Gemni Lake N4100を搭載する14インチノート「Jumper EZBook X4」がいよいよ出荷開始です。2018年5月12日の紹介時には536.9ドルだった価格も、GearBest では今や299.99ドル。しかも、初回オーダー100個限定ですが、USBマウスとUSBハブが付いています。
出荷直後のセールかと思われますが、EZBook 3 Proの購入を検討していた方にとっても、十分に狙える価格帯ではないでしょうか。また、eMMCではなく、128GB SSDを搭載してこの価格のため、EZBook 3 Proよりもコスパは高いような感覚です(ただし、TNパネルですが)。
GearBestサイトのイメージ写真も更新、動画もアップされていますので、再度のご紹介です。
▼2018年9月2日追記。GearbestサイトにてEZBook X4のIPSパネル版が279.99ドルにて販売しています。当記事は古い情報であるため、文末の価格情報、あるいは以下の記事を参照ください。
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EZBook X4のスペックと留意事項
スペックにおいては、同じくJumperのEZBook 3 Pro、3 Plusを比較しています。
CPUはそれぞれ異なり、過去記事においてもスペックを概説していますので、ここでは基本スペックのコメントは割愛。EZBook X4で留意いただきたいのは、メリット・デメリットを含め以下の事項です。
- メモリは4GB。一般的な使い方でメモリ6GB/8GBも消費することはないのですが、DDR4メモリが高価なため、他社のGemini Lake端末も含めメモリ搭載量は4GBが一般的になっています。
- ディスプレイはIPSではなくTNパネル。 同じく14インチのJumper EZBook LもしくはPlusでは、「仕様上はTNパネルとしながらも製品を受領してみるとIPSパネルだった」との海外ユーザー情報もあるようです。TNパネルかIPSパネルかは受領するまでわからない、くじ引きのようなものですが、同様の状況を期待する声もあります。
- キーボードではJumper初のバックライト機能付き。キーボードのキーがシルバーであることも、Jumperの製品としては新鮮です。なお、ボディはもちろんアルミ製。
- 299.99ドルの価格は初出荷の記念セールと思われますが、冒頭のとおり、この価格で128GBのSSD搭載ですので、セール時には230ドルほどのEZBook 3 Proとコスパは同等以上との認識です。ただし、TNパネルですが。
製品動画にみる質感など
▲こちらはGearBest製品ページにある実機の動画。あまり多くを確認できないのですが、認識できる範囲でのコメントです。
- 他のアルミ製ボディのJumper製PCと同様に質感はいいですね。また、ベゼル幅も十分に狭い。
- 視野角、ディスプレイの映像をみると、やはりTNパネルか。
- キーボードの質感は、EZBook 3 Proよりもよい。キーボードの造りは以下のリンク先のChuwi Lapbook Airに似ているようなイメージ。
- EZBook 3L / 3 Plusと同様の大きなシルバーのタッチパッドで、キーボードの色調と統一感あり。
▼キーボードはChuwi Lapbook Airの造りに近いイメージ。
▼全体の醸し出す質感はEZBook 3 Proより上とみています。やはり、EZBook 3 Proではコストカットの形跡のあるキーボード・タッチパッドの質感がよいです。
▲HDMIポートはまさかのmicro HDMI。端子が大きいほうがしっかりと接続できるため、ここはmini HDMIがよかった。
まとめ
過去記事にて、EZBook X4は紹介済であるため、プラスアルファの情報でした。今回の299.99ドルの販売は出荷セールと思われ、セール時などにはこの価格が基準になってくると思われます。とした場合に、Gemini Lake・128GBのSSDを搭載したうえでのこの価格はかなりのコスパ度。ただし、何度も掲載のとおりTNパネルとなり、この影響が今後の売れ行きにどう影響するものか、海外サイトをメインに注視したく思います。
▼Jumper EZBook X4 IPSパネル版の価格情報(2018年9月19日時点)。TNパネル版とIPSパネル版の双方が流通していますが、おすすめはIPSパネル版です。
JUMPER EZbook X4 (IPSパネル版)