これまで当サイトでは記事にすることが少なかった Jumper EZBook S4。というのも、現行のCPUにCeleron J3160を搭載するバージョンに魅力を感じず、やや割高感もあったため。ところが、Banggoodにて Gemini Lake N4100を搭載する旧バージョンが販売されており、メモリ 4GB / ストレージ 64GBのバージョンは、個数僅かながらも 約25,000円の価格(メモリ 8GB / ストレージ 128GBは約33,000円)。これならおすすめできます。
Jumper EZBook S4、Gemini Lake版のスペック
Amazonで販売の以下のCeleron J3160版と異なるために留意ください(ボディなどの基本構成は同じですが)。
▲よくない意味で唖然とするのが、Amazonでのレビュー件数とレビューコメント。EZBook S4をはじめ、Jumperの製品(中国メーカー製PCは一般的には、それほど認知されていないという意味)でこれほどの件数を集めることはなく、無関係のレビューコメントがほとんどです。
さて、今回紹介のGemini Lake版のスペックは以下となります。
- CPU : Gemini Lake N4100
- メモリ : 4GB、8GB版もあり
- ストレージ : 64GB eMMC、128GB版もあり
- ディスプレイ : 14.1インチ、IPS、解像度 1920 x 1080
- WiFi : 11b/g/n/ac
- Blutooth : 4.2
- バッテリー : 7.6V / 4600mAh
- ポート類 : USB 3.0、USB 2.0、Mini HDMI
- OS : Windows 10 Home
- サイズ : 32.8 × 21.5 × 1.5 cm、1.6kg
Gemini Lake N4100搭載機としては、メモリ 8GBを選択できること以外は一般的なスペック。ただし、今回紹介のS4の場合、CPUが現行のJ3160ではなく、当初搭載していたGemini Lake N4100であることが最大の特徴。
以下はGeekbench 4のCPUベンチマークスコアですが、上段がGemini Lake N4100、中央がCeleron J3160、下段がApollo Lake N3350。J3160のSingle-Coreのスコアの低さが際立ちます。
私の経験では、下段のN3350においてもWebサイトの画像表示などで引っ掛かりを感じるため、J3160のレスポンスはやや不安であり、海外通販サイトやAmazonでのJ3160搭載機の販売価格は割高感があります。このために、当サイトでJ3160版のS4を紹介していませんでした。
▼細目のベゼルでしかもブラックのため、ディスプレイは精悍に見えます。
▼ポート類はUSB x 2、Mini HDMIと十分。
▲▼私のJumper EZBook X4 / X4 Proの使用感では、ホワイトのキーボードに白の印字は視認性がよくないのですが、S4の印字はブラックもやや入っているため、それほど視認性がわるいことはないように感じます。
また、キーボードのEnterキー右側に一列ないことにも好感。
▲▼引用したEZBook X4 / X4 Proのレビュー記事はこちら
▼背面には、SSDスロットへアクセスする小さな扉がありませんが、ネジを外して裏蓋を外して取り付けるタイプですね。
価格情報
EZBook S4 Gemini Lake版のBanggoodの価格情報。Celeron J3160版のAmazonの価格は約34,000円(7/21時点)ですが、Banggoodでは、メモリ 4GB / ストレージ 64GB版が約25,000円、メモリ 8GB / ストレージ 128GB版が約33,000円と、CPUの相違からもGemini Lake版がおすすめ。
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