2018年末の情報を見落としていたのですが、GPDにて6インチのWindows 10端末「GPD MicroPC」を開発中です。Gemini Lake N4100、メモリ 4GB、128GBのM.2 SSDを搭載予定の本機ですが、2月15日からIndiegogoでクラウドファンディングを募り、実際の出荷は5月第2週からとなるようです。
クラウドファンディングの予定価格はなんと299ドル。6インチとなるとテキスト入力はサブ的なものとなりますが、私が購入する場合の使用としてはミニPC替わり。ミニPC・デスクトップ代替として普段はテレビの大画面に接続し、ちょっとした外出時の携帯端末としての使い方がいいように思います。
今回は以下のサイトからの引用をメインとしての情報などを記載します。PC Watchでは既に試作機を入手しレビューしており参考になります。
情報・画像引用元
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GPD MicroPCのスペックと特徴
私が感じるGPD MicroPCの大きな特徴は、6インチ 440gの小さなボディにキーボードとタッチパッドを詰め込んだこともありますが、ポート類や機能が充実したうえに、安価での販売予定であること。
なお、詳細においては冒頭に記載のPC Watchの試作機レビューが詳しいため、そちらを参照いただき、ここではポイントと個人的なコメントのみを掲載しています。
- OS: Windows 10 Pro 64bit, Ubuntu MATE 18.10
- ディスプレイ: 6インチ、16:9、IPS、解像度 1280×720、タッチパネルは未搭載
- CPU: Gemini Lake N4100
- GPU: lntel UHD Graphics 600
- メモリ: 4GB DDR4
- ストレージ : 128GB M.2 SSD 2242サイズ、SATA 3.0接続
- WiFi: 11 a/b/g/n/ac
- Bluetooth: 4.2
- ポート類 : 3 × USB 3.0、1× USB Type C、HDMI、RJ45 有線LAN、1 × RS-232
- バッテリー: 2 × 3100mAh
- サイズ: 153 × 113 × 23.5mm、重さ 440g
- キーボードはバックライト付き、タッチパッドあり
- ディスプレイの360度回転機構は未搭載
- 本体のファンはオンオフ機能付き
特徴的な箇所に黄色網掛けしましたが、一部のスペックに対するコメントは以下となります。
- Windows 10とUbuntuのデュアルOSとなり、しかも Widnows 10 HomeではなくProを搭載しているのは立派。
- 6インチでキーピッチは11mm程度(PC Watch情報)となり、横幅は153mm。先日 私が購入したミニキーボード(Win 10で使用のタッチパッド付ミニキーボードのレビュー。約千円ながらも感動の快適操作と多機能性)プラス10mm程度の横幅となり、さすがに軽快なタイピングは困難と思われます。PC Watchでは「1週間ほど練習して慣れれば、ストレスにならない完成度」と表現していますが。
- 私はGemini Lake N4100、メモリ 4GBの端末を複数所有していますが、ライトユースではかなりサクサクな使用感です。メモリが4GBですが、スワップしても高速なSSDですので問題ないでしょう。
- HDMIはまさかのフルサイズ、しかもシリアルポート付きで拡張性も十分。3 × USB 3.0、1× USB Type C、有線LANポートもとなれば、ミニPC並みの拡張性です。
- タッチパッド未搭載となりますが、6インチクラスのWindows 10となれば、タッチもかなり厳しい(私にとっては10インチの指タッチも厳しい)ため、未搭載で正解とも思えます。
- オンオフ付きのファンはありがたい。GPD Pocket操作時にはファン音がなんとやかましかったことか。N4100の場合、ノートPCならファンレスでも大丈夫ですが、6インチとなるとさすがにファンレスでは無理なため、必要に応じてオフにするといった使い方となるでしょう。
画像に基づく補足事項
Indiegogo(英語)の画像に基づき補足します。
▼タッチパッドがあるうえに、左側に左右ボタンとスクロール機能があるのが新鮮でこれらは便利かも。
また、前述のとおり、キーボード中央上にファンのオンオフボタンがあるのはかなり嬉しい仕様です。これまでのGPDの製品に対するユーザーのコメントも踏まえての機能追加だろうと推測します。
▼3 × USB 3.0、1× USB Type C、HDMI、RJ45 有線LAN、1 × RS-232のポート類は、ミニPC並みに拡張性の高いもの。USBは背面のみならず、左サイドにあるのも使い勝手を考慮してのことでしょう。
▼動画もリリースされていますが、やはり小さく ミニPC・デスクトップ代替の使用をメインとした使い方になろうかと思われます。
まとめ
2018年5月から出荷予定のGPD MicroPC。エントリークラスながらもライトユースではサクサク動く、Gemini Lake N4100とメモリ 4GBとスペックを落としたこともあり、従来のGPDの製品よりも安価であることがポイント高いです。
個人的には、One Mix 2Sを購入の検討していたのですが、GPD MicroPCも魅力的な端末であり、PCIe SSD搭載のOne Mix 2Sか、価格が半分近くのGPD MicroPCとすべきか悩ましい選択です。
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