先の記事「GPD Win 2、海外レビュー動画にみる特徴。スペック以外にも魅力満載」でお伝えした、ポータブルWindowsゲーム機「GPD Win」の後継となる「GPD Win 2」。2018年5月に出荷予定となっていましたが、海外通販サイト「Geekbuying」ではプレセールを開始しています。
基本スペックが充実し拡張性の高い当機は、ゲームをしない私にとっても魅力的。過去記事のポイントの再掲となりますが、あらためて 私が感じるGPD Win 2の魅力をお伝えします。
GPD Win 2の魅力
GPD Win 2の特徴は、そのコンセプトのとおりWindowsゲーム機としての機能にありますが、私が感じる魅力は「小さなボディに詰め込んだ、基本スペックと拡張性の高さ」にあります。このあたりを中心にみていきます。
基本スペック、小さなボディに高い基本性能
下表はGPDのWin 2 / Win 1 / Pocket 7のスペックを比較したものです。Win 1 / Win 2ともに小さなボディに当時としては高めのスペックとなっていますが、GPD Win 2はメインPCとしても使用したくなるほどの構成となっています。
以下はIndiegogoサイト(日本語)に記載のGPD Win 2の特徴(What is GPD Win 2)のうち、ゲーム機としての特徴以外をピックアップしたものです。
- 洗練された外観デザインは、ドイツのレッドドット賞(注)受賞チームと共同で開発
- シャープ製LCD 6インチパネルを搭載
- Kaby Lake Core m3-7Y30プロセッサを搭載
- 128GB M.2 SSD(サイズは2242)を標準装備
- メモリは8GBを搭載
- 温度制御機能のある、2000〜10000rpmの可変式ファンを装備
- アルプス電気製3Dジョイスティックを採用
- 底面には、M.2 SSDカードを簡単に交換できるようにカバー付きスロットを搭載
- 排気口は背面に。これは排気口が側面にあったGPD Winへのユーザーの意見(手で持った際に妨げになる)を反映してのこと
- 2×4900mAhの大容量かつ高密度のポリマーリチウムバッテリーを使用
2018年2月にピックアップした特徴ですが、3ヵ月経った今でも、そのスペックの高さは現在販売中のノートPCと比較しても際立つものがあります。気を惹くのは黄色アンダーラインの部分です。
特に、Kaby Lake Core m3-7Y30、メモリ8GBを搭載し、128GBのM.2 SSDを簡単に交換可能とあれば、ディスプレイにHDMI接続しメインPCとしての使用も十分に可能です。十分どころか、私のメインPC(Celeron N3450搭載機)よりも高スペックです。
▼こちらはGPD Pocket 7の実機レビューです。アルミ製ボディで質感は申し分ありません。
小さいながらも高い拡張性
さすがに小さなボディのため、USBポートをてんこ盛りとはいきませんが、USB A、Type-C、Micro HDMIと一通りのポート類を備えています。さらに、SSDを交換できるようカバー付きのスロットもあります。
ここで、ぜひ見ていただきたいのが以下の動画の5分20秒以降。
この動画で確認できるのは以下の事項です。
- 先述のカバー付きのスロットから簡単にSSDを交換可能。
- 内部の構成を確認できるのですが、バッテリーは二段重ねであり、交換可能としています。ただし、バッテリーが容易に手に入ればとなりますが。
- 天板の黒い部分はABS製ですが、これを金属製に交換可能。簡単に取り外しでき、内部にスペースがあります。動画では、このスペースを利用してパーツの増設可能としています。
ポート類にとどまらず、内部も含めた拡張性の高さは、かなり弄り甲斐があるように思います。これはWindowsゲーム機にとどまらず、かつての私のようなPC自作マニアにとっても満足感の高いものではないでしょうか。
まとめ
Kaby Lake Core m3-7Y30、メモリ8GB、交換可能なM.2 SSDと基本スペックも充実したGPD Win 2。プレセールでの価格は約78,000円と高そうに思えますが、中国メーカーの同スペックのノートPCは安くても6万円前後であることを考慮すると、ポート類・内部の拡張性など遊び心満載の当機は十分に魅力的に映ります。
▼2018年8月21日時点のGeekbuyingでのセール価格は699.99ドル
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