro 15 2021モデルをベースとしたものですが、MagicBook X 15は RedmiBookのスペックを控えめにしたような趣きです。
RedmiBook Pro 15のCPUは 4コア 8スレッドのCore i5-11300H / Core i7-11370H、ディスプレイの解像度は 3200 x 2000とハイスペック。一方のMagicBook X 15は FHDのディスプレイにCPUは Core i3-10110Uと劣りますが、在宅勤務などの用途では十分。
▲テンキーなしのキーボードのため、左右のベゼル幅は太いのですが、テンキー付きの場合には ディスプレイとキーボードの中心線がズレるため、どうしても違和感を感じてしまいます。
その点、MagicBook X 15は、以下のMacBook Pro 15インチ(古い製品ですが)と同様に、違和感もなく 大量タイピングの際には重宝します。
▼英語キーボードとなりますが、「英数・かな切替」は以下のフリーソフト「Alt-IME」により、Macの日本語キーボードと同様に スペースキー両隣の(Alt)キーのワンタッチで対応できます。
▼電源ボタンは指紋認証と兼用。指紋認証を意識することなく、ログインできます。
▲ポート類は、USB 3.0、USB 2.0、映像出力可能なフル機能のUSB Type-C、HDMIと十分。
▼アルミ製ボディに重量は1.56kgと、15.6インチとしては軽量です。
価格情報
Banggoodの6月3日時点の販売価格は 699.99ドル。記事を書き始めた当初は安いと思っていた価格ですが、Amazonでは Core i5-10210U、メモリ 8GB、SSD 256GB、15.6インチの「Huawei MateBook D」が 75,082円で販売されています。CPUはCore i3-10110UのMateBook Dがワンランク上のため、MagicBook X15のコスパ度は微妙なところ。納期や、MagicBook X15のWindows 10が中国版であることを考慮すると、二者択一ならば MateBook Dが優位。
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