先日の記事「Fire HD 8、Bluetooth / USBのマウス / キーボードの接続を検証」にて、Fire HD 8にBluetooth・USBのマウス・キーボードを接続し、稼働状況を確認しました。私は、iPad、iPad miniで快適に使用できるBluetoothキーボードを、かなりの時間を割いて検証し、自宅に数種類の持ち運び用キーボードが転がっています。
そこで、今回はこれまでのBluetoothキーボードの検証・私のレビューを踏まえ、Fire タブレットにて快適に使用できるキーボードを5製品ピックアップしました。
Fire タブレット向けキーボードを選択する際の留意事項
これはiPadシリーズ / Android / Windowsタブレットにも共通することですが、以下に留意くださいませ。
- 一部を除く、通販サイトで多く流通しているキーボードは英語キーボード。英語キーボードの場合、例えば日本語入力の際に、かな入力の切替キー(Fire タブレットの場合は、shift・スペースキーの同時押し)など、日本語キーボードと異なります。
- ただし、私の経験では、英語キーボードも数時間で慣れ、日本語キーボード並に入力することができます(繰り返しますが、慣れは必要です)
- Fire HD 8は8インチですが、8インチ向けのキーボードを購入すると、一般のキーボードよりキーピッチが狭いため、ブラインドタッチを行ううえでは、やや窮屈です。このため、iPad向けのキーボードなど、ワンクラス大きめのキーボードを購入したほうが無難です。
- 実際、私は7.9インチのiPad mini3にiPad向けキーボードを常用しています。
- Fire HD 8で複数回 Bluetoothキーボードの接続を切り替えてみたところ、他のOSのタブレットも同様ですが、一発で接続できないこともあります。こんな時には、一旦 現在のキーボードの接続を解除し、登録し直すと認識します。
では、上記に記載のとおり、8インチ向けキーボードではなく、ワンクラス以上大きめのキーボードを前提に、下記のキーボードをピックアップしました。
iBUFFALO BSKBB24BK
コンパクト、薄い、軽い、打鍵音も比較的静か、そして安い(通販・店頭とも2,500円前後)と、おすすめ候補筆頭のキーボードです。
iPadの横幅とほぼ同サイズであり、キーピッチも広めで、打鍵音もそれほど気にならないため(周囲を気にする必要がないため)、英語キーボードに慣れてくると、かなりの高速でブラインドタッチできます。
Amazonレビューを参照いただけるとわかるのですが、各所のレビューも高評価なコメントが多いです。現在は、後継モデルが販売されていますが、店頭で試し打ちしたところ、新旧モデルの入力しやすさは同じと言ってよいでしょう。であれば、価格の安い旧型で十分。
▼私のレビュー記事です
▼BSKBB24BKとのマッチングもなかなかのもの
▼その薄さをライターと比較
▲キーボードを拡大。その他の拡大写真は以下の記事を参照ください
iBaffalo BSKBB24BK、iPad,iPad mini,他との外観マッチングのレビュー
iBaffalo BSKBB24BK コンパクトで操作性抜群なキーボードのレビュー
▼2018年12月8日 追記。
BSKBB24BKの在庫がほぼ無くなったようであり、中古でも高値となっていますので、後継となる製品へのリンクです。私は実機を使用していないのですが、AmazonレビューのFire 7でも使えたとの情報があり安心。
なお、以前に店頭で何度も感触を試してみたのですが、BSKBB24BKと同様のサイズ・タイピング感です。
Anker ウルトラスリム キーボード
iPad、iPhone向けの周辺機器を多く販売しているAnkerのキーボード。Ankerは全般的に安価な割には高評価な製品が多いです。このウルトラスリムキーボードは、シンプルなものですが、その名のとおりスリムで持ち運びしやすく、入力もそつなくこなせます。
当サイトではキーボード紹介の記事がやや多いのですが、具体的には記事にしていないものの、当サイト経由で最も売れているキーボードです(絶対数は少ないですが)。
▼2018年9月8日追記。Anker ウルトラスリム キーボードの実機レビューです。Amazonでの高評価も納得の快適タイピング
ロジクール K480BK
幅は約30cm、重量は電池込で815gと大きめですが、ペアリングできる機種をダイヤルにより切り替えることができるのが大きな特徴。
私の手持ちのキーボードはマルチペアリングに対応していないため、機種を切り替えて使用する場合、都度 ペアリングをやり直す必要があり、かなり面倒です。切り替えたい場合に限って、すんなりと接続できないことも多々あります。この切替がダイヤル一つで出来ると、かなりの効率化となります。
Logicool ロジクール K480BK Bluetooth ワイヤレス キーボード マルチOS:Windows Mac iOS Android Chrome OS 対応
ロジクール Keys-To-Go
朝夕の通勤電車内で、iPad mini3にて使用しているキーボードです。その特徴は、薄さ・軽さもありますが、打鍵音が静かなこと。カチャカチャ音はほとんどなく、電車内・飲食店・公共施設などで使用しても、その打鍵音で周囲を気にする必要はありません。
iPadにジャストフィットするサイズであり、ブラインドタッチは全く問題ないのですが、入力感に乏しいため、つい入力に力が入ってしまうのがデメリット。ブログ記事の2,000字程度でも、やや疲労感があります。
このデメリットらしきものがありますが、静かなキーボードを求める場合には、今後もこれ以上の製品はないだろう、と思われます。
▼私のレビュー記事です
▼薄さ、材質がわかるように、電源・USBコネクタ周りを拡大。キーボードに水をこぼしても、サッと拭き取れる材質であることも特徴の一つ。
▲キーボードを拡大。その他の拡大写真は以下の記事を参照ください
Keys-To-Go IK1041BK、ほぼ無音で快適入力のキーボードをレビュー
EC Technology 折りたたみ式キーボード
同製品が複数の販売店から販売されています。また、秋葉原のヨドバシカメラにて店頭販売しており、入力感を確認することもできます。
フルサイズキーボードを3分割の折りたたみ式としていることが特徴のキーボード。マルチペアリング対応であり、「Fn+C」を押すだけで、簡単に機種の切替ができます。
私のキーボード選びでは、当初は打鍵音よりもコンパクトさ、ブラインドタッチできることを優先としていたため、何度も購入しようと検討したキーボードです。
折りたたみ式キーボードと言えば、私のなかではリュードの製品(高価なため、今回 紹介していない)と、この3分割のキーボードとのイメージです。
まとめ
Fire タブレットにて快適に入力できるキーボードを5つ紹介しましたが、私が最もおすすめする製品は、iBUFFALO BSKBB24BKです。コンパクト、薄い、軽い、打鍵音も比較的静か、そして安いと、購入すべきポイントは全て揃っていると思います。
amazonでの参考価格は9,072円とありますが、旧製品となったためか、今や実勢価格は2,500円前後で相当にコスパが高い製品です。ただし、通販サイトの販売店によっては、「これって定価?」と思える価格が表示されていることもあるため、注意が必要です。
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