GPD Pocketのクローン的な8インチのWindows 10端末「Falcon」が2019年2月にリリース予定です。GPD Pocketのクローンとしては、One Mixそして大幅にスペックアップされたOne Mix 2が販売された際にも衝撃だったのですが、今回はまさかの8インチです。
「GPD Pocket / One Mixに興味があるものの、7インチは小さすぎる」と感じている方(私がそうです)にとっては、購入候補となりそうな端末です。
▼2019/4/24追記。海外の一般通販サイト(Geekbuyin)でも販売開始となりました。
GPD Pocketの8インチクローン「Falcon」が販売開始。スペックとクーポン価格情報
画像引用元 : Kickstarter
Falconのスペック
GPD Pocket、One Mixと比較すると、8インチとなったことが最大の特徴。スペックの記載の前に、8インチ端末でのキーボードの使用感について記載します。
一般的な8インチ用キーボードの使用感
比較対象となるかの疑問はさておき、以下のリンク先記事のとおり、私は7.9インチのiPad miniを利用し、サイト記事のタイピングを行うことがよくあります。
古いキーボードケースであるものの、ロジクールのキーボードの恩恵も大いにあるのですが、iPad miniでのキーボード使用感は以下となります。
- フルキーボード並みではないのですが、意外とサクサク、ほぼタイプミスすることなくブラインドタッチでき、3000字前後のタイピングも楽にこなせます。
- 8インチクラスでのキーボード使用の快適さは、ソフトキーボードやフリック入力とは比較にならず。
- 7インチでは、GPD PocketとNexus 7向けのキーボードの使用経験がありますが、長文の快適なタイピングとはほど遠く短文向き。
上記コメントは、キーレイアウトがよく考慮され、評価の高いロジクールのiPad mini用キーボードを使用した場合となりますが、7インチのGPD Pocketのキーレイアウトもまた適切となっているために、8インチのFalconならそれほど苦にならずにタイピングできるのでは、と思います。
▼7インチのGPD Pocketのレビューはこちら
Falconのスペック
では、Kickstarterサイトから引用のFalconのスペックを記載します。
- CPU : Pentium Silver N5000
- メモリ : 8GB DDR4
- ストレージ : 128GB / 256GB SSD
- ディスプレイ : 8インチ IPS、タッチパネル、解像度 1920 × 1200、360度の回転機構付き
- Wifi : 11ac/a/b/g/n
- Bluetooth : 4.1
- ポート類 : USB Type-C、USB 3.0、Mini HDMI
- バッテリー : 3.8v / 5800mAH
- サイズ : 200 × 130 × 20mm、重さ 650g
- OS : Windows 10 and Ubuntu
- キーボードはバックライト付き
- 筆圧1024レベルのスタイラスペン対応
スペック上、GPD Pocket / Pocket 2、One Mix / One Mix 2 / One Mix 2Sと大きく異なるのは、CPUにPentium Silver N5000を採用していること。
Pentium Silver N5000のベンチマーク・レスポンスをざっくり言えば、同じくGemini LakeのCeleron N4100のチョイ増し程度。
「程度」といえば語弊があるのですが、私はGemini Lake N4100をメイン機として使用しており、Webサイト閲覧、動画視聴、極端に重くはないオフィスソフトでは、まず遅いと感じることはありません。
One Mix 2のCore m3-7Y30、Core m3-8100Yには敵いませんが、私の感覚では、負荷の激しいゲームなどを行わない限りでは、N5000 / N4100クラスのCPUで十分。
ただし、One Mix 2/2SのSSDはPCIe接続のため、SATA接続のFalconよりも爆速です。
画像でみるFalconの特徴
スペック以外の特徴としては、GPD Pocket / One Mixと同様ですが、ポイントのみあらためて確認です。
▼ One Mixと同様に、360度の回転機構付きのディスプレイ
▼GPD Pocket、One Mixも同様ですがボディは厚め。Falconの場合は厚み20mmですが、ずんぐりしたように見えます。
▼目新しく感じるのがFan Mute Botton。文字通りにファンの回転数を抑えて耳障りなファン音を軽減できるものと思われます。GPD Pocketは、ちょっとやかましいファンのために、このMuteボタンには期待。
▼天板の素材はアルミとマグネシウムとなり、もちろんキーボードはバックライト付き。
▲アクティブクーリングメソッドとありますが、詳しいことは不明。画像をみると、マザーボードと底板の間に空間があり、空流効果を高めているように見受けられます。
▼スペック上のOSはWindows 10 and Ubuntuとなっていますが、以下の動画ではWindows 10とUbuntuを切り替えて使用しています。
まとめ
デザイン・機能はOne Mixと全く同じと言えるFalconですが、私のように「7インチでは小さすぎると感じている」方にはよいかも。
実機を使用してみないと判断できないのですが、他の8インチ端末を使用する範囲では、それなりに長文をタイピングできるのは8インチからとの認識です。
なお、肝心な価格ですが、Kickstarterサイトでの早期予約特典的な価格は、128GB SSDのバージョンは399ドルとなっています。
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