GMKtecより、CPUにAMD Zen 4 アーキテクチャのRyzen 5 7640HSを搭載するミニPC「GMKtec M6 Ultra」が発売となりました。
6コア 12スレッドのCPUですが、同CPUを搭載する他製品で計測のベンチマークスコアは、5万円前後のミニPCとしては高く、普段使いでは上位機と遜色ない動作です。なお、同社のミニPCで搭載事例の多い OCulink ポートを未搭載ですが、USB4を装備しています。
引用元・販売元
2025年8月23日現在では、GMKtec 公式サイトでの販売です。
GMKtec M6 Ultraのスペック
無印のM6は AMD Zen 3 アーキテクチャのRyzen 5 6600Hを搭載していますが、「M6 Ultra」は Zen 4 アーキテクチャのRyzen 5 7640HSにスペックアップしています。
GMKtec M6、Ryzen 5 6600Hを搭載 ミニPC スペックのまとめ、44,800円のセール情報
▼無印の「M6」よりスペックアップした事項に 黄色網掛けしています。ベアボーンのほか、メモリ 16GB / SSD 512GB、メモリ 32GB / SSD 1TBのセットモデルが販売されていますが、下表ではメモリ 16GB / SSD 512GBのモデルを表示しています。
CPU | AMD Ryzen 5 7640HS、6コア12スレッド、最大 5.0GHz |
GPU | AMD Radeon 760M |
メモリ | DDR5 4800 16GB、2スロット、最大 128GB |
ストレージ | PCIe 3.0 SSD 512GB、空きスロットあり、双方とも PCIe 4.0をサポート |
WiFi | WiFi6E 対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB4、HDMI、DisplayPort、USB A 3.2 Gen 2 x 3、USB 2.0、2.5G 有線LAN x 2 |
サイズ | 128.8 x 127 x 47.8mm |
OS | Windows 11 Pro |
MINISFORUM UM760 Slim 実機レビュー、Ryzen 5 7640HSを搭載し5万円台、上位機と同水準で動作のミニPC
PC 実機で計測、Geekbench CPU ベンチマークスコアの一覧、サクサクと動作するスコアの指標
▲▼ Ryzen 5 7640HSを搭載するミニPCは、上の記事にて実機レビューしています。以下は実機で計測のGeekbench 5とCINEBENCH R23のスコアですが、前者のスコア「シングルコア 1886、マルチコア 8232」。
上の2つめの記事にて、これまでに実機で計測のGeekbench 5のスコアを一覧化していますが、このなか、普段使いのレスポンスに直結するシングルコアのスコアは、Core i9-12900HKや Core i7-1360Pより高く、Apple M2 Proに迫るもの。
▼DDR4 メモリ、M.2 PCIe SSD スロットをそれぞれ2つ装備しています。標準装備のM.2 SSDは PCIe 3.0ですが、PCIe 4.0をサポートしています。
▼スペックとしては、ミドルレンジの上位に位置するミニPCですが、同社の上位機と同様に CPUファンとシステムファンを備えています。ファン音量のレベルは35dBとあります。私のPCの使用感として、35dBは静音な部類です。
▼映像出力は、前面のUSB4、背面のHDMI・DisplayPortの3系統です。
まとめ
CPUにAMD Zen 4 アーキテクチャのRyzen 5 7640HSを搭載する「GMKtec M6 Ultra」。2025年8月23日現在では、公式サイトでの販売ですが、近々にAmazonなどの国内通販で販売されるものと思います。
メモリ 16GB / SSD 512GBの公式サイトの価格は 339.99ドル。国内通販で販売の際には、5万円前後と思われますが、程よいスペックと価格の製品となり、普段使いではキビキビと動作することから、人気製品の一つとなる予感です。
引用元・販売元
2025年8月23日現在では、GMKtec 公式サイトでの販売です。
▼こちらは同CPUを搭載する「MINISFORUM UM760 Slim」の販売情報と実機レビュー記事です。メモリ 16GB / SSD 512GB セットモデルのAmazon タイムセール価格は 55,181円。

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