会社で生じた現象ですが、OneDriveに保存した Excel ファイルですが、OneDriveから「ブラウザで開く」と「アプリで開く」において、同じファイルでありつつも ブラウザでは更新内容が反映、アプリでは更新内容が未反映となることが頻発しました。
週末をまたぎ週明けにアプリで開くと、ブラウザと同じ内容だったのですが、数十人の会社の部門内において、OneDrive / SharePointともに、アプリの種類を問わず、同事例が複数あります。2024年8月4日現在、根本的な原因と対応は明確でないのですが、困った事例として記載します。
ブラウザとアプリで、同一のExcelファイルの内容が異なる現象
同種の現象は、約10年前の2014年11月20日の以下の「Microsoft コミュニティ」に記載があり、未解決のままクローズとなっています。
オンラインでの編集が反映されない、Microsoft コミュニティ、2014年11月20日
上の簡易的な表の事例での、今回生じた現象は以下です。なお、複数名で共有しているOneDriveでのExcel ファイルの事例ですが、会社の同僚によると、SharePointに保存した PowerPointでも生じているようです。
- 本来あるべきテーブルは上の先頭です。OneDriveにて「ブラウザから開く」と修正・追加箇所が正しく反映していますが、「アプリから開く」と修正・追加箇所が反映されず、3つめのテーブルの表示となります。
- アプリから開いた場合、Excelの冒頭に「更新をお勧めします。このファイルの新しいバージョンは、サーバー上にあります」のメッセージあり。また、「コピーの保存」「変更の破棄」の選択ボタンもあります。
- ただし、上記2に従い、「コピーの保存」をローカルに保存しても、3つめのテーブルの表示となることは変わらず。「変更の破棄」を実行しても、状況は変わらず。
- 他の二名がファイルをブラウザとアプリで開いても、上記の現象は変わらず。
▼上記2のメッセージの事例です。「読み取り専用」のメッセージを伴うことは多くないものの、「更新をお勧めします。このファイルの新しいバージョンは、サーバー上にあります」のメッセージは頻出します。なお、OneDriveにてファイルを共有、他の方が編集中と思いきや、そうではありません。
根本解決ではないが、本来あるべきファイルが開いた事例
根本解決には至っていませんが、本来あるべきファイルが開いた事例は以下となり、Webを参照しても 定まった対応方法を見いだせず、困った現象です。
下記以外では、PowerPointにおいて、ブラウザとアプリとのバージョンが異なっていた。アプリのアップデートにより、上の段落の課題解消となった事例があります。
- 金曜日に生じた事例ですが、週末を経て月曜日にアプリから開くと、何事もなかったかのように、本来あるべき表示となった。
- Excelのメッセージどおりに コピーをローカルに保存し、しばらく経過後にOneDriveから開くと、本来あるべき表示となった。ただし、解決しない事例も多いです。
- アプリのExvelを開き、「最近使ったアイテム」から該当のファイルを「一覧から削除」すると、本来あるべき表示となった。
上記の対応以外の事例もあったとの記憶ですが、会社の同僚にヒアリングしたうえで、対応事例の追加があった場合には追記します。
なお、会社で設定のクラウドストレージでは同現象は生じておらず、OneDrive / SharePointでのファイル共有・同期の遅延など、何等かの課題があるものと思われます。
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