Android タブレットにおいて、複数の新モデルの発売、アスペクト比 3:2の14インチの製品を販売など、最近 特に元気な「DOOGEE」ですが、今回はエントリークラスの「U11」について記載します。
CPU(SoC)はUNISOC T606、物理メモリ 4GBのエントリー構成、11インチ液晶はHD画質となりますが、人気のポイントは Android 16と価格。上の画像のキーボード、マウス、ケース、タッチペン、フィルムが付属したうえで、2025年8月24日現在のAmazon 価格は 16,499円。
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DOOGEE U11のスペック
スペックは下表となりますが、LTEに未対応のWiFi モデルであることにも注意ください。なお、スペックの確認おいては、AliExpressで販売の「DOOGEE U11」のAndroid 15 モデルも参照しています。2025年8月24日現在、AliExpressではAndroid 16のモデルは販売されていないようです。
Amazonの販売情報では、CPU(SoC)において UNISOC T7200とT606と混在していますが、T7200はT606のリネーム版となり、同じCPU(SoC)です。
CPU | UNISOC T606(UNISOC T7200)、8コア、12nm プロセス |
メモリ | 物理メモリ 4GB + 拡張メモリ 12GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 11インチ、解像度 1280 x 800、IPSパネル、90Hz リフレッシュレート |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth / GPS | Bluetooth 5.0、GPS搭載 |
LTE | 未対応 |
カメラ | リア 13百万画素、フロント 5百万画素 |
バッテリー容量 | 8580mAh |
サイズ | 厚み 7.9mm、537g |
OS | Android 16 |
その他 | Netflixも含め Widevine L1に対応、顔認証に対応、2スピーカー、金属製の筐体 |
▼同社のUNISOC T606を搭載するタブレット(DOOGEE T10S)は、以下の記事にて実機レビューしています。実機で計測のAnTuTu ベンチマーク v10のスコアは約25万となり、エントリークラス・低価格の製品ですが、この価格としてはスコアは比較的 高いです。
スコア 約40万のHelio G99を搭載する製品と並べて、あるいは交互に使用すると、基本動作においても僅かにレスポンスの相違を感じますが、単体でのライトユースでは 遅さを感じることなく動作します。

▼UNISOC T7200とありますが、UNISOC T606のリネーム版です。メモリは物理メモリ 4GBと、ストレージの空き容量から最大 12GBまで仮想的にメモリとして割当可能な拡張メモリ 12GBの構成です。拡張メモリは物理メモリより速度が劣りますので、あくまで緊急避難的なメモリの位置づけです。
▼11インチの液晶は 90Hzのリフレッシュレートに対応し、ゲームやブラウザのスクロール時など、滑らかな動きを実現します。ただし、鈍感な私には 60Hz vs 90Hzの相違を実感しにくいもの。
なお、注意すべきは 液晶の解像度が1280 x 800のHD画質であること。感じ方は人それぞれですが、私の場合、FHDと比較すると 文字の粗さがやや気になります。
外観と付属品
背面は金属製、ブルー・グレー・ブラックの3色展開です。グレー・ブラックのタブレットが多いなか、DOOGEE社の端末は さわやかなブルーやグリーンの製品も多いです。
▼フラットなサイドです。2スピーカーは横持ちでの両サイドに配置されています。
▼カメラ周りの拡大画像ですが、丁寧な作りですね。
▲▼上の画像はAmazon、下の画像はAliExpressでの付属品一式です。Amazonの画像では背面色が異なり、AliExpressの画像ではAndroid 15となっています。
付属品は、ケース・フィルム・Bluetooth キーボード・マウス・タッチペンです。キーボードは、Amazonにて 1,000円台でも販売されている汎用的なもの。付属品合計で 4,000円ほどでしょうか。付属品とのセットモデルのAmazon 価格は 16,499円ですので、単体価格は12,000円台との認識です。WiFi モデル、液晶はHD解像度となりますが、この価格であれば人気製品となるのも納得です。
まとめ
キーボード、ケース、マウスなどが付属し、セット価格は 16,499円。CPU(SoC)も AnTuTu ベンチスコア 約25万のUNISOC T606を搭載していますので、普段使いでも遅さを感じることなく動作するモデルです。
ただし、WiFi モデルであることを前提に、液晶の解像度がHDであり、同価格でFHD、基本スペックもやや上位の「Tabwee T90」と比較すると、やや厳しい状況のように感じます。
▼こちらは競合する「Tabwee T90」。UNISOC T615、FHDの液晶ですので、スペックはこちらが優位です。また、価格も同じですので、コスパ面でも「Tabwee T90」が優れています。
Tabwee T90、11インチ Android 16 タブレット。UNISOC T615 8コア RAM 8GB、ケース・キーボードなどが付属し、クーポン価格は 16,499円
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