Fire HD 10が10/22まで4,200円オフに。そのコスパ度を中国製タブレットと比較してみた | Win And I net

Fire HD 10が10/22まで4,200円オフに。そのコスパ度を中国製タブレットと比較してみた

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突然始まることの多いAmazon Fire端末のセールですが、Fire HD 10が2018年10月22日まで4,200円オフ(32GB版11,780円、64GB版は15,780円)で販売しています。中国メーカーのコスパの高いタブレットを取り扱いことの多い当サイトでは、Fire タブレットを引き合いに出すことが多く「Fire タブレットよりコスパは高い」と言及することが多いのですが、Fire タブレットが4,200円オフとなると、従来以上にかなり魅力的。

今回は、Fire HD 10が4,200円オフであることを前提に、そのコスパ度をあらためて見直してみます。

 

※ トップ画像の引用元:Amazon Newsroom

Fire HD 10のスペック、競合機との比較

量販店・国内通販で販売している、国産あるいはHuawei・ASUSあたりのタブレットと比較すると、通常価格でも十分にコスパの高いFire HD 10ですが、今回の4,200円オフのセール価格を、Amazonでも販売しているTeclastの端末と比較した場合にはいかがなものか。そのスペック・価格をTeclast A10S、T20、M20と比較してみました。

 

※ Teclastの価格はAmazon価格ではなく、GearBestサイトでの価格です。

Fire HD 10 32GB版の場合、競合するのはTeclast A10S。このTeclast A10SはAmazonでの価格は16,500円と割に合わないのですが、海外通販サイト「GearBest」での価格は送料込で11,384円(セール・為替レートにより変動、10月14日時点の価格)となり、セール価格 11,780円のFire HD 10とほぼ同じです。

Fire HD 10 32GB版Teclast A10Sとの、スペック上の比較は以下のとおり。

 

  • CPUはTeclast A10SのMTK8163に対し、Fire HD 10はMTK8173。MTK8163はFire HD 8に搭載されているCPUですが、型番も近いようにMTK8173が僅かに優位ですが、ほぼ互角と言ってよいでしょう。
  • GPUはTeclast A10SのARM Mali-T720に対し、Fire HD 10はPowerVR GX6250。頼みの海外サイトにもGPU単体のベンチマーク比較は見つからなかったのですが、私が所有するTeclast M89がGX6250を搭載しており、Fire HD 10とはCPU(SoC)が異なるために単純に言い切れないのですが、GPUを多用するアプリもサクサクと稼働します。
  • カメラの画素数はTeclast A10Sが優位ですが、画素数に勝る中国メーカーのタブレット・スマホの場合、オートフォーカスが遅い・シャッターのタイムラグがあることが多々あるため、スペック上のカメラの優越は参考ならず。
  • スペックに表れない項目でTeclast A10Sが優位なのが外観の質感。Fire HD 10がプラスチック製であるのに対し、Teclast A10Sの背面はアルミ製。エントリークラスのタブレットの場合にも、Fire タブレットあるいは国産のタブレットも中国メーカー製の質感の高さには敵いません。
  • ディスプレイにおいては同じ解像度のIPSパネルですが、Teclast A10SはOGS(one glass solution)パネルの搭載により、タッチパネルと液晶面との隙間が少ないのが特徴。一方のFire タブレットは手元にあるFire HD 8はこの隙間が気になります。

 

全般的なレスポンスで言えば中国メーカーの2万円クラスの端末と比べると劣りますが、ほぼ同一スペックの端末の私の使用感では、Webサイト閲覧・動画視聴では十分です。

なお、Fire HD 10はAndroidをベースとしたFire OSとなり、インストールできるアプリはAndroid タブレットと比較すると制限されますが、OSによる相違はここでは比較対象外としています。

 

▼非公式な手法となりますが、Fire タブレットにChromeなどのGoole Playアプリをインストールすることもでき、我が家のFire HD 8のメインブラウザはChromeを使用しています。

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▼比較対象とした端末の記事はこちら。

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まとめ

Fire HD 10と中国メーカー「Teclast」の10インチタブレットのスペックをあらためて比較しました。Fire HD 10の通常価格では、Teclastの端末がよりコスパ度が高いのですが、4,200円オフとなれば、Teclastのエントリー機種であるA10S(Amazon販売価格ではなく海外通販サイトでの価格)と同等のコスパ度と判断しています。

海外通販サイトも輸送中の保証などしっかりしたものですが、配送期間・Amazon端末であることによる安心感も含めると、4,200円オフでのFire HD 10もかなりの魅力度となります。

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